2012.06.07 Thursday
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34 名前: ◆zeBlsFcand8U 投稿日:2012/06/01(金) 18:23:51.84 ID:2jnNWOSk
小さい頃、お化けなんていないと言っていた。
所謂、怖がりの精一杯の虚勢というやつだ。見栄っ張り。
その性格が俺を周囲から遠ざけた。疲れるやつの相手はしない。賢いやり方だ。
俺は、期待と現実のギャップを受け入れられずに、内向的になっていった気がする。
大学に進学し、一年を三回やった。
ようやく進級出来ることになった時、郷里の両親が大学に呼び出された。
「一年を三回やるような人はとてもではないが在学期間中に卒業はできない」
大学学長は、自主退学を両親に薦めた。
或いは、休学して、勉学に本腰が入れられる精神状態になるまで休め、と。
理由は簡単だ。私が講義を自主欠席ばかりしていたからだ。
大学に通ったことのある人なら、少なからず憶えがあるかもしれない。
サークル等の出席率は高いが、講義時間にすらバイトを入れている人。
私もこれだった。
大学では友達を作りたいという思いが、持ち前のコミュニケーション下手で不審に終わり。
ちょうど仕送りが少ないのではじめたバイトに逃げ込んだ。
大学に通いながら、二つのバイトを掛け持ちして、21万程稼いでいた。
食費は、スーパーのバイトで、廃棄の惣菜や弁当をもらっていたのでゼロ。
金は主に遊びに消えた。金を使えば、仕事中の人は興味をもってくれる。
パソコン系のサークルでは、どのパーツを買ったとか、どのゲームをやったとか
金で解決できる話題が主だったので、ゲームにものめり込んでいた。