736 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:06:03 ID:BQFYM52P
凄く久々に投下します!クリスマスは狙ってたのに、書けずじまいだったので、
バレンタインネタでリベンジしました。ちなみに復讐オチじゃありません…

737 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:06:51 ID:BQFYM52P
ふぅ…寒いな、俺は二月の寒空の下の通学路を歩いてた、
もうすぐ高校一年目も終わりか…まぁそんな事よりも、
今日この日は男達にとって、敏感にピリピリする一日だというのが何よりも重要だった。
そう…二月といえば節分!じゃなくて…バレンタインだ!
今日は二月の十四日、またお菓子業界に振り回される日か…、
でも女の子からチョコレートを渡されると嬉しいからな、
例えそれが義理でも心躍るもんだよ。
かつての俺もそうだった特に意中の相手がいるわけでもないのに、
この日は朝からドキドキとさせて周りの女の子達の動きに過敏になってたものだよ。
何故過去形なのかというとだ、実は今の俺は最低でも一個は確保できる環境にあったのだ、
言っておくが母親とか姉妹からとかじゃないぞ。
それは…おっ、発見発見!
「おはよ、悠香!」
「あっ、おはよう古谷くん!」
目の前に現れた少し幼さを残す元気いっぱいの女の子、
彼女こそは俺の彼女…つまり恋人として付き合っている女の坂本悠香だった。
彼女とは中学校からの付き合いで、毎年になると手作りのチョコレートをくれている、
スマンな世の男ども…俺だけは幸せを満喫して!
「ところで悠香…その今日は…」
「いけない!そういえば日直だった!!先に行くね古谷くん!」
「バレ…あれ?」
悠香は慌てて駆け出していった…はは、そうだよな日直は大切だ大切…
なぁ〜に!まだだ…ようやく一日が始まったばっかりじゃないか!
俺は動揺しざわめく心を必死に堪え、余裕を取り戻すのだ…そうだ、まだまだこれからさ。

しかし…いざ学校に着くと、ようやくここで現状に気付く、
そうだ高校では俺と悠香のクラスは別だったんだ、
クラスも離れてるので、ちまちまと休み時間に会いに行く事は少ない、
だから学校の中ではそんなに接点は無いのだ、
あるといえば昼休みだが、そう一緒にお弁当を食べるのが日課だ、
だからきっとそのタイミングで…
「ゴメン、先生に用を頼まれて…一緒にお昼できないの」
「そ、そうか…それじゃ仕方ないよな」
「うん、じゃあもう行くね」
ははは…おのれ日直〜〜〜!こんな日に悠香の番にならなくてもいいじゃないか!
だが慌てるな…放課後だ放課後、いつも彼女は部活が終わるまで待っててくれる。
短い時間じゃないだろうに…聞けば待ってるうちに、図書室で課題とかやってるらしい。
だから今日も…するとさっきクラスに戻ったと思った悠香が慌てて戻ってくるのだ。
「忘れてた…今日ね、お母さんから用事を頼まれたのだから…一緒に帰れないの、それじゃ!」
「へ…悠香?」
俺はそれを聞き…固まった、え…まさか…今日の内に悠香に会うのって、
これが最後なんじゃ…おいおい今日はバレンタインだよな?
何か忘れてませんか…悠香さぁぁん!!!
俺は悲しげに心で彼女の背中に叫ぶのだった…。

はぁ…部活終了して体力も、そして精神力まで尽きた俺は、
ぐったりしつつ鞄を持って下校しようとする。
まさかチョコ0とは…部活の悪友に彼女にチョコはもらえたかと言われた時は、
本当にグサグサと胸にきたぜ、人気ある先輩なんかもらったチョコ自慢してたし。
きっと忘れているんだろう、そうだ…そうに決まってるよな?
とほほ…そんな風に俺はすっかり気落ちしてしまい、フラフラと校門をくぐろうとする、
するとフッと目の前に誰かが立ち塞がるのだ、なんだと目前を見ると…悠香!?


738 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:07:37 ID:BQFYM52P
「古谷くん…」
え…?あれ?用があるんじゃなかったのか?
何でここにまだ居るんだと、疑問に思いつつ呆然と立ってると、
スッと彼女はその手に持っているのを、突き出してきた…これは!
「はい…」
「もしかしてチョコレート?」
「うん…」
もしかして…驚かせようと一芝居を?
悠香の顔をジッと見つめると、その顔は真っ赤に赤く染めていた、
夕日が照り反射して、まるで強調させるように輝き潤わせてる瞳で、ジッと見つめてきて、
小柄な彼女の体も震えてる…そんな風に意識されて渡されたら、
感激のあまりに今更に惚れ直すじゃないか!!
「ありがとう…手作り?」
「うん…心をこめて作ったから」
「そっか、じゃあ…じっくり味わって食べるよ」
「えへっ、それじゃこんど感想…聞かせてね」
そんな結果なんて当然に今から決まってるじゃないか、
頷きつつ思ってしまう、一芝居が恥ずかしかったのか、
帰り道の悠香はいつもより大人しく無口で、ずっと赤面だった…
まだ小さく震える握った彼女の手からは、鼓動が強く響き聞こえてきたような気もした…
そういえば二年に上がると成績でクラス分けされると聞く、
俺達の成績の差からして多分また同じクラスになれず、
今みたいにこうして学校でもいつも一緒にはなれないだろうけど…
でも互いに好き合っていこうな、悠香…

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二月十三日の夜…私は家の台所で、湯せんを用意してチョコレートを溶かしていました。
こんな時間にお菓子作りするのは明日が特別な日だから…
今年のバレンタインも、大好きな彼氏…古谷くんの為にチョコレートを自作する事にしたの。
彼…喜んでくれるかな?甘いもの大好きなの知ってるけれど、
それでも美味しいと感じてほしいと願いをこめて、
じっくりと丁寧に型へと溶けたチョコを流し込み、手作りチョコレートを作ります。
ただ溶かして固めただけじゃなくて、トッピングにもこだわってみたりして、
今年もちょっと一工夫もして、市販とは違ったものに仕上げなきゃね。
そうじゃなきゃ手作りの意味ないし、材料もたっぷり買ったから失敗しても平気、なんだけど…
「あ…なんかちょっと作りすぎたかな?」
う〜ん張り切り過ぎたかしら?失敗した時も考えてとはいえ、
どうも材料を多く用意し過ぎたみたい、しかも思った以上に上手くいったから、
いつの間にか古谷くんやお父さんといった渡す相手の予定数をはるかに超えて、
かなり余る程にいっぱい作りすぎちゃったみたい。
お皿の上に完成した、山のように仕上がったチョコレートが積まれてます、
まぁ仕方ないから義理チョコとして誰かにあげようかな…
本命の古谷くんは当然に特大で力が入った作品に仕上がったけど、
他の義理用のもかなり本命と思われそうな出来になっちゃった。
さて翌朝にこの無事に出来上がったのを鞄に入れて、学校に持っていくのだけど…


739 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:08:08 ID:BQFYM52P
「おはよ、悠香!」
「あっ、おはよう古谷くん!」
朝の登校でいつものように古谷くんが後ろから駆けてきます。
大体この辺りで一緒に登校するのが毎朝の日課になってました、
だからここで渡すのもいいんだけど…
「ところで悠香…その今日は…」
「いけない!そういえば日直だった!!先に行くね古谷くん!」
「バレ…あれ?」
あえて逃げるようにして古谷くんを置いて走って先に学校に向かいます。
だっていかにもチョコを欲しがってたし…
何となく今年は悪戯心で焦らしてみようと思ったの。
せっかくの恋人のイベントだもん、ちょっと演出していいよね?
それに騙してないから、日直なのは本当だもん。

「へぇ〜これ悠香が作ったの?美味しいじゃない!」
「ありがと〜、でも美登里のも味いいよ」
「二人とも凄いな…私なんて買ってきたのなのに」
昼休みはお弁当を食べてから、女の子友達の間で、
それぞれの持ってきたチョコを味見してました、
もちろん義理として持ってきた分の余りだよ。
私の作ったチョコは好評で、これなら古谷くんに渡しても平気そう。
それにみんなに配ったおかげで在庫も処理できてるしね。
そんなこんなで授業を終えて日直の仕事も終わる頃…
「先生…よかったらどうぞ」
「おぅ!ありがたいな、義理だろうが喜んで貰っとくぞ…って凄い出来だな!?」
ふぅ…これで最後の用事終わったついでに、先生にも義理チョコも渡したし、
今度こそ本番だね…でも古谷くんの部活が終わるまで時間あるか、
いつもみたいに図書室にでも暇潰ししとこうかな…
私はそう考えながらに職員室から出て教室に戻りました。
戻ってくるともう誰も教室には…あっ、一人いた。
何をしてたのか知らないけれど、男子が一人残っていたの。
確か広岡くんだよね、彼も今まで何か用事あったのかな…
帰り支度してるから終わってるみたいだけども…あっ、そうだ…
ふとまだ鞄の中に義理分のチョコレートが一つ残ってるのに気付きました、
とりあえず配るべき人には配った後だし、せっかくだからあまり親しくないけれど、
これも縁って事で彼にもあげちゃおうっと。
そう決めるとゆっくりと歩み寄って、彼に声をかけました。
突然の事だからか驚く広岡くんの前に、スッと差し出すのは手作りチョコレート、
彼の目は驚きで大きく見開いていきます。
「ねぇ広岡くん…これあげる」
「えっ…これって!」
「今日はバレンタインだからね」
「!?」
あはは、凄くびっくりしてる…まぁ女子の中では人気ない男子だからね、
人気が無いというよりも存在感が無いかもしれない、
休み時間にはいつも本を読んでて、友達と一緒に居るというのは見たことなかったから。
彼は渡したチョコレートの包みを見て呆然としてた、
何だか信じられないって感じみたい。
「あの…もしかして手作りじゃ?」
「うん、そうだよ…今日の為に心をこめて作ったんだ」
「!?」


740 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:08:39 ID:BQFYM52P
うわ…感激してるのかな?まぁ広岡くんてあまりこういうのに縁の無い感じだもんね、
薄っすらと目元に涙が染み出てる事にも気付きます、そんな泣くなんて大袈裟だよ、
だって…これ義理なのに、まぁ嬉しいけどね。
あまりの彼の感激ぷりに、ニッコリと微笑む私…
なんであれここまで感動されては嬉しくなるよ、さて…
それじゃそろそろ教室から出ようかな、
そう思った時でした、彼は震えながら呟いたのは…
「そっか…そうだったんだ、僕の一方通行な片思いだって思ってたのに…」
「え?」
ふとその言葉にドキッとなる、あれ?何を言ってるのだろ…
まだ私は自分のしでかした大きなミスに気付いてませんでした、
この軽い気持ちでの行動が、彼の目にどう映って何を感じたのかを…
「僕も…僕も!!」
「えっ?あ…んんっ!!?」
その時だったの!急に目の前が暗くなった…あれ?何?何がどうしたの?
突然の事態に頭の中が混乱していく、今どうなってるのか判断付かない…
ただ感じてた、私の唇に…温かな感触が触れてる事に!
そして…目の前から大きく被さってきた咄嗟の体重に、足が耐えれなくなって…
そのまま私は床に倒れこんでしまったのでした。
「んぐっ!きゃっ!!あぅ…」
頭が床に叩きつけられたと思ったけど、しがみついてきた私のじゃない腕が、
衝撃から守ってくれたみたいで、背中が痛いくらいで済みました。
だけど何がどうなってるのか、目元を覆いつくす影に視覚が奪われて、
全く何も分からない…ただ口が塞がっていて、呻き声を出すしか…
「んぐっ…んん〜〜!!!」
え!何…何か口の中に入ってくる、熱いヌメヌメした塊が…やだ入ってこないで、
これ気持ち悪いよ…それは強引に侵入してきたから、
あまりの触感にゾワゾワと嫌悪感が全身に駆けてくる。
私は反射的に何とか追い出そうと自分の舌で押し返すけども、それはとても力強くて…
しかもヌメっとしてて滑ってしまう始末、うぇ!やだ…余計にくっついて気持ち悪い、
結果的に私にとってはより苦しむ状況になってしまってた。
こんなのやだ…だから上から被さるのをどけようとするけども、
私の力では弱くてそれが持ち上げれない…ひぃ!あ…臭いし…
鼻先が生暖かくて、とても酷い匂いをも感じさせてた。
もう何もかも苦痛だった…何が…どうなって…あっ!
その時になって、ようやく私は気付くの…本当に今更に、
この現状を頭で理解したのでした。
そう…そうなんだ、上に乗り被さってるのは広岡くんの身体…
そして目の前を塞いでるのは彼の顔…
しかも口を塞がせてるのは彼の口…
しっかりと密着し舌先も入り込み、互いの唇が触れ合ってる…!?
キス…されてる、私にとっての初めてのキスを!
古谷くんともまだしてないのに…!!
「んぐぅ〜!!んんん〜〜!!!」
絶望と何でこんな事に?という疑問…そして彼に対する裏切りみたいな申し訳なさが、
心を苦しめてくる、だけど何よりも逃げなきゃ!
だから必死に暴れて拒絶するの…でも逃げれない!
どんなに身体を動かしても広岡くんはどいてくれないし、
この口も離さない…しっかり唇を塞いで言葉も話せない、
それどころか私が何かしようとする度に、広岡くんの舌が絡み付いてきて、
口の中を舐めてくるみたい、やぁ…ドロドロしたの喉奥に流れてくるし、
これ…唾?彼の…汚い唾が溜まってきてる、このままじゃ飲んじゃう…
「むぐっ…むぅ…んんん〜!!」


741 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:09:11 ID:BQFYM52P
うぇっ!の、飲んじゃ…ったかも、ずっと口を塞がれてるから、
いくら喉奥で抵抗してても、問答無用に胃の中に流れ込んでいるみたい…
こんなの嫌、ひぃっ!!な…何?
「んぐぅぅ!!んん〜〜!!!」
やだ…急に何か強いの衝撃が全身に響いて駆けてくる、
まるで強い電流が流れてきたみたいに…
今度は何をされてるの?何を…きゃっ!また…
「んん〜〜〜!!!」
ふぅ…ふぅ…広岡くんの荒々しい鼻息が、私の鼻先に当たってる…
それで彼が何かしてるのは一目瞭然だった、
目には見えないけれど、体の感覚でそれが何か段々と理解してくるの、
彼は…その自由に動く手で、私の身体を触れてきてるみたい。
まず腕や腰…太もも、そして胸にも!やぁぁぁっ!!
「んんっ!!んぁ…んぐぅ…」
やだ…触らないで変態!揉まないで…私のおっぱいは古谷くんにも触らせてないの、
そこをそんなに…やぁっ!強く…んんんっ!!
最初は軽く恐る恐る触れてきてたのに、やがておもいっきりぎゅっと揉み掴んでもきてた、
そんな形が変わるほど…大きくないのに、小ぶりなのに…ひぅ!!
私の心の叫びなんて彼に聞こえる筈なく、広岡くんは私のそこを好き勝手に、
揉んで触って弄って…一人興奮してるみたい、しかも魔の手はそこだけで済まないの。
胸からの感触が急に消えたと思ったら、今度は…股辺りからまた強い衝撃がくる!
「!!?んんん〜〜〜!!!」
口で悲鳴がだせないから、背筋を反らし衝撃に耐える…やだ、こんな所にまで!
制服のスカートの下から手を突っ込まれて…パンツの上から触ってる、
大事なとこを…アソコを弄られてる!!
そこは駄目ぇ!!やだ…指で弄らないで、酷い…こんなのやだ!
よりによって…ここを触れられるなんて、あっ…ちょっと…まさか!
男の人に大事な箇所を触れられる…それだけでも衝撃的だったのに、
更に…ひんやりとした感覚を感じて、その異常に気付くの。
嘘…パンツを脱がせてる?え…ちょ…下着をひっぱられたら…やぁぁっ!!
勢いよく剥がされていく私の下着、ちょっとつまり今度は…ひゃぁ!!
さっきよりも激しく強い刺激に全身が震えてくる、嘘…嘘…あぁっ!!
触ってる…今度は下着越しなんかじゃない、直で…直接触られてる!!
やめて…そこは…あっ!だめぇ…ひぅっ!!
私のアソコを…そんなに弄らないでぇぇ!!!
広岡君は女の子の大事な所を、欲望のままに素手で弄り出してた、
指が這う感触が強い刺激になって押し寄せてきてる!
ヤダ…そんな事を言ってるように、広岡くんの口はもっと密着して、
私の口の中を舐めつくすの…そしてまた唾液を流し込んで、
その汚いのを飲ませられていく…下も同じ、
広岡くんの男の人の太い指先がアソコの中にまで侵入してきてくる、
ズブズブと入り込んで…内側を掻き回されてているみたい、
あぁっ!!やぁぁ…だめ…あぁぁ!!こんな激しい刺激を感じさせてた、
全身が痙攣してるのは嫌悪感のせい?駄目だよ…このままじゃ私、
その時でした、ハッと察するの…
ここが無防備にされてしまったら…まさか、広岡くんは!!
すると唐突に口元が解放されたのです、あまりにも唐突で一瞬で判断つかなかった、
後に思えばそれは唯一のチャンスだったかもしれなかったのに、
その時に叫んでいればまだ助かったかもしれない、呆けてなければ…
その刹那が命取りになってた、少し離れる広岡くんの身体…安堵する一瞬、
でもそれは絶望の始まりだったの。
「いくよ…坂本さん」
「えっ…」


742 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:09:44 ID:BQFYM52P
みしっ…何か軋むような音が鳴ったように、じわっと体の下から響いてくる…それは激痛!
呻く間もなく続いて肉が破れ裂ける痛みが、まるで突き刺さってくる様に駆けてくる!!
一瞬で目の前が真っ白になった…それくらいの激痛が走る!
「い…痛っ!!んぐぅぅぅぅ!!!」
そして悲鳴を塞ぐ分厚い唇…体重が乗り激痛に逃げようとする身体を押し付けてくる!
しかもより深くそれが入り込んでいく、中身を潰すように…
そこで私は現状を理解するのを止めた、激痛が思考を止めてしまったから…

その日、私は…奪われちゃったの、初めてのキスだけじゃなくて…
好きな人にあげるのが夢だった処女まで…
「はぁはぁ…」
「あ…あぁ…」
いつの間に…終わったのだろう?
我に返った時に感じたのは、ズキズキ痛む下半身、
そして喪失感…ジワジワと頭が働いてきて、ようやく自分の今を理解しました。
足下に真っ赤な血が垂れてる、それは喪失の証…
もう一つ白い雫も混じってた、それは…私の中に彼のが注がれた証。
多分それはそれで衝撃な事かもしれない、
だけど今はそれをまだ理解できなかった…
本当に頭の中が真っ白だったから…ただ汚された事を理解するので限界だったの。
荒々しい呼吸の音が、私達以外に誰も居ない教室に響いてる、
すると…ここでようやく私は嗚咽の声を響かせたの。
「う…うぅ…なんで…なんでぇ?」
涙が…出てくる、それはさっきまでの痛みとは違う理由で、
哀しいから流す涙に切り替わってた。
疑問が頭によぎる、何で…こんな事になったの?って…
汚れちゃった、失っちゃった…大切なの無くしちゃったよ。
「え…あの、坂本さん?だって…あの…あっ」

パシィィィン!!!

大きな音が鳴った…
目の前の私を犯した人が困惑して、自分の赤く腫れていく頬を押さえる。
私が咄嗟に平手で叩いた頬を…
ん…激しい痛みに今も苦悶してる私は、
自分のお腹の中にとても熱いのを感じてたのだけど、
その私に、彼は再び満足した表情で、その口を私の口に合わせようとしてたの、
またキスをするつもりで…でもそれが触れる前に、
私の解放された手は動いてた、頬を叩きつける為に。
そこでようやく彼は知ったみたい、自分のしてしまった過ちを…
すると泣きじゃくる私の目の前で彼は土下座した。
「ごめん!てっきり…チョコレート渡されて告白されたから、それで…」
「ち、違う…あれは…義理…」
「!?あ…あぁ…ごめん!坂本さん!本当にゴメン!!」
そこで私も察した…あぁ…そっか手作りチョコを普通渡したら、
本命だと思われるよね…告白したって勘違いしたんだ。
でも…たとえ告白の方でもさ、いきなりこれは…ないよ。
無理矢理に…セックスするなんて!
もう私は呆然となってた、ただ泣きつくした私はまだ平謝る彼を眺め…
そして教室に備えられてる時計をゆっくり見上げるの。
あっ、もうこんな時間なんだ…部活が終わっちゃうよ…そうだ行かないと…
「もういいよ、もう…」
「坂本さん?」
「誤解させて私もゴメン…だけど本当に違うから、私が好きなのは…貴方じゃないから」


743 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:10:15 ID:BQFYM52P
呟くように彼に告げながら、ゆっくりよろめいて立ち上がる、
いっ、痛い…まだ下半身がヒリヒリして麻痺してるみたい、
制服も乱れてて酷い有り様、でもここから早く立ち去りたかった。
例えまだ彼の事が許せなくても、怒り足りなくてもっと殴ってやりたくても…
今はもっと優先する事があるから、
ほら早くここから出て、汚れを拭いていかないと…
好きな彼に…古谷くんに本命チョコを渡さないといけないもん。
「今日の事…ヒミツにしてね、私も…誰にも言わないから」
「う、うん…」
「じゃあ…さよなら」
そのまま放心したように床に座り込む彼を置いて、
自分の鞄を持ってヨロヨロと廊下に出ます、そして近くの女子トイレに入るの、
洗面台でハンカチを水に濡らし、唾だらけの口元…血と白いので汚れた足下、
何よりまだ出血してる股…アソコを丁寧に拭っていく、
無残に散らされた処女の跡を綺麗に消し去るの…事実は消えないけれど。
まだ垂れるのは、生理用具でカバーすれば帰る間なら、足に垂れる事はないよね?
手早く古谷くんにこの事をバレるのを避ける工夫をしていく、
一通り終えると鏡を見て髪も制服も整えてっと…
うん、これで大丈夫、見た目はいつもと同じ、
ただ中は…大事なのをなくしちゃったけどもね、
また胸がズキッと痛む、でも行こう…もう時間だもの。
私は様々な痛みに耐えて、校門の前に足を進めた、
そして待つの…彼がここを過ぎるのを。
鞄の中には他の人に渡したのよりも、大きなチョコレートが用意されてる、
それを軽く隠し持って…心臓を大きく鳴らせ、待つの…
今日はこの瞬間を楽しみにしてたのだもん、ほら着たよ…ガンバレ私!
「はい…」
「もしかしてチョコレート?」
「うん…」

こうして今年のバレンタインは終わったの。

:::::::::

二年に進級して危惧してた通りにクラス分けで、
また悠香とは一緒のクラスになれなかった。
でも僕らの付き合いは変わらない、一年の時のように登下校はいつも一緒だ。
休みの時はデートもしたりする、まぁ時々は他に用があるからと断れる事もあったが、
それでも連休の時には夜遅くまで電話したりと、
俺達の仲は変わらず不変なんだぜ。昨夜なんかも…
「それさ、新しくできたCDショップの店員がさ」
『う、うん…あっ…んぐっ』
「ん?どうしたんだ?」


744 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:15:27 ID:BQFYM52P
突然に変な声を出したので驚く俺、しばらくの沈黙が心配を大きくする、
だが本当は一瞬の出来事のようで、直ぐに電話に出るのだ。
『あ…別に大した事ないよ、ちょっとコーヒー溢しちゃって』
「そっか、大丈夫か?」
『うん……んっ、大丈夫…ちょっと拭きながらだから電話し辛いだけ』
そっか…良かった、でもないかコーヒーなんか、
白いシーツに付くと汚れが洗い難いだろうし。
それにそろそろ時間も…
「染みになるからな、じゃあ今日はこの辺で止めとくよ」
『あぅ…ごめんね』
「いやいや頃合だしさ、じゃあ休み明けな」
『うん、おやすみ…あっ』

ガチャッ…ん?電話切る瞬間に何か言いかけたような、気のせいか?
とまぁ、そんな感じで付き合いは順調だ、
この調子なら遠くない未来に…こういうのもアリかな?
そう思って取り出すのはこっそり入手したエロ雑誌だ、
俺だって男…そういうのも興味津々で当たり前、
だから悠香にそういう望みを持ってても仕方ないだろ?
でも意外と悠香て身が固いんだよな…変に強気に迫って、
万が一に嫌われるのを考えると怖いし。
…俺がヘタレなだけか?いやいやそんな事は考えて無いぞ、
俺は彼女の事を考えてるだけだ!多分…とりあえず。
「コンドームくらい準備しとくか…」
いつ使うのか分からない避妊具を用意するという結論で落ち着いた。

季節は巡り再び冬が来る、クリスマスや正月の初詣は当然に悠香と楽しんだ。
このイベントをきっかけに、そっちの期待も含ませたが、
寒くなってきた辺りから悠香の調子が悪く見える時が増えた、
そういえば体育の授業も見学してる事が多いらしいし…心配だな。
とりあえずそんな状態の悠香に求めるのは酷いだろうと、
流石に自重する…まぁここは男らしく慌てずにな。
やがて再びバレンタインが訪れる、今年は去年のように凝った演出はせず、
朝の登校で出会った際に、スッと差し出してきたのだ。
「今年も…気持ちを込めて作ったから」
「ありがとう、また味わって食べるよ」
「うん…なるべく早く食べてね」
受け取ると赤く照れる悠香だった、まったく調子悪いのに凝ったの作ったんだな。
帰ったらじっくり楽しませてもらおうかな。
早く授業が終われと始まってもいない今から心で念じてしまう俺だった。
そんなわけで放課後、部活も終了して俺はまた校門で彼女を待つ。
ここの所は俺が先に来てて、待っている事が多くなってた、
どうも図書室でついつい長いし過ぎてしまってると言ってたけど、
やはり体調がよく無いせいなのかな?まぁ無理はしてほしく…お、着た!
「お待たせ古谷くん、また遅くなってゴメンね」
「いいよ、そんなに待ってないし」
「そうだ…チョコ食べた?」
「いや?帰ってから食べようと思ってたのだけど」
「そうなんだ、あはは…じゃあじっくり見てね自信作だから」
うむ〜この念の押しようは、よほど今回のは自信たっぷりなのかな?
これは帰ってからが楽しみだな、その時だ…同じ学年らしい男子が通り過ぎる。
「坂本さん、また明日ね」
「!あ…うん、また明日」
「?何だ、知り合いか?」
「…同じクラスメイトの男子だよ、同じ図書室の常連さんだからね」


745 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:15:58 ID:BQFYM52P
そっか、くそぉ〜羨ましい奴だ、俺よりも悠香と一緒の時間が長いのかよ!
思わず妬んでしまう、気軽に声をかけてきたのもその縁からか?
でもいいさこっちはチョコだって貰ってる仲なんだからな、
彼氏として男として心を広くしなければ、でも…やっぱ羨ましいな。
「どうしたの?」
「あ…何でもないよ、さぁ早く帰ろうぜ」
「うん…あっ、走らないで!ゆっくり歩こうよ」
「おっとゴメンゴメン」
まったく何を焦っているんだか、俺は心を落ち着かせて、
自分の彼女と一緒に歩くのだ、そう…俺は悠香の彼氏、
クラスメイトの男程度に嫉妬なんてみっともないぞ。

「今年はアルファベットの形のチョコか、へぇ〜」
家に帰り部屋に篭ると、さっそく彼女の手渡したチョコの包みを広げる、
うん…今年のチョコレートも良い出来みたいだな、
アルファベットが綺麗に仕上がっているぞ。
でも種類は少ないか、まぁ全種類にしたら型がいっぱい必要だろうしな。
これはEか、そしてこれはAっと、うん…美味い!
彼女の手作りチョコをじっくりと吟味していく俺、あ〜幸せだ。
なんたって彼女の真心がたっぷり篭ったチョコだもんな!
他の連中とは違うぜ!!さすが本命だ…
さて次はSっと、そしてもう一つEか…んっ?
ふと思った、もしかしてこのアルファベットには意味があるのではないかと。
じっくり見てねっと言ってた気もするし…やっちゃったか?
でもLoveじゃないしな、考えすぎか?
えっと残りはKとUが一枚ずつ、Tが二枚か…
で最初に食べたのは…なんだっけ?
やばい…何も考えず食べてしまってた、まぁいいか…きっと考えすぎだろう。
何か意味があったら…今度のデートにパフェでも奢って許してもらわないとな。
こうして今年のバレンタインは終えた、さて…いまから来年が楽しみだ。
まだ十ヶ月も今年は残ってるのに、俺はもう今から期待してしまうのだった。

:::::::::::::::::::


「良かった…きた」
あの日以降、私はずっと思い悩んでた事があります。
あの日…実は安全な日じゃなかった、
そして予定日がきても来なかった、
だから焦ってた…あの時の出来事で、
このお腹の中に出来ちゃったんじゃないかって…


746 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:16:32 ID:BQFYM52P
どうしよう好きでも無い人の赤ちゃんが出来てたら産むの?堕ろす?
でも例えそうでも…なんて親にお医者さんに言おう、お金も…
それに本当にそうだったら、あ…殺していいの?
望まなくても命を…あぁぁ!!そうだ古谷くんにも…何て言おう…
そんな答えも出ない事を何度も悩んでた、
もしかしたらの万が一の事を考えて…
でもね、それも終わり、その悩みがようやく解放されたの、
生理用具には付着した生理の跡がありました、
つまり生理がきたって事は、そうじゃなかったて事だから…
最悪中の最悪は避けれたんだ…良かった。
もちろん処女じゃないのは、他の男の人に抱かれたのは心苦しいよ、
すごく罪悪感も感じるし…でもそれは過去だもん、
そうだ野良犬に噛まれたものよ、噂にもなってないし…彼も秘密にしてくれてるみたい、
だからこのまま過ぎ去った過去のものにしようと思ってました。
心の傷は深いけど、いつか癒える…
古谷くんとそうなる時がきても誤魔化せるよ…きっと。
だから何もかも元通り…そう思ってた、だけど…

4月が来ると進級して、二年生になりました、
古谷くんとはまた別のクラスになっちゃって、
ちょっと残念、でも…もっと衝撃的な出来事が待ってました。
「坂本さん、今年も同じクラスだね」
「広岡くん!?」
また彼と同じクラスになってしまった時は驚いた、
しかもいきなり隣同士の席になるし…でも気にしちゃ駄目、
思い出しちゃ駄目よ…そう思おうとした、なのに…
「ねぇ少し話があるんだけど…放課後いい?」
「え…でも、私…」
「…あのさ彼氏に知られたくないだろ?あの時の事」
「!?」
気付くべきだった…あの時との態度の変化に、
彼の顔を見て愕然としました…あの罪悪感で泣きそうだった表情は、
だからこそ許せたあの表情は、まるで今は邪な企みを胸に秘めたような…
そんな不気味な余裕ある笑みを浮かべた表情になってたの。
嫌な予感を抱き、放課後教室に残ってた…彼と一緒に。
そこで私は…悪夢を再び見たのです。

「お待たせ、いやぁ〜新入部員勧誘の打ち合わせしてたら遅くなったよ」
「う…うん、ご苦労様、私も…さっき来たばかりだからね」
「そっか、良かった…じゃあ帰ろうぜ」
放課後、今日もまた古谷くんと待ち合わせて一緒に帰ってるのだけど…
彼に心配かけまいと平静を装って、無邪気に帰り道でお喋りしてる私、
でもね…その制服の下はとんでもない事になってたの、
実はこのスカートの内側の中は…下着の中は、とても臭い白濁に汚されてた。
まるであの時のように…ううんそれ以上に女の子の大事な場所は汚れ果てた。
お腹の中にもたっぷりと…注がれてしまって熱いのが満ちてる、
あの時以上に手加減無く、思いっきり汚されて、
好きでもない人の精子が今も膣内や子宮の中を巡っていくのを、
歩いてる最中でも感じてた…。


747 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:17:03 ID:BQFYM52P
ねぇ…お願いだから少しだけ、せめて彼と別れるまで待って!
そう帰り道の間はずっと、この太ももに垂れてくる雫に、
必死に心の中で願ったの、願いは通じたのか古谷くんと別れてから、
スカートの下に垂れてきました、あまりの量に逆流してきた精液の雫が…
また汚された、しちゃったの…彼氏以外と人とセックスを…

いつ心変わりしたのだろ?わからない…でも放課後の教室で、
広岡君はあの時の出来事を脅迫材料に脅してきました。
望まれたのはセックス…もう一度抱きたいって告げられた。
動揺した私がその脅迫に逆らう術が見つけれなかったの、
だから…またされちゃったわけ。
ゴメン…古谷くん、また私…んっ…汚されちゃった。
でもそれは始まり…これからの出来事の最初の一つだったの。
次の日以降…古谷くんが部活で頑張ってる間、
私は放課後になると広岡くんと密会してた、
誰も居なくなった教室や、人気の無い倉庫とかトイレに呼び出されて…
そしていつからかは放課後だけじゃなく、
長い休み時間にだって呼び出されるようになる、
同じクラスだもんチャンスくらいいくらでもあるもん、
とにかくほぼ学校生活の毎日の中で、
日に一度は…広岡くんに抱かれてました。
ううん…最初は抱かれたといって正しいのだろうけど、
段々と…もう何と言ったらいいのかわからない、
そんな恥ずかしい事までされてたんだ。
そんなにまでされるようになったのは…
もう単にバレンタインでの出来事だけじゃなくなってたの。
「ねぇ…この写真よく撮れてるだろ?」
彼はそう告げて一枚の写真を突き出す、
それを見て私は絶句してた…だってそれは!
「そ、それ!?」
「僕の個人的なコレクションだよ、別に誰にも見せる気はないよ…うん」
「……あっ」
私が広岡くんに犯される写真だった、
いつの間にカメラを仕込んでたの?でも…絶句したのはそれだけじゃないの、
だって…その写真の私…嘘だよね?確かに最初の頃よりは…
初めての時のように痛くないし、その…慣れてきたけども。
こんな顔するようになってるなんて!?
写真の私は…広岡くんに犯されて、感じて恍惚した表情してました。
気持ちいいなんて思ってない、好きでも無い人に犯されて…違う、
これは違う!でも…そこに写ってる女の子の顔は何故か…そんな顔してたの。
見せれない、大好きな人に見せれない!!
その一つの屈服が、彼から逃げれない壁を作っていく…
写真だけじゃなかった、どうやら映像まで撮られてたみたい、
また脅迫材料が日々増えてまでいく、
ますます逆らうなんてできなくなっていく。


748 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:17:41 ID:BQFYM52P
そんな悪循環が、彼との関係を益々切れなくさせ、行為をエスカレートさせちゃうの。
やがては日曜や祝日に夏休みまで…休日に彼に呼び出されるくらいに。

そんなある晩の事です…連休の日は、
古谷くんと夜遅く電話するのがお決まりになってたのだけど…
「う、うん…あっ…んぐっ」
『ん?どうしたんだ?』
「あ…別に大した事ないよ、ちょっとコーヒー溢しちゃって」
嘘…コーヒーなんて飲んでないのに、
嘘が胸に痛みを感じさせる、なのに…私は大切な人を更に偽り続けます。
『そっか、大丈夫か?』
「うん……んっ、大丈夫…ちょっと拭きながらだから電話し辛いだけ」
『染みになるからな、じゃあ今日はこの辺で止めとくよ』
「あぅ…ごめんね」
『いやいや頃合だしさ、じゃあ休み明けな』
「うん、おやすみ…あっ」
ガチャッっと電話を切る…そして、我慢してた分が一気にくるの!
耐え切れない熱い衝撃が、もうお腹の中を駆け巡っていたのだから!!
「あっ!あぁぁぁ────!!!」
よりによって…電話中に膣内射精するなんて…酷い。
激しくうねり、今日も私の胎内を白く染めていく…
実は今日は自分の部屋に居ません、ここは彼の…広岡くんの家でした。
「はぁはぁ…締まる、凄いよ…搾られてるみたいだ…ふぅ」
「あぁ…あっ!いっぱい…出てる…」
また頭の中が何度も白くなっていく、閃光が起きてるみたいだった…
イっちゃったんだ…古谷くんと話しながらにイカされちゃった。
「どう、こんな彼氏との電話も最高だろ?」
「さ、最悪…」
「そう?悠香ちゃんのアソコ…こんなに僕のチンコを締め付けてたのに?」
「それは…んぐっ!!」
「んん…嬉しいな、僕のであんなに乱れ悶えて…」
唇を押し付けられながらに、また…下半身にあの醜悪で固いのが、
私の中で動くのを感じてた、とても熱くドロドロしたのが、
より掻き混ぜられていく、ますます奥へ注ぎ込まれていくような感覚がする、
やだよ…あっ…やだこんなので気持ちよくなりたくない!!
でも…気持ちよくなっちゃう!!
古谷くん…私、また…イカされちゃう、いっぱい汚されちゃう…ゴメンね。
嫌なのに快楽が私を翻弄し、また淫らな感情を呼び覚ましていく…
変わっちゃう…変えられちゃう…卑しい女に。
そして私は何度目かの絶頂を迎えて果てるのでした、
あぁ…初めての頃が懐かしいよ、あんなに痛かったのに、
気を失って地獄のような体験だったのに、同じ事を…ううん、もっと凄い事をされてるのに、
今はもうあんな辛い感じがしないの、それどころか頭が溶けちゃうくらいに、
甘美な快感を感じるようになってました。
あの日から、広岡くんと関係が続いて数ヶ月が経過した頃になると…
私の身体はセックスに慣らされてしまってたのよ、
そして毎日の性経験が変貌させていくの、私の身体を…そして心を。
初めは痛みに苦しみ気持ちいいなんて思えなかったこの行為だけど、
今は…好きな人でもないのに、すっかり快感を感じるようになってた。
そしてそれは…彼にも知られていたの。


749 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:18:13 ID:BQFYM52P
彼も同じ…春から毎日のように私の身体を弄び、
何度も犯しつくした彼は…もうすっかり経験を積んでコツを掴んだのか、
その行為に初々しさは消えてました、それどころかマニアックな要求もしてきて、
様々な辱めを私に与えてきたの。
そして私はその辱めに、また新しい喜びを知るの…
心でいくら拒んでも、最後には屈服し果てる私が居る、
もしかしたらいつの日からか、彼に抱かれるのが楽しみになってる、
そんな錯覚さえも感じてた。
違う…そんな風に思っちゃ駄目、脅迫されて仕方なく犯されてる、
それなのに満足しちゃいけないの…喜んじゃ駄目。
でもそんな私の心の抵抗とは裏腹に、ますます深く堕ちていく…。
「古谷くん…私…」
行為に疲れ果てた後、彼と同じベッドに全裸で寝てる私は好きな人の名前を口にし、
胸に痛みを感じると少し安心した、まだ罪悪感を感じてる事に…
「悠香ちゃん…へへ…」
「あっ…ん…」
寝ぼけてか、そっと私を抱きしめるのは広岡くん…
この人の事を私は憎んでる…憎んでるよね?
そう自問するのは、抱きしめられた瞬間…ドックンと胸が高鳴ったから、
錯覚だから…何度も犯されてイカされてるから、そんな反応しちゃったのよ!
こんな奴嫌いよ…嫌い、何度気持ちよくされても…そう言い聞かせる。
そういえば知ってる古谷くん、広岡くんのお父さんね…
貴方のお父さんが働いてる会社のお偉いさんなんだって。
子煩悩でね、その気になれば広岡くんの頼みで、
下の人なんて直ぐリストラ候補にできるんだって。
お母さんも偉い人らしいよ、優しそうな人だったけど…
中学校の頃に広岡くんを苛めてた先生を、
社会的に抹消したって教えてもらったの。
別に広岡くんは脅すつもりで言ったわけではなかった、
でも…私が彼との関係を誰にも言えなくするのに十分な効果だったの。
勇気を出して誰かに助けを求めようとしない間に、
また逃げ道は次々と塞がれてしまったわけ。
だから…今は言いなりになるしかないの、けっして…
私は望んで彼に身体を捧げてなんて無い、捧げてなんて…いないの。

ズルズルと抜け出せないまま、彼とそんな関係が続き、
気付けば季節は二月になっていました、
またバレンタインの日が近づいてくる…
「んっ…あむっ…」
誰も居ない放課後の教室に私達は居ました、
外から部活の音が聞こえてくる…そんなBGMの中で、
私は彼の下にうずくまり顔を股に埋めてた、
口を広げて太く逞しいのを唇と舌先で愛撫していく、
たっぷり唾液も塗りつけて、そこの臭みを鼻で感じていく…
「いいよ…おっぱいでも刺激してよ」
「うん…あっ!あぁ…」


750 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:18:44 ID:BQFYM52P
制服を剥いで、胸元を見せると、下着をもずらしておっぱいを晒します、
そしてその亀の頭のような先端を、自分の胸先に付けて、埋め込むように押し込み、
また上下に揺らせ擦り付けるの、彼は…とても気持ち良さそうに悶えてた。
「ふぅ気持ち良いな、もう…そうだ今日もこれから彼氏と帰るんだろ?」
「うん…あ…あんっ」
おちんちんが敏感なところを触れて、刺激されて…気持ち良い。
乳首でセックスしてるみたい、あぁ…熱いよぉ。
「じゃあ臭くなると困るよね、だから…今日もいつもの場所に出すよ」
「…はい、んっ…」
私はその固い…彼のおちんちんを手放すと、自分の机の上に腰かけるの、
そして股を広げ…既に下着を脱いで露出させた、とても濡れ輝かす恥部を晒します。
もうこんなに恥ずかしい蜜が溢れてる、すっかり火照っていて上気させてるし。
ちなみにそこに茂ってた毛は全て刈られてツルツルしてるの、
つい先日に目の前の彼が剃ったのでした、あれは凄く恥ずかしかったけ。
そんな変貌を遂げた花弁を私は自分の手で両側に引っ張る、
ヒラヒラが拡がり、より蜜が零れ出して来る。そこに彼は迫ってくるの、
さっき私が舐めていたおちんちんの先端を、挿し込ませていく為に…
「いくよ…ほらっ!!」
「んんっ!!あぁぁぁぁ!!!」
ぐちゅっ!!ズブズブゥゥゥ…入ってきた、今日も凄いのが入ってくる、
敏感な膣内を擦って奥に…あぁぁぁ!!
「さっそくだけど、一発目…うぉぉぉ!!」
「あ!あぁぁぁん!!!」
ドブゥゥゥッ!!!あぁ…熱いの弾けちゃった!!
膣内にいきなり出されてる…精液が流し込まれていく!!
そこで終わりじゃないです、そのまま固さを保ったまま彼はより深く挿入してくる、
まるで精子を押し込ませていくように…駄目、私…軽くイキまくっちゃう!!
自分の机を汚すのもかまわず、悶えまくっちゃうの!!
「はぁはぁ…もぐっ、ふぅ…今日は体力回復させながらだから、いつも以上にイカせるよ」
「あぅ…あぁぁ…はぁはぁ…」
彼は近くの机の上に置いたチョコレートを一つかじって、
まるでそれで回復したように、また力強く腰を動かしていく。
あれは…私が手渡したチョコレートでした、アルファベットの形なのがその証拠。
「チョコレートの数の分は…ふぅ、頑張らないとね」
「あ…ひゃっ!そんな…あぁ…あぁ!!」
余った分を…たくさん渡したから、あれだけの数の分もイカせられたら、
死んじゃうよ…あっ!そこまでぇ!!
ズブズブゥゥ…彼の指が、尻の穴に突っ込んでくる、そこまで弄られたら…
もっとイっちゃう!!もうここも…彼にたっぷり嬲られて、凄く感じちゃうの。
「悠香ちゃん…んっ、はぁ…ホワイトデーじゃないけれど、たっぷり白いのあげるよ」
ビクビュクゥゥゥッ!!そしてまた射精されちゃうの、
また子宮も膣も精子まみれにされちゃうんだ…もう…アレなのに…
彼は本当に回復してるように、何度もイカせて中に出しまくっていく。
キスもして、口の中でドロドロしちゃったチョコも流し込んできて、
ひたすらに時間も、ここが教室なのも忘れて私を自分の色に染めさせていく、
私も…染まっていくの、イカされる毎に大事な人も忘れて、
いつの間にか自分から腰も動かして、この快楽を楽しんでた…
そして彼に渡したたくさんのチョコが無くなった頃、ようやく互いに力尽きたの。
時間は夕暮れ…とっくに前なら待ち合わせに向かってた時間を過ぎている。


751 名前:ROCO ◆VpKHzOu04Y 投稿日:2009/02/17(火) 17:19:22 ID:BQFYM52P
「はぁはぁ…今日もイキまくったね、満足した?」
「はぁ…はぁ…うん」
イっちゃった…今日も何度も何度も…
お腹が凄く熱い…こんなに逆流して溢れてきてるし、今日もたっぷり注がれちゃった、
広岡くんの精液がいっぱい…んっ、身体の中を巡ってる…
うっとりとまだ残る余韻に頭の中が呆けたまま、この熱さを感じ身悶えてた。
だけど少し落ち着いてくると、胸がキュッと痛んでくる。
「そっか、また満足しちゃったんだ…今日も…私…」
うぅ…最近は彼を憎むよりも、自分に嫌悪してしまう事が多い、
楽しんでた、喜んでた…快楽に負けて、
大好きな古谷くんの事を忘れ、純粋に広岡くんのを求めてる。
お腹の中にたっぷりと射精されて満足してたの…
まるで心が満ちるようになってるのだもん。
あはは…堕ちちゃってるよね、少なくともセックスしてる時は…私の身も心も彼に…
ゴメンね古谷くん…大好きなんだよ、まだ貴方の彼女でいたいのに…
怖いよ、こんな私自身が、もしも…もしも…
こんな風に自己嫌悪すらできなくなったらどうなるの?
これ以上…堕ちたらどうなっちゃうのかな?あるの…そんな事?
やだ…否定できないかも、うっ!
「うっ!うぇぇぇ!!!」
その時でした、唐突に吐き気を催してしまい、床にうずくまって嗚咽に苦しむの。
はぁはぁ…それが治まるまで深く呼吸を繰り返す、この症状は…今が最初じゃないです。
最近…熱っぽくなって吐き気に苦しむ事が何度もあった、
その原因は…やだ考えたくない、それは…それだけは…
「大丈夫?治まった?」
私の心中なぞ知らずに、優しく声をかけ背中を摩ってくる彼…
その手はやがて私の腹部をも触れて摩ってくるの。
彼は知っている…この意味を、私が何故体調を崩してるのか、だから微笑むの。
「でも嬉しいな…大丈夫、ちゃんと責任とってあげるからね」
「あ…」
「僕の家は裕福だし、ママもきっと祝ってくれるよ」
「!?」
「悠香ちゃんの事を気に入ってたしね、あぁ楽しみだな〜ねぇ悠香ちゃん」
深い絶望感に血の気が引く私…でも同時に口元を微笑ませてる私も居た。
一年前の過ちが、更に過酷な過ちを招いていく。
「じゃあ…そろそろ帰ろうか悠香ちゃん」
「うん……健二くん…んんっ」
彼の名前を呼んだ私の唇に、広岡健二くんの唇が重なった。

ねぇ、お願い…本当に堕ちる前にどうかどうか…私を…
ワタシヲ、タ・ス・ケ・テ・・・

【おわり】

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