829 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:05:19 ID:oDLATYX9
紅の寝取られ物を投下させていただきます。

簡単なあらすじと人物紹介
九鳳院紫は柔沢紅香の協力を得て恋を知るために紅真九郎に引き合わされた。
そこで紫は真九郎に恋をする。しかし、紫に劣情を持つ実の兄、九鳳院竜士に連れ去られてしまう。
真九郎は紅香から九鳳院家は近親相姦でしか子を生めない家系で、紫はその道具だと聞かされる。
真九郎は覚悟を決めて紫を助けに行った。しかし……。

紅 真九郎(くれない しんくろう)
紫の同居人兼護衛。紫には恋愛感情未満?の好意を抱いている。
九鳳院 紫(くほういん むらさき)
恋を知るために真九郎に引き合わされ、愛を知ることになる。兄の事を恐怖しており、逆らえない。
九鳳院 竜士(くほういん りゅうじ)
紫の実の兄。極めてサディスティックで、紫に執心。プライドが高く、人を見下す傾向がある。
鉄腕(てつわん)
本名ダニエル・ブランチャード。鉄腕は仕事での偽名。九鳳院竜士個人の派遣護衛。


830 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:06:29 ID:oDLATYX9
  /1

 かつて二人であった部屋、今は一人しかいない部屋で、真九郎は死人のようにたたずんでいた。
 この部屋には、ほんの一月前までは九鳳院紫と言う同居人が居た。僅か7歳なのに妙に精神年齢が高く、それでいて常識知らずで甘えたがりの、将来確実にいい女になると断言できる少女だった。
 紫は己の意思を完全に無視され、家に戻されようとしてた。それも、兄からの凌辱という最悪の形で。
 真九郎は紫を救うべく行動した。彼の恩師である柔沢紅香の協力を得て、紫の場所までたどり着く。そこには紫を嬲ろうとしている彼女の兄、九鳳院竜士と彼の尖兵である鉄腕が待っていた。
 鉄腕を叩きのめせば、紫を救える。それだけを思い鉄腕に挑んだが、真九郎は負けた。組み伏せられながら聞いたのは紫の悲鳴で、その直後に気絶してしまう。気づいた時には自室で倒れていて、あとはどんなに手を尽くしても紫の影を掴む事もできなかった。
 紫を救えなかった。その事実が真九郎を叩きのめす。色々な人間が彼を気にかけたが、その好意を受け取る資格は彼には無かった。
 無力感に苛まれながら日々を漠然と生きる。まるで色を失った日々の過ごし方に、このまま死んでしまうのもいいかもしれない、そう考え始めた時だった。
 紫からの、九鳳院紫主催の小さなパーティーの招待状が届いたのは。


831 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:07:50 ID:oDLATYX9
  /2

 九鳳院家の別荘で、真九郎は辺りを見回しながらせわしなく歩いていた。紫から送られてきた高価なスーツが乱れるのも気にかけられないほど焦りながら。
 紫はどこにいる、それだけを考えながら、真九郎は探し続けた。部屋の中などもう20回は見回っていると言うのに。
 別荘は九鳳院の規模と権力を考えれば小さなものだった。それでも真九郎の部屋を引き合いに出せば2〜30倍はある広さだが。
 この部屋の中に居るのは、真九郎を含めても20名と少ししかいない。賓客は僅かに10名ほどであり、大体1人につき1名の給仕が付くようになっている。
 真九郎にも一人付いていたが、巧みに撒きながら歩いていた。護衛の類は室内どころが建物の中に入る事も許されていない。その代わり、外で守っている人間は200名を超える過剰なものだ。
 既に探しつくしている事など分かっているのに、真九郎は止まれなかった。
 紫は無事だろうか。泣いていないだろうか。それだけが思考を占め、焦燥が増幅し続ける。
 無限とも思えるような時間を落ち着きなく待っていると、背中を叩かれた。ふと、ほんの一月前のことであるにも関わらず、懐かしさがこみ上げる。その手の位置は、ちょうど紫が手を伸ばした時と同じ程度の場所だった。
「紫!」
 真九郎が叫びながら振り返る。そこには、在りし日と全く変わらない九鳳院紫が立っていた。
 整った顔には溌剌とした輝く笑顔がある。服装は初めってあった時の、童話のお姫様をそのまま抜き出してきたかのような煌びやかなもの。漆黒の腰まで届く長髪は、光に当てられて彩られていた。
 真九郎を見上げる瞳は、いつかの強い光が寸分たりとも失われずに宿っている。
「うむ、久し振りだな、真九郎!」
 真九郎はその声に、思わず泣きながら抱きしめそうになってしまう。そんな事をする訳にはいかないと、涙目で手を振っているだけだったが。
 紫は真九郎の慌て様を、苦笑しながら迎えた。
「ほら、そんなに歩き回るな。給仕も困っているぞ」
 紫は左手に持っていた飲み物を差し出す。真九郎は反射的にそれを受け取った。
 ワイングラスに注がれた赤色の液体の臭いを嗅いでみる。そこには、今まで嗅いだ事のない爽やかな香りと、微かなアルコール臭がした。
「これってお酒じゃ……」
「なんだ、真九郎はわたしが出した飲み物は飲めないのか?」
 酒を飲んだ事がない、と言うわけではない。それでも16歳の真九郎は、祝いの席で舐める程度にしかアルコールを口にしなかった。
 法律がどうの、と言うわけではなくあの陶酔感をなんとなく受け入れられなかったためだ。これほどの量を飲むのは、正に未知の体験だった。
 それでも、紫が口を膨らませながら見ているのであれば、飲まないわけにはいかない。酒の飲み方を知らない真九郎は、ぐっと堪えながら一気に飲み干した。
「おお、良い飲みっぷりだ」
「あんまりお酒は飲んだ事ないんだけどね。所で、紫が持ってるのもお酒じゃ……」
「そうだ、と言いたい所だがこれはジュースだ。それよりほら、もっと飲め」
 真九郎の返答よりも早く、紫が給仕から奪ったワインをワイングラスに注ぐ。真九郎は紫とのやりとりに懐かしさを感じながら、されるがままになっていた。
 紫の小さな手に引かれながら、テーブルに着く。卓上には下品にならない程度に軽食が盛られていた。
 二人は一月ぶりの再会を楽しんだ。なんでもない世間話をしながら、真九郎は久し振りに心から笑うことが出来た。
 ワインは意外と飲めるものだった。もっとも、会場に出される全ての飲食物は九鳳院が出すものなのだから恐ろしく高価だろう。不味いわけがない。
 紫と他愛無い会話を楽しめたのも一因だろう。
「ところで、その、紫」
「ん? なんだ?」
 真九郎は話題が乗ってきた所で、話を切り出した。出てくる言葉は妙に歯切れが悪く、真九郎の顔にも悔恨がうかがえる。
「お前は大丈夫だったのか? あの、後の、事とか」
 それは、ここ一月真九郎に後悔の念を刻みつけ続けた出来事だった。
 紅真九郎は九鳳院紫を守ると誓った。しかし実際には、守る事ができずに連れ去られ、助け出す事も失敗した。あの後紫がどのような仕打ちを受けたのか、想像するだけで全身が凍りつく思いだった。
 真九郎の悔恨とは裏腹に、紫は軽い調子で答えた。
「なんだ、そんな事か」
「いや、そんな事って……」
 どうでもないと言うように、紫はさらりと流した。予想外の反応に思わず戸惑う。
「あの後すぐお父様が来てな、事なきを得た。だから大丈夫だ」
「そうか……、良かった」


832 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:08:48 ID:oDLATYX9
 自分で紫を守れなかったのは当然悔しいが、そんな小さなプライドは紫の無事に比べればゴミ同然だ。真九郎は心の底から安心し、ワインを飲み干した。
「ふむ、よかったぞ。本当に、な」
 そう語る紫の貌に、何か妙なものを見た。今の彼女の表情は、真九郎が知るどれとも異なるものだった。それがどういった類のものかまでは分からなかったが。
 異質な貌はすぐに隠れ、元の表情に戻る。あまりに一瞬の事だったので、多分気のせいだったのだろうと真九郎は考えた。
「む、時間だ」
 紫は腰掛け時計を見ながら言った。時刻はもうすぐ9時になろうとしている。
「すまんな、真九郎。今日は私が主催なのだ」
「いいよ。俺の我侭で紫を困らせるわけにはいかないしな」
 紫はワイングラスを近くの給仕に預けると、部屋の奥にある壇上に進んでいった。壇上には背の低いテーブルが一つだけあり、あとはマイクも無い。もっとも、この人数ならばマイクなど必要ないだろうが。
 こういった場の作法など知らない真九郎は、後ろに下がって紫を見守ろうとした。足を一歩下げて体重を移動した瞬間、何故か膝から力が抜けて倒れそうになる。
 急すぎる体の変化になんとか対応し、千鳥足になりながらも壁に手を突いて体を支えようとした。しかし、その手さえも力が入らず、壁に半ば体当たりしながらもたれかかる。
 体に力が入らない原因を、真九郎は必死に探した。ワインで酔いが回ったのだろうか、それにしては頭ははっきりとしていた。たとえ舐める程度だったとしても、酔った経験はあるのだ。こういった酔い方はしないと断言できる。
 ならば薬を盛られたのだろうか。恐らくそうだろう。手足の指先から痺れているのに頭は冴えている感覚は、薬物意外にありえない。
 いつ薬を摂取する事になった。賓客が居る中で空気中に撒くと言う事はありえない。第一、体を鍛え常人より遥かに優れた肉体を持つ真九郎よりも先に倒れる者が出てくるだろう。
 真九郎が口をつけたものは、紫に渡されたワインのみだ。仕込まれたならばそれしかないだろう。誰が、何のために。
 訳が分からず思考していると、後ろから誰かに支えられる。思わず振り向き確認すると、そこには居る筈のない人間がいた。
「おっと、あまり騒ぐなよ」
 その黒人だが流暢な日本語で喋る男は、かつて九鳳院紫を連れ去った男、九鳳院竜士の護衛である鉄腕という男だった。流石に始めて会った時のようなふざけたアロハシャツは着ておらず、黒いスーツを着ていたが。
 問題なのは、鉄腕は竜士の個人的な護衛なのであって、紫の護衛ではない事だ。その男が、なぜ紫が主催するパーティーの、しかも会場内にまで入り込めるのか。
「お前、何でここに」
「見てりゃ分かるさ。これからがお楽しみだよ」
 鉄腕は真九郎を羽交い絞めにすると、顎をしゃくって前を示した。そこには、壇上に上っている紫が見える。
 会場は妙な雰囲気になっていた。いつの間にか給仕は消え、照明が薄暗くなる。賓客は演壇近くにあつまり、紫に注目しながら笑みを浮かべている。
 二人はそこから離れており、暗闇に溶けているようだった。まるで光と闇を挟んで別世界にいる感覚に襲われる。
「皆さん、本日はわたしの為に集まっていただき、ありがとうございます」
 紫が壇上から恭しく礼をする。顔を上げた紫の顔は、先ほど気のせいだと思っていたものに変化していた。
 紫はスカートの裾を摘むと、おもむろにたくし上げ始めた。真九郎は思わず怒声を上げようとするが、その前に鉄腕に口を押さえられてしまう。
 ゆっくりと上げられるスカートの内側から、紫の幼い太腿が見えた。そこにはガーターベルトが付けられている。7歳の紫には不釣合いなのにも関わらず、アンバランスな魅力を発していた。
 ガーターベルトに留められる靴下の内腿側は、何故か変色していた。内腿自体もキラキラと輝くものが付着している。
 真九郎がどうする事もできないまま、ショーツまで露出された。シースルーで生地の少ないそれでは、布越しでも紫の幼丘に毛一つ生えてない事が分かってしまった。そして、ぐしゃぐしゃに濡らしている事も。
 真九郎は目の前が真っ白になるのを感じた。今起きている事が一つも理解できない。なぜここに鉄腕がいるのか、なぜ自分は拘束されているのか、なぜ紫は自分の恥丘を晒しているのか――なぜ、紫は嬉しそうな顔をしているのか。
「ご覧ください。ご主人様に調教されたわたしの幼女アナルは、皆様のチンポを欲しがっています。どうか、子供のくせに淫乱なわたしの変態アナルを、皆様のチンポでほじくりまわして下さい」


833 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:09:46 ID:oDLATYX9
 紫は、今何と言った。自分から恥部をさらけ出し、淫語を吐きながらおねだりをした。しかも、とても嬉しそうに。
 一体紫になにがあった。一体紫はなにをされた。真九郎は今すぐ暴れだしたくなったが、たとえ鉄腕の拘束がなかったとしても動けなかっただろう。多分そのために薬を盛られたのだから。
 紫が客に背後を見せ、テーブルに手を付いた。あの妙に背の低いテーブルは、紫がこうするためのものだったのだ。
 足を伸ばしたままテーブルに体重を預けると、紫のスカートに隠れた幼尻が賓客に突き出される。スカートは湿気を吸って張り付き、紫の尻の形をそのまま見る者に伝えた。
 スカートを捲り上げて腰に乗せる。ただでさえ透けている薄布をさらに愛液が濡らして透過させた。
 紫の誘うような目つきに、賓客が嫌らしい目つきで答える。客の反応を確認すると、ショーツに指がかかった。
 真九郎は思わず目を背ける。しかし、背後から伸びた手が真九郎の顎を握りつぶさんばかりの力で握り、無理矢理前を向かせた。
「これからお楽しみなんだって言っただろ? ちゃんと見てろよ」
 もう紫の痴態を見ているのは辛かった。しかし鉄腕によって無理矢理、淫猥な宴を直視させられる。
 ショーツは既に下ろされていた。ショーツと幼丘の間にはねっとりとした媚蜜が絡んでいる。秘所の僅か上にある小さなすぼまりは、媚蜜で濡れながらひくひく動き、男を求めていた。
 一人の男が前に出て、前戯もなしに指を差し込む。アナルは全く抵抗せずにごつごつした指を受け入れると、きゅぅっと絞めて奉仕する。男の指が前後するたびに、紫の体は踊った。
「紫ちゃんも随分かわいらしくなったね。前はあんなに強気だったのに」
「はっ、はい! これ、も、あんっ! ご主人様に、あ、あっ、調教していただいた、んんっ、おかげです!」
 真九郎の記憶の中にある、正義を愛する九鳳院紫の姿はどこにもない。そこにいるのは、ひたすら従順な少女だった。
 指が動く方向を追って、幼尻は上下左右に動いた。たった一夜の逢瀬を堪能しつくすかのように、アナルが吸い付く。
 ぬぷりと音を立てて、指が引き抜かれた。たった今まで性を楽しんでいた証拠である腸液の橋は、アナルの皺を弄ぶ事で落ちる前に塗りつけられた。
 指が離されると、幼尻の動きが止まる。刺激の無くなったアナルはさらに強い刺激を要求し、中が見えるほど口を大きく開いた。
 男は開いた穴から、腸の様子を探った。
「うむ、汚れ一つ無い綺麗な色だよ。素晴らしいね」
 ガーターベルトの内側に指を差し込み、幼尻の感触を楽しむ。同時に紫の反応も見ていた。
 紫は淫靡な視線を男に向けるが、男はそれを受け取ってもにやにや笑いながら幼尻を撫で続ける。尻をもぞもぞと動かして体で要求するが、それでも男は紫の肌触りを堪能するだけだった。やがて根負けしたのか、紫は口を開く。
「い、意地悪しないでください。早く、早く紫の中に入れて!」
「中に? どこだね、私はどこに何をいれればいいのかな? 淫乱な紫ちゃん?」
「わたしの……淫らに調教されたアナルにおじ様の太くて固いチンポを入れてください! ぐちゃぐちゃにかき回して、紫の淫乱アナルを征服して、おじ様のものにしてください!」
「うむうむ、良くできたね。じゃあご褒美だ」
 男は紫にのしかかり、すっかり固くなった肉棒を取り出すと、アナルに差し込んだ。ぶちゅっと音を立てながら一気に根元近くまで挿入し、体の内側をえぐり回す。本来気持ち悪いはずの行為に、紫は歓喜の声を上げていた。
「んあぁ! はぁ! おじ様、凄すぎです! あぁん!」
「そう、かい? よかっ、たよ。紫、ちゃんに、気に入って、もらえて、ね!」
「もっと、もっと突いて下さい! 紫は、今日の事を、心待ちにして、あん! ずっと、お股を濡らしてた、変態で、悪い子なんですぅ! うああぁぁ!」
 これはどういう悪い冗談なのだ、真九郎の頭はそんな事を考えていた。
 紫の姿は、今は真九郎から殆ど見えない。紫に覆いかぶさる男が、彼女の上半身を隠してしまっているのだ。
 演壇の段差で、男と紫の腰の高さは殆ど同じ高さになっている。ほぼ全て露出している紫の下半身は、男の下半身に呼応して激しく揺れていた。
 何より信じられないのが、紫が本当に女としての快楽を得ていると言う事だ。幼い恥丘を真っ赤に腫らし、その閉じた割れ目から淫水があたりに飛び散るほど出ている。
 たまに見えるアナルまで濡れているのが分かり、なによりそこは男の陰茎を嬉しそうにくわえ込んでいた。
 組み伏せらながらも、いや、組み伏せられる事にすら喜んで、腰を振っている。自ら喜んで淫語を口に出し、お客様を喜ばせていた。そして、誰より楽しんでいるのは紫自身だろう。


834 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:10:47 ID:oDLATYX9
 紫のアナルから陰茎が抜かれ、白い幼尻の上に精液をかけられる。紫は精液を尻に擦り付けながら指に付け、口元に持っていくと躊躇無くぴちゃぴちゃ舐めた。その光景は顔を上げながら客に見えるようにしており、少女の淫らなショーの一部となっていた。
 指に纏わり付く精液を全て飲み込むと、紫は幼尻を左右に開いてアナルを大きく見せ付ける。犯されて赤くなったアナルは、それでも貪欲に次の精を欲していた。そして、それは紫も同じだった。
「次のお客様、紫の幼なアナルをレイプしてください」
 その言葉を待つまでも無く、次の男が紫に歩いていった。
 真九郎は脳の血管が切れそうなほど怒りながら、淫宴を見る。少しだけ自由の戻ってきた体を動かそうとした。
「お前、もう動けるのか。タフな奴だな」
 鉄腕が、僅かながらも動きを見せた真九郎に驚く。真九郎に投与された薬物は、たった十数分で動けるような質と量ではない。
「ま、俺も今日の仕事は終わりだからな。とっとと眠ってくれ」
 そう言いながら、鉄腕は腕を真九郎の首に絡ませる。盛り上がった筋肉は、完璧に血管を圧迫した。
「俺は終わりだが、お前はまだまだお楽しみが残ってるぜ。よかったな」
 鉄腕は嘲笑いながら言った。その言葉だけ届けると、腕の力をさらに強める。
 薄れゆく意識の中、真九郎が最後に見たのは、犯されて喘ぐ紫の姿だった。


835 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:11:48 ID:oDLATYX9
  /3

 真九郎は妙な倦怠感を感じながら目を覚ました。まるで悪夢を見た時のように気分は最悪で、吐き気を覚える。
 上手く働かない脳を無理矢理動かしながら、今日しなければいけない事を思い出す。学校に行って、道場に通って、家に帰る。いつも通りの日常だ。そして、帰ってくれば紫が――。
 紫の名で、真九郎の脳は急激に覚醒した。頭を跳ね上げて辺りを見回すと、そこは彼が一生働いても購入できないような豪華な調度品で溢れた部屋だった。彼の住まいである、ボロアパートの一室ではない。
 頭痛のする頭を堪え、眠る前に起こった事を思い出した。記憶など間違っていて欲しい。だが、もし彼の記憶が確かならば、そこには少女を凌辱する男たちと、その恥辱に喜ぶ紫がいた。
「紫っ!」
 現実離れした記憶の恐怖に絶叫する。しかし、答えは返ってこなかった。室内に空しく声が反響するだけだ。
「紫! 居ないのか! 居たら返事をしてくれ!」
「真九郎、起きたのか」
 その柔らかな声に真九郎は振り向いた。声の主はやはり紫であり、凌辱の後など何も無く綺麗なままのドレスを着ていた。
 あれは悪い夢だったんだ。そう思い、真九郎は安堵のため息をついた。
「まったく、嫌な夢だ」
「なんだ、夢でも見たのか?」
「ああ。最悪の夢だったよ」
「ふむ、そうか。それは災難だったな」
 労りの言葉に、安心を深くする。紫は、何も変わらずいつも通りの紫だった。
 なぜあんな最低の夢を見たのかは分からないが、夢でよかったと心底思う。最近気分が落ち込んでいたから、そのせいだろうと割り切った。
 紫が真九郎の前に回ってくる。そして、満面の笑みを浮かべて言った。
「所で、わたしの艶姿はどうだった?」
「……は?」
 意味の分からない質問に、反射的に間抜けな声が出た。
 真九郎には紫の言っている事が理解できなかった。一体何をとって艶姿と言っているのだろうか。
「なんだ、酷い奴だ」
 紫の調子はあくまでも変わらない。それなのに、なぜか不安を覚えた。
 そんな真九郎の胸騒ぎなど知らず、紫は言葉を続ける。
「見ていたのだろう? わたしがアナルをほじられてだらしなく喘いでいるところを」
「…………なん、だって?」
 意味の分からない言葉に、思わず聞き返す。
 あれは夢ではなかったのか。少女は、今何と言ったのだ。真九郎の心が乱された。
「どうだった? 興奮したか? わたしの調教されつくしたアナルを犯したいと思ったか?」
 7歳の子供からは不釣合いな言葉が連発する。真九郎は未だにまさか、という思いを捨てきれないでいた。しかし、紫の前髪から除くその瞳は、淫靡に濡れていた。
 自分の唇を指先で弄びながら、紫は話していた時に覗かせた表情を作る。
 この表情がなんなのか、真九郎はやっと理解した。これは雌の顔だ。
「何を言っ……!?」
 真九郎は体を動かそうとして、今更指すら動かない事に驚愕する。
 上着は脱がされ、椅子に座らせられている。さらに足は椅子の足に沿うように、手は背もたれの後ろ側で組むように皮で固定されていた。椅子自体も、床とつながっているのが分かる。
 薬物で自由を奪った上にこれだけ厳重に固定されているのだ、椅子を動かす事もできない。唯一自由になるのは、首から上だけだ。
 あれは夢ではない。紫が目の前で犯されたことから、鉄腕に絞め落とされた事まで全て現実だ。それを認識すると、真九郎の顔は真っ青になった。
「ま、待ってくれ紫。だって、君はお父さんに助けられたって……」
「あの時だけはな。その後、お父様は兄様の説得に応じて、わたしが初潮を迎えるまで前を犯さなければいいと言う事になった」
 紫がリモコンを手に取る。それを押すと、真九郎の正面に巨大な液晶ディスプレイが降りてきた。
 二人の視線が絡む。一方は喜びの、一方は絶望の。
「真九郎は酷い奴だ」
 紫が艶やかな表情のまま、ゆっくりと近付いてくる。真九郎の膝の上に登り、鼻がくっつくほどの近距離で瞳を見つめる。紫の顔には、仮面のような笑みが張り付いていた。
「お前はわたしを守ると言ったのに、わたしは連れ去られた。兄様に犯されたんだ」
 紫は真九郎の足を跨いで座り込んだ。それでも身長差で、真九郎は紫を見下ろす形になる。
 真九郎の頬が優しく撫でられる。目の前に居る少女の表情にぞっとした。彼女は、本当に自分の知っている相手なのだろうか。
「けどな、良かったのだけは本当だぞ?」


836 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:12:57 ID:oDLATYX9
 頬を撫でていた滑らかな指が、体を伝って下に流れていった。指は股間のファスナーを捕らえ、少しずつ開いていく。
 やめろ、反射的に叫ぼうとしたが、口の中に指を入れられ喋れなくなる。指はどこまでも巧みに舌を捉え、真九郎は言葉を封じられた。
「わたしはな、帰って来てよかった」
 指はまだ柔らかい真九郎の股間を、くりくりと弄った。本気で勃たせようとしているのではない、弄ぶ為の指先の児戯だ。
 口から零れる唾液を、紫がぺろぺろと舐める。子犬が飼い主に遊んでもらっているかのように、楽しそうに舌を出して顎を舐め回した。
 一通り唾液を舐めると、また紫は視線を合わせてくる。既に吐息すら淫靡なものに変わっていた。
「わたしは、兄様に性奴隷として調教してもらってよかったと思っている」
 真九郎は、鈍器で頭を殴られたかのような衝撃を感じた。あれほど兄を恐れていた少女が、今は進んで兄に擦り寄っている。たった一月で、九鳳院紫はこれほどまでに変えられてしまった。
 ズボンがしっとりと濡れている事に気づく。その濡れは紫の股間が乗っている辺りであり、つまりこの濡れは彼女の愛液に他ならない。彼女はこんな事を告白しながら、濡らしているのだ。
 口から指が引き抜かれた。それと同時に、紫も真九郎の上から降りる。
 ディスプレイは、いつのまにか完全に降りていた。紫はそれを確認し、部屋の照明を落とす。辺りは薄暗くなり、映画でも鑑賞するのならば丁度いい明るさになった。
「紫、一体何をするつもりなんだ……!」
「まだ言ってなかったか? 一言で言うと、兄様の命令なんだ」
「命令? 何が……」
 問いに答えず、紫は何かを取り出していた。ベルトのようなものと布切れ、その両方とも用途がわからなかった。
 紫は真九郎ににこりと笑いかける。その見慣れた笑みが、今は逆に悲しかった。
「真九郎には、わたしがどうやって兄様の雌犬になったかを見てもらう」
「なっ……!」
 真九郎が怒声を上げる前に、紫が目の前に跪いた。そして、出しっぱなしになっていた陰茎を持ち上げる。
「ふふっ、これが真九郎のペニスか」
「やめろ、やめてくれ紫!」
 真九郎の懇願は無視され、あっけなく陰茎は頭に隠れた。ぬるりという刺激で、陰茎を舐められたのだと分かる。
 少女の口の中で、柔らかい陰茎が思いのままに踊らされる。亀頭を吸われ、竿を唇で挟まれる。尿道に舌を差し込まれたと思えば、裏筋を擦るように刺激される。真九郎の男の部分を知り尽くしたかのような、巧みな攻めだった。
 性経験の乏しい真九郎は、少女の性技に圧倒されてあっけなく勃起した。
 大きくなった陰茎を口から離すと、紫はにやにやと笑いながら自分が勃たせたものを凝視する。尿道に指を当て、ぐりぐりと押して刺激した。
「なんだ、もうか。真九郎はこらえ性がないな」
 僅か7歳の子供にフェラチオで勃起させられたばかりか、言葉と指でなじられる。酷く惨めなのに、それでも彼の陰茎は興奮し続けた。
「紫、もう止めてくれ。こんな事したって何にもならないだろ」
「何を言う。私の口でこんなに喜んでいては説得力がないぞ。それに兄様の命令だから、わたしはやめん。……あぁ」
 紫は何かに思い至ったのか、不意に言葉を濁した。そして、嬉しそうな顔を真九郎に向ける。
「真九郎はロリコンだったな。だからわたしの口でこんなに喜んだのか? よかったな、私のような幼女が自分の恥ずかしい調教記録を見せながら奉仕をすることなど二度とないぞ。存分に受け取れ」
「違う! 俺は……俺は」
 何を言っても説得力が無いのは理解していた。紫に興奮させられ、大きくしてしまったのは事実なのだ。
 もっとも、たとえ説得力があったとしても、彼女はやめなかっただろう。兄が命じたから、それが全てなのだから。
 真九郎の陰茎の根元に、細いベルトが当てられた。ベルトは一気に締められ、ベルトの一部にある突起が尿道を完全に塞ぐ。その痛みに思わず声が漏れる。
 紫はしっかりと絞められている事を確認すると、陰茎をすり出した。両手で陰茎を包み、射精させようと動く。これ以上無様な姿を晒すわけにはいかないと、真九郎は歯を食いしばって耐えた。
「なんだ、案外耐える。けど確認しなければいけないからな、そうはさせんぞ」
 再び陰茎を口に咥えられる。左手が竿から離され、玉袋をやさしく撫で始めた。右手は相変わらず上下に動き、亀頭を執拗に舐められる。
 熟練の娼婦さながらになった紫に、真九郎の勝ちは最初から存在しなかった。
 陰茎はびくびくと震え射精を訴えるが、根元にあるベルトの突起がそれを全て押さえつけた。尿道をすすり上げられても、精液は一滴たりとも出てこない。
「ふむ、完璧だ」


837 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:13:53 ID:oDLATYX9
 紫は満足そうに頷きながら、竿をしごき続ける。陰茎は哀れに刺激され続け、痙攣し続けた。
 真九郎は少し前までとはまったく違う少女を見た。口調も何もかも同じなのに、その笑顔すら同じなのに、心が別のものに入れ替わってしまっている。
 なにがあろうとも自分を曲げない強さを持った少女は、今は兄に奉仕する事が唯一の喜びである奴隷になっていた。
「なあ、紫……、戻れないのか? もう、前みたいに……」
「今のわたしは兄様に飼ってもらって幸せなのだぞ? 戻るもなにもないではないか」
 紫はきょとんとした顔で、しかし断言した。まだ希望はある筈だ、そう思いながらも殆ど絶望的なのは分かってしまった。
 紫がスカートを上げて、ショーツを取り出した。ショーツは横を紐で止めるタイプのもので、ガーターベルトをしながらでも外す事が出来た。
 ショーツは濡れていない場所の方が少ないほど湿っていた。真九郎まで愛液の甘い匂いが漂ってくる。その量は相当なもので、手に持たれた部分から重力に引かれ、地面に垂れた。
 ショーツの最も愛液が染みた部分を表にだしながら丸める。それを真九郎の鼻先に突きつけて、紫が言った。
「ほら、口をあけろ。上映中に騒がれては敵わんからな、これを口に詰めとく」
「な……っ! ふざけ――!?」
 真九郎の反抗を予測してた紫は、喋りだした瞬間口の中に指を入れた。真九郎は思わず指を噛みそうになるが、それは紫の囁きによって止められる。
「わたしを守れなかった上に、今度はわたしを傷つけるのか、真九郎」
 紫の泣きそうな顔に、思わず顎を開く。すぐに泣き顔はなりを潜め、笑顔に変わる。それが演技だと知ったときには、もう遅かった。
 舌にシルクの柔らかさと、紫から分泌された甘ったるい液体が触れる。吐き出そうとするが、その前に布で猿轡を絞められて吐き出せなくなった。
「どうだ、幼女のマンコの味は? ロリコンの真九郎には大好物だろう? ああ、安心しろ。一度腸内まで洗ったからな。精液は付いてないぞ。全部わたしの愛液だ」
 違う、そう叫びたかったが口から漏れたのは無意味な呻き声だけだ。舌にねちねちとした愛液が絡み、少女の味を堪能してしまう。
「なぁ、真九郎。思い出してみてくれ」
 紫が耳元で囁いた。口から出された息が触れるほど近くで、まるで自分の媚熱を伝えるように。
「今はこんなに淫乱なわたしが、かつてお前の隣で裸になって寝ていたのだぞ?」
 思わず背筋がぞっとした。紫に言われた事を想像してしまったのだ。
 昔、紫が真九郎の家で世話になっていた頃、紫は真九郎と同じ布団で裸で寝ていた。当時は性的な知識などもっていなかった紫だが、今は違う。
 もし、いまの紫が真九郎の隣で寝ていたら。愛液で甘い臭いを撒き散らしながら同衾していたら。淫らな表情と体で真九郎をさそっていたら。
「お前がどんなわたしを想像したかは、聞くまでもないな」
 陰茎は痛いほど勃起し、皮のベルトをぎちぎち鳴らした。紫は亀頭を撫でながら、真九郎の顔を見て嘲る。
「やっぱり真九郎はロリコンなのだな、この変態」
 真九郎を罵りながら、紫はドレスに手をかける。ドレスは簡単に脱ぐ事が出来たのだろう、足元に皺を作りながら落ちた。
 九鳳院紫の体は、淫らに彩られていた。ガーターベルトに、それに止められている靴下は黒く、紫の透き通るような白を際立たせている。
 ブラジャーはつけているものの、大事な場所は全くかくしていなかった。下から殆ど存在しない乳房を支えているだけであり、ストラップはないタイプだ。
 体は全体的に赤くほてり、特に恥部は高潮し愛液を床まで垂らしていた。
「これからが本番だ」
 紫は笑うと、ディスプレイの電源を入れた。リモコンをもったまま、真九郎の上で抱きつくように座る。
 淫液で濡れた恥丘を陰茎に当てると、前後に腰を動かす。秘所の奥からあふれ出る液体が潤滑油になり、紫の淫らな遊びが始まった。
「真九郎に優しくしてやれ、と兄様が言ったがこれで終わりだ。もうお前には優しくしてやらんぞ」
 真九郎は驚愕した。紫は真九郎の話を全く取り入れることはなかったが、それでも優しげに接してはいたのだ。だからこそ真九郎はまだ希望があると考えていた。
 しかし、それも全て演技であり、その演技は兄に言われたからだと紫は言った。それに、と紫は続ける。
「そうすれば、お前はころっと騙されると兄様が言っていた。兄様の言った通り、お前は騙されたな」
 にやにやと、真九郎を嘲笑しながら言う。紫は別の誰かが乗り移ったかのような変わりようを見せていた。
「お前が、わたしに好意をもっていたのは知っている」


839 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:14:42 ID:oDLATYX9
 腰を振り、息を荒らげながら紫は言った。火照った体を真九郎に押し付け、顔を耳元に寄せて呟く。
「真九郎が守ると誓ったわたしが、どうやって兄様のものになったか全て見るのだ」
 紫はリモコンを操作し、もう必要がなくなったそれを投げ捨てた。腰の動きを止めて、真九郎の陰茎を掴む。亀頭の位置を調整して、自分のアナルに押し当てた。
 なぜそんな事を、驚愕で真九郎は紫を見た。
 真九郎の顔が自分に向くのを待っていた紫は、視線が交わるとぺろりと唇を舐める。その仕草で、紫は真九郎にまったく知らない少女になったのだと語った。
 紫のアナルに真九郎の陰茎がずぶりと差し込まれた。快楽はこれまでの非ではなく、陰茎が全て吸い取られるような感覚がした。
 陰茎が全て埋まると同時に、亀頭が腸の奥を押したのに気づいた。亀頭が舌とは違う感触の腸壁に喜び、ぐりぐりと擦り付ける。
 こんな状況で、かつて守ると誓った娘に犯されてまで出てきてしまう男がひたすら情けなかった。紫は真九郎の表情を満足そうに見ている。
「ほら、始まるぞ。無力なお前が守れなかったわたしの末路、7歳幼女の調教日誌だ」
 液晶ディスプレイの明かりが部屋の中を照らした。目をそらそうとする真九郎を、アナルを絞めて刺激する。わたしはこうされたのだ、と現実を叩きつけ、顔を掴んで無理矢理正面を向かせた。
 ディスプレイには、服を破られ縛られて、顔を泣きはらしながら後ろから犯される少女が映っていた。
『いやあああぁぁぁ! 痛い! 痛いいぃぃぃ! に、兄様、やめてええぇぇぇぇ!』
『はははははは! どうだ紫! これでお前が俺のものだと言う事が分かっただろう!』
 その凄惨な姿に、真九郎は顔を真っ青にする。酷い目に遭っているだろうとは思っていた。その姿を想像し、無力に泣いた事もあった。しかし、このディスプレイ越しの現実感は、どんな想像をも圧倒していた。
『し、真九郎、助けて……、助けて!』
『馬鹿だなお前は! あいつは鉄腕に叩きのめされて帰っただろう! お前を助ける奴なんていないよ!』
『お願い、助けてええぇぇ! し、しんく、真九郎ぉぉ! 痛い、怖いよ! 助けて!』
「ほら、ここだ。今お前のチンポを犯してるここを、兄様に貫かれたのだ。凄く痛くて苦しくて怖かったのに、お前の名前を何度も呼んだのに、結局助けてくれなかったな」
 ディスプレイの中の紫は、押さえつけられながらも必死に逃げようとしていた。そんな紫の様子が面白いのか、紫の兄、竜士はにやにや笑いながら多弁鞭を振り下ろした。
 鞭は独特の打撃音を立てて、紫の背中に当たった。服が弾け飛び、肌が赤く染まる。
 真九郎は悟った。紫の服の裂け目は、全てあの鞭でやられたのだと。全身くまなく叩かれ、服はもう機能しておらず肌こそ裂けてはいないものの、全身が蚯蚓腫れになっている。
『うっ、うえええぇぇぇ……。たすけて、しんくろう、たすけてぇ……』
『おい、真九郎助けて、じゃないだろう! 今ここに居るのは誰だ! お前は誰にお願いしなきゃいけないんだ!?』
 ばしん、と鞭が勢い良くベッドに叩きつけられる。紫はひぃっ、と悲鳴を上げて頭を抱えた。
『ご、ごめんなさい。兄様です。竜士兄様にお願いしなきゃいけないんです……。おねがいしますから……ぶたないで』
『そうだ、それでいいぞ紫。お前は俺のものなんだ。頼るのも、俺にだ。分かったな』
『は、はい、そうです。わたしは竜士兄様のものです』
『よーし、いい子だ。じゃあ、しっかり尻を絞めろよ』
『ぎいいいぃぃぃぃ!』
 また乱暴な挿入が始まった。紫は涙と鼻水でくしゃくしゃにした顔をディスプレイに映す。あの気丈だった九鳳院紫がここまで絶叫する、それだけで竜士の攻めの過酷さを理解できた。
『痛いいいぃぃぃ! やめてやめてやめて! 嫌ああぁ! 助けて、真九郎たすけてぇ!』
『真九郎じゃないって言ってるだろうが! まだ分からないのか!』
 多弁鞭が何度も振り下ろされる。一発ごとに布の切れ端が飛び、背中を少しずつ露出していた。唯一、顔にだけは振り下ろさないようにしている様だったが、当時の紫の救いにはならなかっただろう。
『ごめんなさい兄様ぁ! ううぅぅぅ! やめて……痛いよ、痛いよぉ……うぅ』
「この時はまだ兄様の愛がわからなくて、泣き叫んでいたんだ。愚かにもまだお前が助けに来てくれるなどと思っていたしな。こうやってわたしは一週間痛めつけられて、最後には部屋の隅でずっと震えていたんだ。世界中の全てが怖くて仕方なくなってな」
 あくまでも楽しそうに、紫は真九郎の上で踊っている。こんなに凄惨な映像を見せられても、真九郎の股間は興奮し続けた。それほどに紫の淫技は卓越していた。


840 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:20:05 ID:oDLATYX9
 陰茎は腸内をびくびくと跳ね回り、腸壁を叩いた。先ほどからずっと絶頂感がとまらず、陰茎は狂ったように充血する。
 紫が体を上下しながら真九郎のシャツのボタンを外し始めた。左右に開いて体を露出させると、紫は自分の体にローションを塗り始める。そして体を真九郎に密着させると、胸を押し当ててこすり始めた。
 真九郎の興奮が増し、心臓がばくばくいってるのが分かる。紫の体は柔らかく、それだけに勃った乳首が体を這い回るのを直に感じ取れた。
「ほら、次のシーンだ。変態真九郎を満足させてくれるかもしれないぞ」
 一瞬画面を砂嵐が通過し、次の画面が移る。
 紫は診察台に四肢を拘束され、泣きそうな顔で白衣の男たちを見回した。体に次々と注射が打たれ、針はアナルや膣にまで刺される。
 最初こそ泣いていたが、すぐに紫の目の色が妖しくなる。曖昧な視線が辺りを泳ぎ、やがて表情が虚ろになる。肌は高潮し、恥丘が開き愛液が大量に出ていた。
「九鳳院は女を屈服させるために、あらゆる手を開発した。わたしに投与された薬はな、ぜんぶ体を敏感にする薬だ。分かるか? あれだけの量全部がだ」
 紫が示すとおり、薬品の量が尋常ではなかった。大小の注射器だけで20本あまり、点滴でも投与されているのだ。
 投薬を終えた紫は、裸のまま竜士に抱えらて運ばれた。その間、紫は微動だにしなかった。いや違う、できなかったのだ。
 全身を性感帯に変えられて、抱えられているだけですら絶頂しそうになっていたのだから。
 竜士は紫を後ろ手に縛ると、犬のような体勢で寝かせた。と言っても、手は使えないので尻を突き出す形で。
『ほら、紫。今度はどうだ? お前があまりに痛いのは嫌だっていうから、気持ちよくしてやったぞ』
 竜士の指は、紫のアナルに突き刺さっていた。指で内側を掻いたり、出し入れしたりする。
『お、あああぁぁぁぁ! 兄様やめへぇ! こりぇ、へん! へんにらるぅ!』
 プシプシと連続で潮を吹きながら、紫は絶叫した。痛みではなく、快楽で攻撃される。苦痛ですら屈服しかけていた紫に、その攻めはあまりにも刺激が強かった。
『へぇ、指だけでこんなになったな。これでチンポを入れたらどうなるんだろうね』
 竜士は紫の腸液が絡みついた指を、楽しげに見つめた。たった少しの刺激で、腸液は指全体に絡みつくほど排出されている。
 指に付いた腸液をアナルに擦りつけ、潤滑油がわりにした。小さなつぼみに、大きな陰茎の先端が当てられる。
『や、やめへください兄様ぁ! こんなのやられたら、わたしおかしくなります!』
『けどお前いつまでたっても言う事聞くようにならないじゃない。分からない? 悪い子はおしおきされるんだよ!』
『や、やめてお願ああああおおおぉぉぉ! ああああぁぁっあっあっあっあっ、おああああぁぁぁぁぁ!』
 あたりにいろんな体液を撒き散らしながら、紫は始めての絶頂を迎えた。尿すら垂れ流しだらしのない顔をして、ひたすらアナルからの快楽に嬲られ続ける。
「こうして、わたしは始めてイかされたんだ。わたしがイっても兄様はやめてくれなくてな、ずっと気持ちいいままだったんだ。本当に頭がおかしくなりそうだったぞ」
 紫が懐かしそうに語る。左手は真九郎の首に回されながら、右手はいつのまにか自分の股間を弄っていた。
 真九郎は映像から目を放せなくなっていた。映されているのは間違いなく陵辱の記録である。凌辱の記録であるのに、自分の大切な人が嬲られている姿であるのに、酷く興奮していた。
 真九郎の陰茎が僅かに大きくなったのを、紫は腸の中で感じる。紫はにやりと笑いながら、アナルを絞めて刺激を強くした。うっ、と真九郎から呻き声が漏れる。
「やっぱり真九郎は変態だな。7歳の子供が処女のまま淫乱アナルに変えられるのはそんなに面白いか? お前が守るはずだったわたしがこんな風にされてるのにな。ちょっとアナルでチンポを弄られただけでこんなに興奮するんだな。この真性ロリコンの変態め」
 紫の腰は、ディスプレイの中の紫と同じように動かされていた。ディスプレイの紫の腰が右に振られれば、現実の紫も右に振り、陰茎が腸壁を強くこすれば、紫もそうなるように体を動かす。
「どうだ? お前はわたしに犯されてるのに、わたしを犯してるような気がするだろう」
 実際、その通りだった。真九郎の目はディスプレに釘付けになり、紫を嬲る竜士と同じ感覚を得ている。それが、まるで自分が竜士になり紫を鳴かせているような感覚に陥っていた。
 真九郎は紫を性的な対象で見た事などない。しかし、この倒錯的な映像と今与えられている快感、そして紫の言葉で、しだいに紫自体に淫らな欲望を向けるようになってきている。


841 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:21:02 ID:oDLATYX9
「映像の中だけじゃなくて、ちゃんとわたしも感じろ。ほら、わたしのおっぱいはどうだ? お前なんかのために、わたしの体全体で気持ちよくしてやってるんだぞ」
 アナルの締め付けは緩められ、その代わり体を強く押し付けてきた。胸の感触など殆どないが、その柔らかい肌は興奮を誘ってやまなかった。
 いつの間にか、口の中のショーツを味わっている事に気が付いた。ショーツを舌で転がし、愛液を啜り出して飲み込む。生臭い香りが鼻腔の奥まで刺激し、これが紫の淫液なのだと主張する。
 真九郎は自分が少しずつ紫の体にのめりこんでいる事に、まだ気が付いていなかった。そして、気が付いていないのは真九郎だけだった。
 ディスプレイの中の紫は、何度も犯されていた。怯える紫を何度も竜士は凌辱する。その方法は様々で、ただ獣のように犯すことから、吊り下げて鞭で叩き続けたりなど様々だった。
 痛みから快楽に方法が変わっても、紫は竜士に怯え続けた。だからこそ、調教は次の段階に変わる。
 紫は椅子に座っていた。拘束されている訳ではなく、抵抗もしない。さりとて怯えている様子も無い。ただ椅子に座って、焦点の遭わない目で正面の男を見ていた。
「ここから山場になるぞ。変態が満足するくらい愚かなわたしがぐちゃぐちゃに壊されるからな。見逃すんじゃないぞ?」
 ぞくり、と脳に快感がよぎる。なぜこんなものに興奮しているのか、真九郎には理解できなかった。そして、なぜ紫の言葉ひとつでこれほど体が反応してしまうのかも。
 あれほど健気で強かった紫がこんな風に変えられてしまうのだ。あの会場のように、兄の命あらば誰にでも股を開いて差し出すように。
 今、裸よりも淫らな姿で陰茎を排泄機関で咥えながら、嬉々として淫欲を貪るように。
『確認します、竜士様。よろしいんですね』
『ああ、いいとも。早くやってくれ』
 男は虚ろな紫に近付くと、耳元でぼそぼそと呟く。体を触りもするが、その行為には性的なものは一切感じられず事務的で、医者が診察しているようにも見えた。
 真九郎にはそれがどういった効果を表すのか理解できなかった。ただ、紫の調教の為であると言う事だけは分かる。
「なぁ、真九郎。わたしを見ろ」
 紫は両手のひらを真九郎の首裏に触れて、体を離した。腰の上下も止まるが、その代わりに腸がうねる様に陰茎をしゃぶる。
 真九郎はディスプレイから目を離し、紫を見た。そして、自覚無しに少女の体を嘗め回すように視姦する。
 少女の顔はあどけなさを忘れ、快楽に溶けていた。顔は高潮し、視線は淫悦を誘惑している。うなじを、流れる黒い髪が強調し少女特有の美しさを際立たせた。
 胸は小さいながらも膨らんでおり、その幼さを補って有り余る滑らかな肌はローションで艶やかに彩られる。胸を支えるブラジャーはローションで透けて、肌とは違う魅力を出していた。
 ショーツが守るべきつるつるで筋しかない幼丘をガーターベルトが強調し、誘蛾灯のように男を誘う色香がある。
 黒いレースの靴下に包まれた足は、大人の男に跨っていると言うだけで倒錯的な幼い性を強調していた。
 むき出しの恥丘は赤く爛れ、あふれ出る愛液は腰が動くたびにズボンに擦り付けられ甘い匂いを撒き散らす。毛ひとつ生えていないそこは、何にも阻まれる事なくさらけ出されていた。
 その奥にある小さなすぼまりは今は大きく開かれ、グロテスクな肉の棒を美味そうに飲み込んでいる。肉棒の大きさに対し少女の幼尻は不釣合いなのに、それが当然と言わんばかりに舐め取っていた。
 これら全てが、ただ一人の少女の、九鳳院紫という少女の下に集まったのだ。
 真九郎は興奮した。性的刺激を与えられたからではなく、この幼い少女の姿に、確かに欲情した。
「どうだ、真九郎。お前はさっきまでわたしの裸をみても何も反応しなかったな。けど今は、わたしの体を見ただけで興奮するんだろ? 犯したいと思っただろ? お前は変わってるんだ。わたしに変えられてるんだ。本当に幼女に欲情する本物の変態にな」
 真九郎は首を振って否定した。紫に伝えると言うよりも自分に言い聞かせるように。
 紫は嘲笑いながら、腰を浮かせた。陰茎がアナルから半ばまで出される。露出されたそれは、真九郎も見た事がないほど血走り硬くなっていた。
「嘘をついても無駄だぞ、ド変態。お前がいくら否定しても、お前のチンポは正直だからな。わたしを視姦しながら、必死にわたしの中を味わおうとしてたぞ。見られただけで妊娠させられそうな視線だったしな」
 紫が腰を落とすと、また陰茎は全て隠れた。下半身は正直で、それを喜んでいるのが分かる。つながっている紫にもそれは伝わり、真九郎ににやにやと嫌らしい笑みを向ける。


842 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:21:41 ID:oDLATYX9
 紫は視線を誘導しながら、秘所を指で開いた。綺麗な桃色をしたそこが粘液ごしに外気に晒される。真九郎の目は、食い入るようにそこを見てしまった。
「どうした、変態。ここに入れたいか? でもここは駄目だ。わたしのマンコはご主人様専用だからな。初潮が来たら真っ先に犯してもらうのだ」
 自分の行為は犯罪だと知りながらも、視線を外せなかった。そこが何よりも魅力的だと、そう思えてしまうのだ。
「マンコはもう永久脱毛を済ませたのだ。わたしは一生子供マンコのままだ。変態好みだろ? お前が使う機会は一生ないがな」
 紫の言った事に、思わず頷きそうになる。理性で違うと否定しても、本能がそこを舐めたいと思ってしまう。毛の生えない幼丘をしゃぶりたいと感じてしまう。
 こんな幼女の小さな恥膣に、口をつけ舌を差し込んで蹂躙したいと、本能が言っているのだ。
 真九郎は何も出来ない無力感と同時に、恐怖心を感じた。一体紫は自分をどうするつもりなのだろうか、と。喋る事ができない今は、されるがままになるしかなかった。
 ディスプレイでは、いつの間にか男が去っていた。部屋の中には二人だけが残り、紫は竜士を怯えた目で見ている。
 竜士は紫に触れようとしなかった。それどころか、近付こうともしない。それなのに、楽しそうな視線を向けられる紫は得体の知れない恐怖に怯えていた。
 竜士が調教の効果を確かめるべく、一言だけ言葉を発した。
『イけ』
『え、えぇ! あ、あっあっあああぁぁ!』
 刺激を与えられたわけではないのに、紫の体は勝手に跳ね回った。がくがくと崩れ落ちそうになる膝を支えながら、座り込んでしまうのだけは堪える。
 スカートの中から涎が垂れた。ねっとりとしたそれは糸を引きながら、床に数滴の水滴を落とす。
 彼女には自分が何をされたか分からなかっただろう。ただイけ、と一言言われただけなのだから。
『イくな』
『あ、あぁ。っふー、っふー』
 絶頂が中断される。しかし、それは快楽や興奮までも止めるようなものではなく、本当に絶頂のみを抑制するものだった。紫の顔は赤く、未だに絶頂の余韻を引きずっているのが分かる。
 竜士は紫に近付いていき、スカートの中に手を入れた。スカートに隠れた部分では、指がクリトリスを激しく刺激している。敏感に改造された紫の体ではとても耐える事が出来ない刺激、の筈だった。
『あ、あああぁぁ!? な、なにこれぇ! う、ああ、ああぁ!』
『はっはっはっはっはっは! どうだ、全然イけないだろ! お前の体がどうなったか知りたいか?』
 紫に答える余裕は無かった。頂点限界にまで刺激されているにも関わらず、その先に行く事ができない。
 竜士はそんな事お構い無しに刺激し続ける。自分の手の上で踊り狂う様を存分に堪能しながら。
『お前にはな、暗示をかけたんだ。といっても精神にまで作用するものじゃない。けどな、肉体は絶対に逆らえなくなった。お前は俺の命令一つでたとえ何も刺激されなくてもイくし、逆にどんなにイきそうになってもイけなくなるようになったんだよ!』
 指を離されると、その場に座り込んでびくびくと体を震わせた。絶頂しそうな感覚は未だにあり、それが調子を狂わせる。
 人形のようにされるがままの紫は、そのまま手枷と首輪が一体になった道具で拘束された。続いてギャグボールを噛まされ、アイマスクで視界を隠される。
 耳にはヘッドフォン型の耳栓を当てられ、これで何かを知ることも伝える事もできなくなった。
 不自由な状態で持ち上げられて、テーブルの上にある器具と拘束具がつながれた。パーティー会場の時の格好で、身動きが取れなくなる。
 スカートをたくし上げられると、ショーツを破いて取り除かれる。その代わりにアナルの部分だけが開いた貞操帯を取り付けられた。
 準備が整うと、ドアが開く音がする。映像の外から数人の身なりのいい男が現れ、竜士に挨拶をした。
 代表らしき男が前に進み出て、握手を交わす。
『いやあ、申し訳ありませんな竜士くん。まさかこんなに面白いイベントに招待されるとは』
『いえいえ、私の方もいつもお世話になっておりますので。これくらいはやらせていただきますよ』
 竜士は営業スマイルで答える。内心はどうだか分からないが、その外見だけは完璧と言えた。
『それでは皆様、お楽しみください。私がいると落ち着いてお楽しみ頂けないでしょうから、これで席を外させていただきます』
『ん? そうかね? 気を使わせてしまってすまないね』
 一人が進み出て、紫の尻を撫でた。少女の肌触りと反応を見て、男は満足げに頷く。
『うむ、すばらしいね。完全に出来上がってる。流石は竜士くんの仕込みだ。いつ見ても見事だよ』


843 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:22:17 ID:oDLATYX9
『確かに。顔が分からないのは残念だが、たまにはこういう趣向もいいだろう』
 口々に好き勝手な事を離しながら、紫を弄り回す。乳首を摘んだり、太腿を撫で回したりと。その度に体は反応し、震えていた。
『それでは、お先にいただきますよ』
 アナルに肉棒が埋め込まれた。つぼみは皺がなくなるほど伸ばされれば、痛みがないはずはない。しかし、紫が感じているのは快楽のみで、ギャグボールの隙間から涎を垂らし、艶声を上げていた。
 紫が犯されている間でも、男たちに容赦はなかった。全身をまさぐり、快楽を引き起こしていく。
 貞操帯の間から愛液が溢れるが、それでも紫は絶頂することができない。事情を知ってか、それとも知らずにか、男たちは少女を苛め抜いた。
「これはな、わたしが始めて輪姦された時の映像だ。気持ち良いのに絶対にイく事ができなくてな、気が狂いそうになってしまった。最後には全部忘れて、頭の中全てイきたいとしか考えられなくなってしまった」
 少女の体が弄ばれ続ける。精液で白い肌をさらに白く染め、髪に張り付き固まる。全身から玉のような汗を流し、アイマスクが変色するほど涙を流していた。
 腹は精液でぽっこり膨らみ、浣腸で全て出される。綺麗になった腸内は、また男たちの欲望で汚された。
 紫は男たちがそうしたように、真九郎を弄び続けている。早く射精したい、それしか考えられなくされていく。
 男たちの宴が終わり、めちゃくちゃに汚された紫の下に宴の主犯が現れた。ギャグボールとアイマスクのみ取り外す。
『やっぱり、お前はぼろぼろに汚された姿がよく似合うね。気分はどうだい、紫?』
『イか……せて。おねがい……します……、イか、せて……』
「どうだ真九郎。わたしは始めて兄様におねだりしてしまったのだ。どうするのだ、真九郎。いや、お前は何もできないんだったな。なにせわたしのロリアナルで締められて喜んでいるんだ」
 腰の振りが速くなる。真九郎の欲の塊は腸液に浸され、生ぬるい粘りに歓喜の声を上げた。
 大切だった少女との思い出が、淫欲に侵食されていく。そして、汚している相手は大事な少女本人だった。
 紫はもう思い出など欠片も大事にしていない。真九郎との初恋の物語は既にゴミであり、今大事なのは兄の命令だけだった。
「今わたしがお前の隣で寝たら大変だな。お前はきっとわたしの口を塞いで、この変態チンポをわたしのアナルにねじ込もうとするんだ。何も知らない頃のわたしでもお構い無しにな」
 ディスプレイの中の少女が、汚れたまま兄に犯される。足に力が入らないために、体重をテーブルに預ける。肉棒を挿入されるごとに、イかせて、イかせてと機械のように呻いた。
『なあ、紫。お前はもう俺に逆らわないよな』
『は、はい。逆らいません』
『俺のためなら何でもするよな』
『なんでも、します。だから、はやく、イかせて』
『お前は俺の性奴隷だ』
『そうです、わたしは兄様の、性奴隷、です』
『もう誰にも頼らないよな。頼るのは、俺だけだ』
『そうです。わたしは、兄様にしか、頼りません』
『そうだろう、例え相手が真九郎とかいう奴でもだ』
『はい、しんく……え?』
「ほらここだ! あははははは!」
 紫が笑い出す。かつて無いほどアナルを絞めて、彼女自身が興奮しているのが分かった。上下運動が早くなり、真九郎を攻め立てる。体を後ろに倒し、全身を見せ付けるようにしながら。
 黒く美しい長髪が、腰に合わせて舞を始めた。幻想的なほどの淫らな演舞は、真九郎の脳に幼女の艶姿を何度も焼き付ける。
 九鳳院紫は美しく淫らだ。そして、その幼さ故の淫惑こそが正しいのだと、脳が強く記憶する。それこそ、二度と忘れられないほどに。己を蔑む視線でさえ、興奮を誘惑する。
 真九郎の本能が、紫という幼女の性的興奮で満たされていく。本能が、紫という幼い性の具現に逆らえなくなっていく。下半身が、幼女のアナルに隷属する。
 竜士は紫の言葉が詰まったのに、今まで笑顔だった表情を消して能面になる。すぐにアナルから陰茎を引き抜くと、使用人に命じて何かを持ってこさせようとした。
『いやああああぁぁぁぁぁ! 兄様ごめんなさい! ごめんなさい! 許してください!』
 紫の絶叫に、竜士は何も反応を見せなかった。口に無理矢理ギャグボールを詰め込み、耳栓もつける。紫はどうする事もできずに、ただ無意味に暴れ続けるしかなかった。
 使用人が大量の器具を持ってくると、貞操帯は外された。そしてより大きなものが取り付けられ、アナルにも太いバイブが差し込まれる。胸に何かが張り付き、その上からベルトを締める。
 そんな処置が全身に施され、少女の肌は殆どが隠れた。


844 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:23:03 ID:oDLATYX9
 全て取り付け終わると、紫から離れた。手に握られたものを操作すると、紫に取り付けられたもの全てが起動する。
 あるものは振動し、あるものは微弱な電気を流した。一つ一つ別の効果を表すが、それらに共通するのは、紫を攻め立てると言う事だ。
 紫の口端から声にならない絶叫が出た。全身を痙攣させ、体液を振りまく。正に性で操られる人形だった。
「ふふふ、この攻めは凄かったぞ。何せ――」
 なめくじのように幼女が真九郎の体を這い登る。耳元に口を付けて、致命的な言葉を呟いた。
「お前への気持ちを全部壊したんだからな」
 瞳孔が開き、快楽に犯されつつあった正気が一瞬で覚める。がたがたと体が震え、絡みつく紫を直視できない。一月前に味わったあの絶望が、再び正面に現れた。
「わたしは、この時はまだお前が助けてくれると勘違いしていた。この時まではお前を愛していた。でも、これで全部終わった。これでわたしの安っぽい初恋は終わり、かわりに兄様への深い愛を得たのだ」
 紫が艶かしい仕草で、首筋を舐める。くちゃりと舌が当たった瞬間、幼女の感触に背筋までわななく。
 これほどの絶望の中でも、まだ真九郎の体は紫を求めていた。
「なあ、なんでわたしがこんな事をすると思う。当然兄様に言われたからなのだがな」
 画面上の紫は陸に上げられた魚のように飛び跳ねていた。それを見続ける真九郎の視線を遮るように、紫の顔が迫る。
 わたしを見ろ、という意思表示に、真九郎は逆らえない。心で何と言おうと、快楽を与えてくれる紫には体が動いたとしても従うだろう。
 紫は、真九郎の全てを掌握した事を確認した。
「兄様がお前を変えると言ったのだ。お前が、わたしでしか射精できなくなるようにとな。お前は一生わたしを奪われた無力感に打ちのめされながら、わたしを思い出し、わたしの淫らな姿を思い出し、一人寂しくチンポを擦り続けるんだ。
 だから、お前にはわたしのアナルでも射精させてやる。光栄に思え、お前のような下賎な輩がわたしのような高貴な人間に出させてもらえるんだからな。兄様に一生感謝するのだ」
 真九郎の心はふざけるな、と抵抗した。しかし、体はその言葉に喜んでいる。
 舌はショーツを、まるでそこに紫の恥丘があるようにねぶった。陰茎は積極的にアナルをほじり、少しでも快楽を得ようと震えては腸壁を叩く。
「わたしはもうお前の事など、どうでもいいのだがな。兄様が慈悲でわたしの淫らな姿を映像で送ってやると言っていたぞ。出産まで全部だ。
 よかったな、これでお前が汚い粗チンを扱くネタには困らんぞ。わたしでしか射精できなくしてやるのだからな、せめてこれくらいはしてやるとの事だ」
 それでも、真九郎は抵抗しようと涙まで流すが、それを嘲笑うかのようにアナルを絞められる。抵抗は一瞬で吹き飛ばされた。
「抵抗など無駄な事をするな。お前は変態なのだ。変態にこらえ性など必要ないぞ。大人しくわたしの味を、体の感触を脳髄にまで刻み付けて、一生わたしでしかチンポ勃たなくなってしまえ」
 紫はディスプレイを見て、映像の進み具合を確認した。画面には全身ぐしゃぐしゃの紫と、丁度もどってきた竜士が映されていた。
「これが、完全に兄様のものになったわたしだ」
 顔についたものを全て外され、紫の酷い顔が現れた。涎を垂れ流し、覇気の欠片もなく目は死んだ魚のように濁っていた。兄が正面に回っても何の反応も示さず、快楽に踊らされ続ける。
 竜士はその表情に満足し、器具のスイッチを止めた。器具は次々に取り外され、紫の裸体が現れる。
 未だに呆けたままの紫の尻を叩くと、紫はびくんと震えた。顔に生気が戻り、ゆっくりと後ろを向いて相手を確認する。
『に、いさ、ま』
 消え入りそうな声で、紫は言った。そして、再び尻を軽く叩かれる。
『違うだろ。俺はお前のなんだ?』
『あ、う……。ごひゅじん、しゃま。ご主人様です』
『お前は俺のなんだ?』
『どれい、です。ご主人様に、言われれば、いつでも、またを、ひらく、性奴隷、です』
『よしよし。いい子だね、紫は』
 竜士の手が、頭を撫でた。紫は心底嬉しそうに、奴隷としての愛情を受け入れた。
『愛しの真九郎くんは助けてくれたかい?』
『たすけて、くれませんでした。こんなに、苦しいのに、守るって、言ったのに……。つらかった、です』
 そして、自分の強さも思いも何もかもを捨て去り、奴隷になる事を受け入れて。隷属し支配される事を望んだ。
『お前を助けたのは誰だ?』
『兄様です。わたしのご主人様です』
 こうして九鳳院紫は強く在る事を捨て人を辞め、九鳳院竜士の忠実な家畜として生まれ変わった。
『良く分かったな。よし、それじゃあご褒美にイかせてやろう』


845 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:23:42 ID:oDLATYX9
 ただの雌になった家畜は、幸福に満たされ笑みを浮かべた。
 紫のアナルは、竜士の肉棒で征服された。腸内を乱暴に叩くそれを、アナルは残り少ない体力全てをつかい、全力で奉仕する。
 現実の紫も、かつての自分の姿かに興奮して腰を早くした。アナルが絞めるだけではなく、腸内がすぼまり柔らかい肉が陰茎に張り付く。腰が動くたびに全体が刺激され、精液がせりあがり続ける。それでも射精できないため、射精感がずっと脳を攻め立てた。
「あはは! 見てみろ真九郎! これでわたしはお前のものでなくなったのだ! 兄様のものになったのだ! 頭のなかを全部兄様の事とエッチの事しか考えられなくなったのだ!」
 ディスプレイの中の紫が幸福そうに奉仕していた。いままではどんなに淫欲にまみれようと、決して見せなかった穏やかな幸せを享受する顔だ。
「悔しいか、変態! 失敗の代償を見せられながら幼女にチンポしごかれるのはどんな気分だ? 幼女マン汁必死で舐め取るお前にはお似合いだがな!」
 本当に、これで、彼女は変わった。真九郎はそれを見せ付けられながら、紫のアナルを味わっていた。
 紫は手を真九郎の陰茎根元に沿え、ベルトを触った。ベルトはばちん、と音を立て拘束を解く。しかし、紫が手で固定して射精を制御された。
「ほら、射精すのだ。お前は、わたしが堕とされるのを見ながら、情けなく射精するがいい!」
 映像の中の紫が幸福に踊る。性奴隷にされて、自由をなくして、それでも支配される幸せに溺れた。
 竜士の腰が強く紫に押し付けられる。射精を感じたアナルは、一滴も精液を出すものかとぎゅぎゅっ、と絞められた。
『ほら、イっていいぞ』
「イってしまえ、変態」
 ディスプレイ中の紫と、真九郎が同時にイた。両者とも激しく、今まで味わった事が無いほどの開放感を味わいながら。違う点があるとすれば、それは紫が幸福そうなのに対し真九郎は不甲斐なさに泣いた事だ。
 精液は紫に大量にそそがれ、侵食する。アナルは尿道を吸い上げて精液を全部奪っていった。紫の指が真九郎の胸元で遊び、乳首をつついた。淫らな表情を見せ付けて、宣言する。
「これでもう、お前は射精を耐えることはできない。あとは、変態チンポに変えられるのを性奴隷になったわたしを見ながら待っているがいい」
 紫が下腹部に力を入れる。力の抜けかけた陰茎を刺激して、硬さを取り戻させた。腰の振りは速さよりも上手さを前面に現し、股間から走る快楽は脳を焼くほどになる。
 映像の二人も、未だに交わっていた。兄からの愛情に、精一杯のお返しをする少女に、嫌悪や恐怖は存在しない。そこには主に奉仕を続ける奴隷が誕生していた。
 拘束具を外され、紫は体を持ち上げられる。竜士は服が汚れるのも気にせずに、紫を犯したまま抱きしめた。
 アナル以外の筋肉が緩みきった紫は、尿をびちゃびちゃと漏らした。それでも兄は怒らずに紫を犯し続ける。最早恐怖の象徴ではなくなった兄に、紫は愛を語った。
『にい、さまぁ。はぁ、はぁ、あんっ! あいして、ふわぁ! いますぅ! にいさまだけを、ああぁぁぁ! 愛してますぅ!』
『そうかい。嬉しいよ、紫。俺も紫を愛してるからね』
『ありが、とう、あんっ、あんっ、ございます! にいさま、ふぅ、あっ、ご主人様』
 竜士は幼い妹に口付けた。紫も、最愛の兄に口付けする。犯されながら、愛されながら積極的に下を絡めて流される唾液を飲み込んだ。
 その時の紫の顔は、間違いなく恋が成就した乙女の顔だった。
 愛する二人のキスを見ながら、真九郎は犯されてまた射精した。


846 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:28:19 ID:oDLATYX9
  /4

 あれから何度射精したか、もう真九郎には分からなかった。紫はずっと真九郎を言葉で攻めながらも犯し、勃起と射精を支配権を奪われている。
 未だに紫の調教記録は流れ続けている。性奴隷に成り下がった紫は、様々な方法で辱められていた。
 アナルバイブを入れられたまま人前に出される。スカートの中をぐちゃぐちゃに濡らし、時折の振動に絶頂を迎えながらも表面上は笑顔で接客を続けた。
 テーブルの上に仰向けで縛り付けられ、クリトリスを弄られ続ける。絶頂を禁止されながらもっとも敏感な場所を遊ばれ、男たちの前でイかせてと哀願し、喘ぎ声で楽しませた。
 首輪のみをつけて、リードを引かれながら屋敷を歩かされる。使用人に会うたびにイけと命じられ、はしたなく潮を飛ばす。汚物を見る目で見られようとも、奴隷は媚びた目で主を見ていた。
 攻め具の大量についた椅子に固定され、イかされ続ける。紫は兄への愛を綴り続ける事を言いつけられ、絶頂を迎えながらも決して言葉を止めなかった。最後は竜士にキスをされながら、気絶するまで嬲られた。
 どんな事でも快感を得るように、紫が調教されていく。昔の面影を調教で上書きされていき、一つ一つ丹念に破壊されていた。
 紫が紫ではなくなっていく。竜士好みの奴隷に変えられていく。趣味趣向に至るまで、全てが隷属と快楽に染められていった。二度と戻れないように。
 そうやって、今の紫が誕生したのだ。
 よくこれほど思いつくものだ、というほど多種多様の攻めが展開された。そして、その一つ一つに真九郎も興奮していしていた。それがいけない事だと自覚しても、やめられなかった。
 それほど紫との交わりは甘美で、手放せないものだった。度重なる快楽と射精は、真九郎の感覚を麻痺させている。
 紫は完全に性の中心になっていた。たとえ彼女が普通の服を着ていたとしても、真九郎は股間を充血させて脳内で少女を思うまま犯しているだろう。もしかしたら、もう本当に紫でしか勃たないようにされているかもしれない。
 真九郎の中では未だ変わらず、紫は大切な少女だ。しかし、紫という幼女でなければ興奮できない。最低の屈辱だ。
 今の紫は、散歩の最中だった。首輪をつけ、エナメル質のボンテージを纏い、アナルバイブに尻尾を付けた飼い犬の姿で。四つん這いのまま体を飼い主に擦り付けて、精一杯雌犬である自分の存在をアピールしている。
『散歩はどうだい、紫?』
『わん、わん!』
『そうか、嬉しいか』
「散歩は定期的に行われていてな、見られるかどうかと言うのが凄く興奮するんだ。けど犬は隠すことなんかできないから、いつも見られてマンコを濡らしてしまうのだ。ほら、人が来たぞ」
 真九郎の上で精液を搾り続ける紫から説明が入る。
 使用人らしき男が、竜士らの前に現れた。犬にされた少女の姿に驚くが、竜士を確認するとすぐに威儀を正した。
『丁度良いな。ほら紫、ご挨拶だ』
『わん!』
 飼い主の言葉に答えて、紫は体を起こした。二足で立つが、膝は曲げたまま限界まで股を開く。濡れそぼった幼女の陰部と、アナルの尻尾付きバイブの存在が明らかになった。
『あ、の……これは』
『いいのいいの、君は見てるだけで。紫が喜んでるんだから、なあ?』
『わん!』
 返事をしながら、頭を撫でられる。紫はペットになりきり、人間の言葉は絶対に喋らなかった。
 ペットの喜びを噛み締め、恥部を見せつけ続ける。使用人は異常な光景に顔を引きつらせていたが、紫にはそんなもの関係なかった。
 彼女は、もう兄意外に取り繕う気などないのだから。兄が言えば、例え親の前でも痴態を見せ付けるだろう。
『君はもう行って良いよ。当然この事は他言無用だ。分かるね?』
『は、はい!』
 使用人は走って去っていった。今少女をペットにしている彼の権力を知っているのだから、口が裂けても何一つ語らないだろう。
『よくできたね。じゃあご褒美だ。イっていいよ』
『わ、んあああぁぁぁ!』
「わたしがイったぞ。お前もイけ!」
 アナルが強く締められ、陰茎はそれに答える。既に紫の腹には精液で膨らむほど射精されており、その泉の中に新たな水が注がれる。
 これも、何度も繰り返された光景だった。真九郎は紫がイかされるごとにイかされ、紫の痴態を効率的に刻み付けられる。変態的な行為が進むごとに、真九郎も変態にされた。
 射精の弁も、紫に犯されるという事がスイッチになりかけ、アナルを絞められるだけで射精してしまうようになっていた。
「随分と早漏になったな、真九郎。いい傾向だぞ、変態のお前にふさわしい。チンポをとっとと硬くしろ! まだ萎んでいいと言ってないぞ!」


847 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:29:11 ID:oDLATYX9
 紫の言葉の通りに、股間は再び硬さを取り戻した。下半身は完全に紫の言いなりで、声が上がれば勃起をする。
 真九郎自身も、紫の言いなりになりつつあった。度重なる快楽と射精で思考を溶かされ、そこに紫を流し込まれる。紫が褒めれば、それがどんな内容でも嬉しく感じてしまう。
「これから兄様に犯してもらうところだ。散歩の後のセックスは最高だぞ。犬のわたしは何度も幸せになってしまうのだ」
 紫が家畜の体勢のまま、尻尾を取り外した。ごぷりと腸液があふれて、バイブは転がされる。指でアナルを開きながら腰を振って誘い、腸液があたりに飛び散るのも気にせずひくつかせた。
 だらしなく開いていたアナルは、ご主人様の肉棒が入ると同時にきゅっ、と絞められる。出し入れのタイミングで締め付けを調整しながら、腰を操り飼い主が一番感じる場所で奉仕していた。
 顔を床に擦り付けて、犬の喘ぎ声で鳴き続ける。淫欲に溶けた顔は、幸福に満たされたペットの顔だった。
「連続でイくぞ! 準備をしろ!」
 紫の声で、精液が根元で準備する。紫のアナルが絞められるのを今か今かと待ち構えていた。
『わん! わんんっ!』
「イけ!」
『んあぁ! あん! んわん! うああぁぁ! あっ、わんぅぅぅぅ!』
「ほら、イけ! わたしが、アナルを、使わせて、やってる、んだから、もっと、イけ!」
 命じられるままに、映像の紫と同じように連続して絶頂した。陰茎は紫と同じようにびくびく震えて、それぞれの主に従う。
 絶頂が終わり、痛いほど射精した陰茎が柔らかくなる前に、紫が刺激する。陰茎は硬さを維持し、次の射精のための準備を開始した。
 完全に自分の意思から離れている。その事実に顔を歪めた真九郎を、紫は嘲る。
「なんだ、情けない顔をして。ロリコンの変態チンポが7歳幼女のアナルに入る事など二度とないのだぞ。しかもこっちは望んでやっているわけではないのだ。喜んで勃たせ続けるべきだろう」
 俺は望んでいない、そう真九郎が答える代わりに、陰茎が腸の奥をつつく。紫は膨れた腹を満足げに撫でて言った。
「そうだ、それでいい。そっちの変態は反抗的でも、こっちの変態は素直だな。まだ幼女を犯したいと言ってるぞ」
 それでも真九郎は抵抗した。今真九郎の頭を支配するのは、紫に従順になれという思いと、変えられる恐怖への抵抗だった。
 紫が真九郎の体を抓る。それ自体は痛くもないが、紫が憎悪の目で睨んでくるのが何より心に響いた。
「兄様の慈悲を賜る分際で。変態は変態らしく従っていろ」
 陰茎を飲み込んだまま、片足だけ上げて真九郎の顔を踏みつけた。兄を崇拝しながら、ぐりぐりと足を動かす。
 屈辱的な状態であるのに、真九郎は自分を踏む足にさえ欲情していた。視線は大胆に開く股間の、幼丘を自然と追う。
 足が動くごとに秘所がぱくぱく開き、中に隠れた桃色の媚肉が見え隠れする。膝が動くごとに、陰茎を飲み込み爛れた蠢動を繰り返すアナルがつなぎ目を見せ付ける。
 紫の視線から憎悪の色が消え、再び嘲けながら笑顔を見せた。
「そうやって抵抗せずに素直にしていれば、わたしも少し優しくしてやるぞ。しっかりとわたし専門の変態になって、幼女の魅力に骨の髄まで浸かり切るのだ」
 紫は体を後ろに倒し、体全体が真九郎に見えるようにした。股を大きく開いて、足で真九郎の体を挟む。開きかけた幼丘に指をかけ、ぐにりと広げて開帳する。
「お前が変態になるための協力ならしてやるぞ。つるつる無毛の幼女マンコを見てみろ。お前の大好物だろう。もっと大好きになっていいんだぞ」
 真九郎は言われるまでもなく、そこに注目していた。彼の性癖は、意思を無視してどんどん暴走する。
 つい数時間前まではなんとも思わなかったそこが、魅力的に見えてしかたがなかった。変態の謗りを受けたとしても、跪いて舐めたいとさえ思ってしまうのだ。その思いはどんどん強くなっている。
 幼い子供の陰部である。しかし、なにより性感を刺激する媚肉でもある。一時の衝動ではなく、心の底からそう思えてしまうのだ。
 紫の幼丘がそこにある。まだ処女膜を張った、幼女の穢れなき魅惑の恥部がある。そんな考えが思考を渦巻き、本能を犯していた。本当に、幼女だからこそ大好きになっていた。
「そうだ、わたしにはまり込んでわたしだけに興奮しろ。ちゃんと7歳幼女の幼なマンコ好きになれば、後で口や手でシてやるかもしれんぞ?」
 陰茎がその台詞に喜び、腸内を叩いた。言うとおりにします、と答えるように。腸壁がうねり、従順な陰茎に答える。
 紫が見せ付ける体勢のまま、自慰を始める。ぐちゅぐちゅとわざと音を出しながら、しかし絶対に膣の中に指を入れずに。あふれ出る愛液を、手の上に溜めた。


848 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:30:12 ID:oDLATYX9
「これは、ロリアナル大好きになった変態チンポ分のご褒美だ」
 そう言って、愛液を口の中に流し込んだ。最初にショーツについていた分とは、量も濃さも遥かに上だった。
 真九郎の舌は喜んで淫液を受け入れ、舐めとり味わう。紫に分かるようにいい子である事を示して、口いっぱいに淫蜜を塗りこんだ。
「ご褒美は嬉しかったか?」
 真九郎は涙を流しながら、自然と首を立てに振っていた。自分で自分が分からなくなるほど、当然のように嬉しいと思ってしまう。
 順調に事が進んでいる事に満足し、愛液まみれの手で変態の顔を撫でる。鼻周辺にも擦り付けて、匂いを覚えさせながら。
「またご褒美がほしければ、自分からわたしを求めるのだ。小さい体を、貧乳を、つるつるマンコを大好きになれ。わたしの事しか考えられなくなるんだぞ?」
 頷くのを辛うじて自制する。これ以上変えられる事を許す事など、容認するわけにはいかない。
 紫はすぐにアナルの刺激を止めた。それどころか、全ての動きを止める。真九郎の目が情けなく歪むのを見て、紫は笑った。
「返事はどうした? 返事もできない奴には、アナルだって動かしてやらんぞ」
 返答は素早かった。何度も首が縦に振られ、目で刺激を要求する。たとえ最低の策略にはまっている事が分かっても、抜け出す事ができない。
「そうだぞ。変態であることを自覚するんだ。お前は最低のロリコンで、幼女のわたしでないとチンポ勃たない役立たずになるんだ。約束するな?」
 もう抵抗できなかった。真九郎は反射でなく、自分の意思で首を振る。自ら今の立場を受け入れてしまった。真九郎は、屈服してしまったのだ。
 あとはもう一直線だろう。真九郎の心は紫の調教に抵抗せず、変態である事をどんどん受け入れる。
 真九郎の終わりは、間近だ。紫は力強く動き出した。
「ロリアナルは大好きか? 幼女マンコも大好きだな? わたしの平坦な胸で欲情するな? 蔑まれても興奮するんだろ? わたしでしか射精しないな?
 わたしが出せと言ったらすぐに射精するな? 出すなと言えば射精しないな? 絶対に逆らわないな? よしよし、いい子だ。立派な変態になったな。ご褒美に、すぐに沢山射精させてやるぞ。からっぽになっても出すんだぞ?」
 紫の言葉に、真九郎は全て頷いた。一つ一つの言葉が心に刻まれ、がんじがらめになる。逃げ場がどんどん失われ、やがて紫が逃げ場になっていく。
 時間が足りないのだから、紫の教育は完璧にはならないだろう。それでもかなりの強制力を持つ。紫が命じれば、真九郎が逆らうのは難しい。
 少なくとも、紫でしか射精できなくなるという事は、絶対に変わらない。
 真九郎にとって絶望的な未来が、殆ど決定していた。意識の大半が紫に従属する事を望んでいるのだから。
 僅かに残る薄弱な意識で形だけの抵抗をしながら、この時間が終わるのをただ耐えた。
『ヘイ、小僧。見てるかい?』
 急に、鉄腕の声がした。それは直接声をかけられたものではなく、機械特有の電子的なノイズが微かに混ざっていた。
 ディスプレイを見ると、そこには裸で椅子に座り、股間を大きくした鉄腕がいた。その大きさは正に凶器と言うのが正しく、長さだけでも真九郎の倍はありそうだった。
「ほう、そろそろ最後だな」
 紫の呟きに、やっと終わると真九郎は思った。これで、この地獄のような時間が終わるのだと。しかし、股間のそれだけは惜しげに跳ねた。
「チンポは正直でいい子だな」
 紫の腸内が、子供を労わるように可愛がる。柔らかく揉まれて、最後まで幼女の味を堪能しようとした。
 画面の中に、紫が現れる。その姿は信じられないものだった。
 乳首とクリトリスにリングがはめられ、それぞれが紐で結ばれている。体にも同じように紐が巻きつかれ、紐から宝石が垂れ下がり、少女の体を美しく淫靡に飾っていた。
 紫は鉄腕に抱き寄せられながら、正面を向かされる。
『ほらお嬢ちゃん、何か言いな』
『はい。わたしは兄様のいいつけで、鉄腕にたくさんイかせてもらう。変態真九郎はそれを見て汚い精液を撒き散らすのだ』
 真九郎は思わず、紫を見た。紫は相変わらずにやにや笑っているだけだ。
 この頃から、既に計画されていたのだ。真九郎は気づき、事実に戦慄した。
『はい、よくできました。それじゃあ早速。悪いな小僧、お嬢ちゃん先にいただくぜ』
 鉄腕が紫を持ち上げて、肉棒の上に紫をもっていった。肉棒がアナルに当たると、一気に突き刺される。その大きさから根元まで入らず、半分と少しだけで止まり腸壁を引きずり内臓を押し上げた。
 たったの一刺し、それだけで紫は白目を剥くほどイってしまった。浮いた体から潮が吹き、鉄腕の足にかかる。
「最初の命令だ! 全力でイけ!」


849 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:30:48 ID:oDLATYX9
 真九郎も攻められた。紫は持ち上げた体を落としながら、アナルに力を入れた。陰茎は腸壁に絡まりながら上り、ぐちゅりと壁を叩く。何度も射精したとは思えないほどの精が、紫の中で爆発した。
 体は紫の命令を忠実に実行し、どばどばと精液を吐き出す。アナルと命令の相乗効果で、脳が裏返るほどの快感を生み出した。
『お嬢ちゃん小さすぎだな。全然入らないぜ。小僧、まさか根元まで入っちまったんじゃないだろうな?』
「あはは! その通りだ。真九郎のチンポは細くて短いからな、幼女アナルでもずっぽり埋まっているぞ!」
 紫のそしりを受けながら、真九郎は連続で射精した。
 紫にもう調整などする気はなく、ただ射精させるためだけに体を大きく振っていた。
『まあ仕方がないな。ほら、そんなんじゃイけねぇよ。しっかり尻を絞めろ』
 紫を突き刺したまま、尻を叩く。ひうっ、と小さく悲鳴を上げた紫は急いでアナルに力を入れた。
 あとは、人形遊びのようだった。小さな紫はひたすら揺さぶられ続け、鉄腕の大きなもので突き刺される。ひと突きごとに絶頂を迎えているのではないかというほど、股間から淫蜜が飛び散っていた。
 それは真九郎も同じだった。跨る紫に、人形として弄ばれている。何度も命令され、その度に射精を繰り返す。
 自分でいつ射精をしているのかも分からなくなる中、にやつく紫の笑みだけが印象的だった。
『なぁそっちのお嬢ちゃん、小僧のペニスでイけたかい?』
「こんな、粗末な、ものでは、何回、犯されても、イけん、ぞ」
 アナルでぐちぐちとねぶりながら、紫が答える。鉄腕は、画面越しに笑った。
『こっちのお嬢ちゃんはイきまくりで喋る余裕もないぜ! 小僧もがんばるんだな』
「がんばった、ところで、たかが、知れている!」
 精液と腸液が混ざり合った海の中を、陰茎が踊る。尿道口がパクパクと開き、精液を少しずつ吐くがもう殆ど残っていなかった。
 紫は真九郎に密着し、胸を擦り付ける。紫の胸が触れている、それが真九郎を興奮させ、また精液を出す。
「お前の、チンポは、淫乱幼女を、イかせる事も、できないのだ! せめて、精液くらい、ちゃんと、出せ!」
 びゅぶっ、と音がするほど勢い良く出た。陰茎は最初の半分の硬さもなくなっているが、それでも健気に言いつけを守った。
 連続射精の最後には、真九郎は半分意識を失っていた。映像が終わり、部屋が明るくなる。紫がアナルを離したところで気づき、顔を上げた。
 真九郎は酷い有様だった。股間付近のズボンはいろんな液体で濡れ、陰茎は縮んで倒れている。体はローションでぐしゃぐしゃになり、口の中のショーツは唾液を吸って大きくなっていた。
 紫は一滴も腸の中をこぼさないように、慎重にアナルを引き抜いていた。大量の液体が腹の中に溜まり、ちゃぽちゃぽと音をたてている。
「時間は……、あと少しか」
 時計は深夜の2時近くを指していた。一体何時間紫とつながっていたのか、まったく分からない。
 紫は腹の中に精液を入れたまま真九郎に近付き、膝を曲げて真九郎の股間に顔を寄せた。何をする、そう言う事もできずに、紫の動向を不安に駆られながら見守る。
「2時まで、もう少しだけお前に付き合ってやろう。喜べ変態」
 紫が陰茎を弄りだした。もう勃たない、そう思っても、紫はペニス弄りをやめない。
 柔らかい竿と玉袋を弄りながら、紫は顔を上げる。いくら刺激されても勃つわけがないのに、射精感がこみ上げた。
「知っているか? チンポは柔らかくても刺激があれば射精するんだ」
 紫が淫靡な唇を真九郎に見せ付ける。その唇を真九郎が見えるように動かし、陰茎を咥えた。じゅる、と強く吸われて、また射精する。
 こんなに柔らかい状態でも射精してしまう、その事が真九郎には信じられなかった。
 紫はちゅるちゅると精液を吸い、全て出すと口を離した。口を開いて舌を出し、精液が見えるようにする。
「もう味などないな。搾りかすだ」
 口を閉じて、殆ど透明だった精液を飲み込む。紫が自分の精液を飲み込んだ、それだけで真九郎の股間はまだ射精できるような気がした。
「時間まで、何度だせるかな」
 紫は全力で陰茎を嬲った。透明な精液を顔に射精させて、それを真九郎に見せ付ける。そうやって興奮を誘い、次の射精につなげた。
 柔らかい陰茎から、透明な精液が飛ぶ。胸に飛んだそれを、手で塗りたくる。目でもっと出していいのだ、と誘いまた射精。紫の体臭に精液のすえた臭いが混ざり、独特の空間を作る。
 僅か十分足らず。その間に、真九郎の陰茎は最後まで堪能するかのように、紫の刺激を受け入れた。透明な精液を吐き出された紫は、どこまでも淫らに真九郎を誘う。


850 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:32:33 ID:oDLATYX9
 尿道に乳首を入れられ、その視覚的な興奮で射精、精液で紫の乳首を征服する達成感を得る。フェラチオも一度や二度ではない。亀頭だけを舐め回すものから、全て口に入れられぐちゃぐちゃに回されもした。
 そうやって、紫は真九郎に自分を刻み付けた。もっと貪欲に、自分にはまり込むように。紫意外では勃起もしないようにと。兄に言われるままに、真九郎を教育し続けた。
 真九郎に自覚はなかったが、彼の目はずっと紫に懇願し続けていた。もっとください、お願いします、と。紫にねだり続けていた。
 精液で穢れた紫はそれでも、いや、だからこそ美しく、この上なく淫惑していた。紫の胸で陰茎を擦られるのは、たとえ自分の精液が付いても嬉しかった。すぐに射精し、紫の体をまた彩る。
 そうやって真九郎の調教は完了し、2時を迎えた。


851 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:34:12 ID:oDLATYX9
  /5

 二人の淫らな遊戯の音しかしない筈の部屋に、ドアが開かれる音がした。
 紫は音に気が付くと、すぐに真九郎の陰茎を投げ出す。そして、入ってきた人物に笑顔を向けた。
「兄様!」
「やあ紫、上手くやったようだね」
 入ってきたのは紫の兄にして主、九鳳院竜士だった。
 今までの行為で沈殿していた意識が一瞬にして覚め、頭に血が上る。猿轡も気にせずに絶叫し睨みつけたが、それはすぐに中断させられた。股間では、紫が真九郎を睨みつけながら玉袋を握っていたのだ。
「兄様を睨むなど、なんという無礼を働くのだ」
 少しずつ紫の手に力が込められる。真九郎は痛みに顔を青くして、歯を食いしばり耐えた。
 それを止めたのは、意外にも竜士だった。彼は爽やかに笑いながら、紫を制止する。
「いいさ、紫。それよりこっちにおいで」
「はい、兄様」
 紫は裸同然の格好のまま、竜士に寄り添った。真九郎には決して見せなかった幸福の表情で。
 竜士が紫の頭を撫でる。紫はそれに笑顔で返し、腹を差し出した。ぽっこりと妊娠初期のように膨らんだ腹を撫でられ、紫の体が震える。兄が満足そうに頷くと、紫の顔が花開いた。
「よしよし、上手くやったようだね。それじゃあ、あっちの成果を見せてくれ」
「今すぐにやってきます」
 返事をして歩く少女を見ながら、真九郎は何をするつもりだと考えた。そんな状況でも真九郎の視線は、幼女の裸体から離せなかった。
 紫は手のひらの上に陰茎を乗せると、柔らかいそれをぐにぐにと弄った。刺激にもならない筈のそれは、紫の手だというだけで射精しそうになる。
「ほら変態、出すのだ」
 手のひらで少し遊ばれて、出せと言われた、それだけで真九郎の陰茎は精を放ってしまった。透明な精液にもはや勢いはなく、手の上にとろりと流れ出ただけだった。
「ぷっ、あっはっはっはっはっは!」
 それを見た竜士は、その情けない姿を嘲笑った。
 たとえ睨むだけだったとしても怒りを表したいが、それは紫が静止させるだろう。
 殺したいほどの憎悪なのに、紫が怒るというだけで憎しみが萎む。それほど体に幼女の味が染み渡っていた。真九郎には僅かな抵抗も許されなかった。
「随分情けなくなったね、君。俺にあれだけ啖呵を切っておいて! けどまあ、もういいか。君には今の姿がお似合いだよ」
 竜士が紫を手招きする。紫は手についた精液を、汚物を処理するように払って飛ばし、ご主人様に向かった。
「君が紫を直接見る機会は、もう二度とない。最後の紫の姿を、俺に犯されて喘ぐ紫の姿をそのちっぽけな脳に刻み付けるんだな。さあ、紫。手筈通りに」
 紫は竜士の前でしゃがむと、股を大きく開いた。映像に出てきたペットになっていた時のように。
 彼女の足元に、洗面器がさしだされた。まさか、と真九郎が思った瞬間、アナルから精液と腸液の混合物が排泄される。汚物は一切混ざっていなかった。
「こんなに絞ったのか。よくがんばったね」
「はい、紫はがんばりました。だから、ご褒美ください」
 竜士が備え付けのベッドに座ると、紫は口でファスナーを下ろして陰茎を舐める。大きくなるまでぴちゃぴちゃと音を立てながら、わざと顔を横にずらして真九郎に見えるように奉仕した。
 勃起したのを確認すると、紫は真九郎に体を向ける。まだアナルからぼたぼたと精液を垂らしながら、その言葉を発した。
「紫の淫乱アナルが、変態粗チンの汚い精液で汚されてしまいました。お願いします、ご主人様の精液で紫の腸内を消毒して下さい」
 半ば理解していたとしても、紫の言葉は突き刺さった。
 真九郎の様子を面白そうに見ながら、竜士は笑った。恐れ多くも九鳳院家の人間に逆らった者の末路としては、まずまずだ、と思いながら。
 紫が小さい体を動かしながら、竜士の陰茎をアナルに迎えた。そして、それを入れきった瞬間股間から潮を吹く。
「んあ、あっ、あっ……、ふ、あああぁぁぁぁ!」
「なんだい紫、随分激しいな」
 竜士は自分から動かずに、紫がするのを眺めていた。紫の奉仕は真九郎の時より遥かに激しく、なにより熱意があった。
 紫は連続で絶頂しながらも腰を止めず、兄のほうに振り向いた。
「んあ、だ、ってぇ! へん、たいの、ミニチンポじゃ、きゅううぅぅ! 一回も、イけなかった、ああぁぁっあ! んですぅ!」
「は、はははは! なに? 一回も? あれだけ何時間もヤっといて? 自分だけ満足しといて相手をイかせられないなんて、どれだけお粗末なチンポだよ。あぁ、今のその情けない様を見れば分かるか」


852 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:34:44 ID:oDLATYX9
 真九郎は紫がイくな、と命じられているのだとばかり思っていた。しかし、紫は竜士の陰茎を迎えただけで絶頂した。紫がイかなかったのは、ただ刺激が弱かっただけだったのだ。
 男としての最悪の敗北、それを味わった。
「そうかそうか、じゃあ仕方がないな。紫、好きなだけイっていいぞ。遠慮する事はない」
「は、はい! っぁぁぁああああ! ありが、っくぅぅぅ! とう、ひゃあっ、ございます! またっ、くるぅぅ!」
 先ほどまで自分とつながっていた少女が、今は他の男に犯されている。しかも、自分は何時間もつながっていたのにイかせる事ができず、今の男はたった数分で何度も絶頂に導いている。
 紫は背面座位の格好で奉仕をしていた。そのために、真九郎からは紫の全てが見えた。あの侮り蔑む視線はなく、仕える奴隷の喜び、飼われるペットの喜びがある。秘所からの愛液の量も桁違いだった。
 たったこれだけの時間で、竜士のズボンはずぶ濡れになっている。なにより潮が飛び、ベッドに落ちて吸い込まれる。陰茎は紫に入りきらず、亀頭が腸壁を押し上げていた。
 これほど違いがあるのに、真九郎と竜士の状態は同じだった。どちらも紫に任せきりであり、直接刺激をしていない。
 紫がご主人様として信奉する竜士との、比べる事も出来ないほどの圧倒的な器だった。真九郎の矮小な小指は惨めに転がり、竜士の肉の凶器は今なお紫をイかせている。
 紫を奪われて、調教されて、性奴隷にされた。あまつさえ一度も絶頂させる事ができなかった。
 真九郎は、負け犬だった。
「それじゃあ、俺も動くかな」
「あぁ、兄様、んあ! 嬉しいですぅ、あっ、ああぁっ!」
「ほらお前はペットだ! しっかり鳴けよ」
「わん! わんわん! きゃう、きゅううぅぅぅん!」
 紫は太腿を抱えられて、子供が用を足す格好にされた。陰茎が深く入り込み、少女の肉を更に刺激する。
 竜士は立ち上がって、真九郎の元まで歩いた。真九郎が座る椅子の背が落ちて、丁度紫の股間あたりに顔がくるようになる。
 やめろ、真九郎は脳が切れる勢いで念じた。そんな思いを無視して、竜士が近付いてくる。
 竜士の前進は、紫の幼丘が顔に触れる直前で止まった。真九郎の目は、紫の淫らな姿に釘付けだった。
 犯されるアナルも、勃ったクリトリスも、うっすら開き中の肉ヒダを見せる秘所も、その全てが真九郎に見せ付けられる。
「紫の生セックスの見納めだ、存分に拝めよ! はははははは!」
「わん、わぅん! ふわ、ああぁぁぁ!」
 弾け飛ぶ潮と愛液が、真九郎の顔面に降り注ぐ。口の中に流れてきたそれはショーツに染み、舌を動かして懸命に味わった。
 淫乱に改造された幼女すらイかせる事のできない真九郎には、おこぼれに与る事しかできない。たとえ、どれほど情けなくても。
「紫、自分で開いて見せてやるんだ!」
「んああぁぁ! わ、わん!」
 紫はあくまでもペットに徹し、竜士に忠実だった。
 開かれた少女の陰部は、淫らで美しかった。幼女の桃色はまだ何にも汚される事はなく、肉が震えて伸縮を繰り返す。入れて入れて、と語りかけてくるように見えた。しかし、そこに入るのは竜士のものだろう。
 真九郎の鼻息が荒くなる。半ば血走った目で幼女の股間を見続け、瞬きもせずに光景を焼き付ける。今の真九郎は、本当にただの変態だった。
 竜士は真九郎の変貌に満足する。彼は自分に逆らった人間を、こうしてやりたかったのだ。
「くっくっく! 今日の俺は気分が良いからな! サービスをしてやるよ! じっくり味わえ!」
 開かれた紫の陰部を、真九郎の顔面に押し付けた。腰の上下運動で、幼女の恥肉は顔を行き来する。恥肉はやわらかく顔面を包み、淫液で化粧を施した。
 顔に自分が求めたものを擦り付けられた真九郎は、この上なく興奮した。肉の柔らかさは史上のもので、なにより紫の幼丘だという事実が興奮を最高潮まで押し上げた。
 真九郎の柔らかい陰茎から、ぷぴゅっ、と情けない音がする。尿道口が開いて、透明な液を垂らしながらぴくぴくと動く。
 顔に陰部を擦り付けられただけで、真九郎は射精してしまったのだ。
「あっはっはっはっはっは! 凄いな君は! たったこれだけで射精するなんて、俺にはとても真似できないよ! ほら紫、ペットはもういい! 何か言ってやれ!」
「あっ、はぁ、はい。しんく、ろう、あん! 幼女マンコを、あぁん、つけられただけで、ふぅ、あっ、ああぁぁぁ! 射精するなんて、あぁ!
 もう立派な、んぁあ! 変態だな、ふぅぅぅ、うぁ、それでこそ、ぅあぁ、わたしが、んんっ! 調教したかいが、はぁぁ、あったぞ」
 真九郎には、屈辱に涙を飲むこともできなかった。そして、紫の痴態から目を離す事もできなかった。


853 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:35:31 ID:oDLATYX9
 これが終われば、真九郎は紫が犯される映像を見ながらでしか勃起させる事もできなくなる。それを心の芯まで理解してしまった。だから、目を離せなかった。
「今日の映像はちゃんと録画してあるよ。紫に犯されて、一度もイかせられなかった無様な姿ぜーんぶね。嬉しいだろう粗チン君。それも君にあげるから、精々がんばってシゴくんだね」
 悔しさに泣く自分の中に、喜ぶ自分がいた。紫に犯される姿がまた見れると、あのつるつる幼丘を見せ付ける姿がもう一度見れると、幼女の変態奴隷が喜んだ。
 きっと、自分が犯される姿を見ながらアナルの感触を思い出して自慰するのだ。紫が目の前で犯される姿を反芻し、無力に泣きながら射精するのだ。
 そんな状態でも興奮してしまうほど紫は淫靡で、真九郎は変態になった。
「もう遅いからなぁ。これで最後だ。紫、中に出してやるぞ。お前も出すんだ!」
「はい、兄様ぁ! がんばって、あぁん! ご奉仕します!」
 挿入のペースが速くなる。アナルをかき回す音が部屋中に響き、それが真九郎を刺激した。
 紫のアナルは擦り切れそうなほど赤くなり、それでも奉仕は緩めない。ぎちぎちに力を入れて、少しでも快楽を得てもらおうとしていた。
 ずん、と紫の体が落とされる。肉棒の衝撃は脳まで駆け上がり、紫に性奴隷の快感と幸福を刻み付ける。
「ほら、イけぇ!」
 竜士は叫ぶと同時に、紫の中に射精した。どぷどぷと精液が注がれ、真九郎の精液を駆逐していく。正に、精液で腸内を洗い流していた。
 紫も、愛するご主人様の精を受けながら、幸福に包まれて絶頂した。快感は子宮を叩き背筋を貫く。一際大きく潮を出し、そして兄の言いつけ通りに放尿した。
「んんっ、はあああぁぁぁ……」
 黄金水をかつて愛した人に、今はどうでもいい人間に、びしゃびしゃとかぶせる。紫は絶頂の余韻に浸りながら、その様子を見続けた。
 真九郎の顔は、絶望に染まっていた。目元に涙を溜めながら呆然としている。その癖に、視線は紫の恥部に釘付けだった。
 浴びせられる黄金水を、避けようともしない。それどころか、口の中に入ったものを必死に味わっていた。ご褒美だと言わんばかりに。
 挙句の果てには、たった数時間で変態奴隷にされた陰茎が、かわいらしく震えていた。先端から透明な液体を出している。
 真九郎は絶頂したのだ。紫に尿をかけられただけで。大切な少女を犯されているというのに。変態に改造された体は喜んでいるのだ。
 これがそうだったのだ、と紫は確信した。兄は、真九郎のこの姿が見たかったのだ。この、全てを奪われた哀れで惨めな敗者の姿が。
 紫は、ご主人様の意図を完璧に察した。だから、最後に真九郎に優しく微笑みながら言った。
「なあ真九郎、これがわたしからの最後の手向けだ。あとは一人寂しく、部屋でわたしが犯されるのを見ながら、負け犬の自分を思い出して粗チンをしごくんだな。幼女好きの真性変態」
 紫は尿を浴びせながら、かつて愛した人を嘲笑い続けた。そうやって兄への愛を証明した。それは、身震いするほど気持ちよかった。
 真九郎はこれから一生、体を紫に支配されながら生きていく。嘲笑と尿の味を思い出しながら。そしられながら絞められた、アナルを思い出しながら。
 支配される紫を眺める事しか出来ず、負け犬の自分を死ぬまで刻まれながら。
 真九郎は、紫を奪われ続ける。

854 名前:紅 kure-nai 投稿日:2009/02/25(水) 22:36:01 ID:oDLATYX9
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