173 名前:凌辱学舎9  ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/07(日) 00:10:04 ID:1h2UIC8J

 地面に倒れ伏した龍次を、涼が傲然と見下ろした。
「彼女は僕が守る。これから先、沙夜ちゃんに指一本でも触れたら、今と同じ目にあわせる。忘れ
るなよ」
 一方的に宣言される。言い返そうにも、口を開くと血の塊が出てくるばかりで、まともに言葉を
発することができない。
「さあ、行こう、沙夜ちゃん」
 涼が沙夜の肩に手を回した。

 ──そいつは。

 龍次が倒れたまま右手を伸ばす。沙夜はおとなしげな顔を赤く染め、涼に抱き寄せられて去って
いく。

 ──そいつは、俺のものだ。

 力の入らない体に無理やり力を入れて、上体を起き上がらせる。指一本動かすたびに激痛が走っ
た。呼吸が、できない。
「……?」
 気配を感じたのか、涼が彼のほうを振り返った。

 ──誰にも渡さねえ。

 龍次は弱々しく立ち上がる。
 体中が悲鳴を上げているのが分かる。それでも退くことはできなかった。彼は涼のような武道の
エリートではないが、狂犬には狂犬の意地がある。
「まだ立ち上がる気か」
 涼の表情に侮蔑の色が浮かんだ。
「力の差は分かったはずだ。それ以上やったら病院送りくらいじゃすまないぞ」
「はっ、関係ねーな。せっかく面白い喧嘩なんだ。これくらいでやめられねぇよ」
 龍次が吼えた。むろん虚勢だ。彼にはもう戦う力などほとんど残っていない。


174 名前:凌辱学舎9  ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/07(日) 00:11:22 ID:1h2UIC8J

「僕は楽しくなんてない。悪いけど──終わらせてもらう」
 ふたたび涼の姿がかすんで消えた。足元の地面が爆発的にはじけ飛ぶ。先ほどと同じ、縮地によ
る突進。
(来たか!)
 龍次の瞳がスッと細まった。
 腰を落とし、右の拳に渾身の気を集中する。
 体力は残りわずか。これが最後の一撃だろう。
「おおおおおおおおっ」
 龍次が獣のように咆哮した。
 涼が放つのが『怒気』や『闘気』なら、龍次が爆発させたのは混じりけのない『殺気』。それが二
人の、決定的な違い。激しい気合に圧倒されたのか、ほんのわずかに涼の動きが減速した。
 ──二人の動く軌跡が、交差する。
「ぐっ……!」
 うめき声とともに地面に膝を落としたのは、涼のほうだった。
「ど、どうして……!?」
「気合の差、だ」
 龍次が血まみれの顔で笑う。
 ほんのわずかの差だった。刹那のタイミングで彼の拳が先に涼を捉えたのだ。気合勝ち、といっ
てもよかった。
「俺のほうが喧嘩なれしている。修羅場を多くくぐり抜けている。俺がお前に勝っているのは、そ
こだけだからな」
「くっ……」
 力なく呻いて、涼は崩れ落ちた。


        *


(夏目くんが負けた……!?)
 両手両脚を縛られ、芋虫のように転がされた涼を、沙夜は虚ろな表情で見つめていた。
 少女漫画に出てくるヒーローよろしく、涼が龍次をたたきのめし、自分を解放してくれるのだと
思っていた。だがこれは漫画ではない。
 どこまでも現実、だった。
 しょせん自分は龍次の手から逃れられないのだ。


175 名前:凌辱学舎9  ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/07(日) 00:11:53 ID:1h2UIC8J

「来いよ、沙夜」
 龍次が涼に見せ付けるようにして、沙夜の体を抱き寄せる。彼女は無抵抗だった。先ほどの凄ま
じいまでの死闘を見た後では、抵抗しても無駄なことは分かっている。
「ほら、こいつの前で見せ付けてやろうぜ。俺たちが愛し合ってるってところを」
 龍次が沙夜の顎に手をかけてキスを仕掛けた。とろりとした感触が花のような唇に密着し、舌が
潜り込む。
「くぅ……」
 タバコ臭い吐息が鼻孔をくすぐり、沙夜は小さくうめいた。舌をからめたまま彼の手が伸びてき
て、あっというまに制服を脱がされる。オレンジのリボンタイを外され、青いブレザーもまくりあ
げられた。さらに純白のブラジャーも取り去られてしまう。見事な美乳を涼の前でさらし、沙夜は
羞恥に体を震わせた。
「い……やっ、見ないで、夏目くん──」
「どうだ、夏目。こいつのオッパイを見るのは初めてか」
 ごくり、と涼が生唾を飲み込む音が、ここまで聞こえた。
 無防備な胸を真正面から見られている。彼が自分の乳房を見て興奮している。そのことに気づき、
沙夜の羞恥心はさらに高まった。
「こいつは胸の感度がよくてよ。ちょっと弄っただけで、乳首を立たせやがる」
 龍次が沙夜の双丘にむしゃぶりついた。乳輪の周囲を舌で丹念に舐めあげつつ、もう片方の乳首
を指先で軽くつまむ。二つの異なる刺激が、ねっとりと沙夜を責めてくる。
「んっ……!」
 胸の表面から背筋に向かって電流が走った。
「感じてるか、沙夜」
「私……」
 乳房をギュッとつかまれ、揉みしだかれた。沙夜はかすかに眉を寄せて、乱暴な愛撫に反応する。
じゅん、とかすかに体の芯が潤み始めているのが分かった。
「どうだ、エッチしたくなったろ」
 龍次は乳房から手を離すと、得意そうに語りかけた。
「私……は……」
「沙夜ちゃん──」
 身動きを封じられた涼が彼女を見つめる。
「どんなに犯されても、汚されても、君は君だ」
 澄み切った瞳で、彼女を見つめている。
「乱暴なことをされるくらいなら、言うことはきけばいい。大丈夫。そいつに、君の心まで汚せやしないから」


176 名前:凌辱学舎9  ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/07(日) 00:12:50 ID:1h2UIC8J

「おいおい『乱暴なこと』とはなんだよ。俺は、無理強いはしないぜ」
 龍次が肩をすくめた。
「あくまでも沙夜の意思で、だ。沙夜は自分の意思で俺に抱かれるんだ」
「…………」
 沙夜は口をつぐんだ。
 無理やり犯されるのなら仕方がない。だが涼の前で、自分から龍次に向かって『抱いて欲しい』
などと言えるはずがない。
 龍次がスカートの下に手を潜り込ませてきた。ショーツの布越しに秘唇に触れ、指先で何度もな
ぞってくる。
「やっ……ああ!」
 沙夜はこらえきれずに甘い歓声を漏らす。
 さらに最後の防壁ともいえるショーツも取り去られ、龍次の手が直接秘処をまさぐってきた。愛
液があふれてくるのを確かめるかのように、何度もその部分に触れ、指を前後に動かす。
「気持ちいいだろ」
「私は……」
 もはや自分の気持ちに嘘はつけない。涼には申し訳ないが、この不良少年を前にして沙夜ははっ
きりと欲情していたのだ。
 心は涼のものに、体は龍次のものに。
 二つの狭間で揺れ動いていた沙夜は、とうとう決断を下す。
「気持ちいい……です」
「じゃあ、今度は自分から寝そべって、おねだりしろ。入れてくれってよ」
「……は、はい」
 沙夜はまるで催眠術にかかったように弱々しく立ち上がった。
 自分から地面に仰臥すると、男を迎え入れるように太ももを左右に開く。瑞々しい秘唇の奥にあ
る粘膜は、すでに豊潤な愛液をたたえていた。
 濡れている。
 相手は好きでもなんでもない男──それどころか、乙女の純潔を力ずくで奪った憎らしい男のは
ずなのに。
「グショグショに濡れてるじゃねえか。じゃあハメてやるぞ」
 龍次は嬉しそうに告げると、大きく開いた股間にたくましい腰を割り込ませた。充分に湿ってい
る膣孔の中心めがけて、ぶすり、と肉棒を差し込む。沙夜の秘孔は待ち望んでいたかのように、ス
ムーズに男根を受け入れた。
「はぁぁぁぁっ、奥まで届いてるぅ!」
 剥き身のペニスを根元まで挿入されると、沙夜は悲鳴まじりに叫んだ。


177 名前:凌辱学舎9  ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/07(日) 00:13:23 ID:1h2UIC8J

 恋する少年の前で、深々と貫かれてしまった。罪悪感と背徳感、そしてそれらをはるかに上回る
圧倒的な愉悦に、沙夜は何度も絶叫した。
「すげえ声出してるじゃねえか。夏目の目の前で俺にブチこまれたのが、そんなに嬉しいのかよ」
「嫌……嫌……!」
 沙夜は自らの淫性を否定するかのように首を振り続ける。
 龍次は勝利の咆哮を上げると、そのままピストン運動を開始した。沙夜の体に覆いかぶさり、野
獣のように腰を動かし続ける。緩急自在のピストン運動を受けて、膣が激しく収縮した。
「あいかわらずキツいな……油断してると、すぐにイキそうだぜ」
 と──
「お楽しみみたいね」
 現れたのは栗色のポニーテールを颯爽となびかせた美少女。
 東堂院楓だった。


        *


「楓ちゃん……!」
 沙夜が驚きに目を見開く。現れたのは──楓ひとりではなかった。背後には何人もの男子生徒の
姿が見える。
「空手部員たちよ。学年一の美少女、天道沙夜の乱れる姿が見たいって」
「なっ……」
「すげえな、本当に犯されてるみたいだぜ」
「さっき説明したでしょ。沙夜はレイプ風のプレイが大好きなのよ。こんなふうに乱暴に犯されな
いと興奮しないの」
「へえ、天道っておとなしい優等生だと思ってたのに」
「俺、天道のこと、憧れてたんだぜ」
「見ろよ、オマ○コが丸見えだ」
 少年たちが口々につぶやく。
 沙夜はもはや彼らに対して反論できなかった。理性などとっくに麻痺していた。龍次に犯されて、
気持ちよくなっている自分には何も言えない。
 それどころか衆人環視でセックスをしていることが、楓の言うとおりたまらない快感のようにす
ら思えてくる。


178 名前:凌辱学舎9  ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/07(日) 00:15:05 ID:1h2UIC8J

「ねえ、彼も我慢できないみたいだし、ご奉仕してあげたら?」
 楓が涼の下腹部をまさぐった。スラックスの前は若々しくテントを張っている。爽やかな美少年
といえども、健康的な男だ。美少女のレイプシーンに、たまらず勃起している。涼は眉を寄せて、
うめいた。
「や、やめるんだ、楓ちゃん」
「口ではそう言ってても、こっちのほうは正直よ、涼」
 口の端に妖しい笑みを浮かべ、楓はズボンのジッパーを下ろした。すでに勃起しきっていた若々
しい肉茎が、勢いよく飛び出す。
 楓は先走りの液で濡れた亀頭をいとおしげに撫でた。それから龍次に向かって目配せすると、彼
は沙夜をバックの態勢で貫きなおす。
「さあ、沙夜。口で愛撫してあげなさい」
「私が、夏目くんを……」
「愛しい彼のモノでしょ?」
「は、はい……」
 後背位で龍次とつながったまま、沙夜は涼のペニスに向かって首を伸ばした。恋する少年の分身
に口づけし、飲み込む。
「うっ……」
「念入りにしゃぶるのよ。あたしの中に入るモノなんだからね」
 楓が沙夜に命令する。沙夜はもはや思考能力すら薄れ、ただひたすらにフェラチオ奉仕を繰り返
した。愛しい少年のものを必死でしゃぶり続ける。
「き、気持ちいい……」
 涼は爽やかなルックスをだらしなく緩め、唇を震わせた。龍次によって散々仕込まれた沙夜の口
唇愛撫は、童貞の少年にとって強烈な刺激のようだった。
「うぅ、ダメだ、イク」
 涼はあっけなく腰を震わせ、沙夜の顔に精液をぶちまけた。
「あ、夏目くんの……出てる」
 熱い感触を顔中で受け止め、沙夜はうっとりと頬を赤らめる。清楚な容貌が熱い体液によって白
濁に染め上げられた。どろり、と頬をつたう精液を沙夜の下が舐めあげる。口の中に憧れの少年の
苦味が広がり、沙夜はうっとりとなった。
「よし、そろそろ俺もイクぞ」
 龍次の動きが速まってきた。沙夜の臀部を引き寄せ、ラストスパートとばかりにペニスを打ち込
んでいく。
「中に……中に出すの?」
 剥き身の肉棒が胎内でピクピクと痙攣する。膣内に発射される瞬間が近いことを感じ取り、沙夜
がたずねる。


179 名前:凌辱学舎9  ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/07(日) 00:15:43 ID:1h2UIC8J

「せっかくだから彼氏に見てもらえよ。俺たちが子作りするところをよ」
「や、やめろ! 沙夜ちゃんを妊娠させる気か!」
 涼が絶叫した。
 真っ青になる彼を、沙夜は他人事のように見下ろす。
(赤ちゃんができちゃうかもしれない……でもこんなに気持ち良いんだし、やっぱり中に出しても
らいたいの)
 快楽の予感に瞳が充血する。
「出して! 私の中にドクドクって出して! 妊娠してもいいから──篠原くんの子種を沙夜に植
えつけてください!」
 沙夜は自然と隷属の言葉を口にした。肩のところで切りそろえた黒髪を振り乱し、自分を支配す
る者に対し、種付けを哀願する。
「へっ、よーく見てろよ、夏目。これがお前の惚れてる女の正体だ」
 龍次は膣の根元まで深々と押し込み、そのまま沙夜の胎内にドクドクと発射した。情け容赦なく
膣内に注ぎ込む。無垢な子宮を熱い牡のエキスが満たしていく。
「ああーっ!」
 沙夜の頭の中で白い輝きが爆発した。背筋から痺れるような感覚が這い上がり、白い裸身を震わ
せる。蕩けるような快感が何度も、何度も連続して押し寄せる。
「イク、イク、イクうっ! イっクうぅぅぅぅぅっ!」
 彼女の視界には、もはや自分を支配する者の姿だけが映っていた。沙夜は、完全に彼のモノにな
ったのだと実感する。
「はあ、はあ……」
 膣の中にたっぷりと射精され、沙夜は荒い息をついた。結合部の隙間から、汚れた精液がダラリ
と垂れてきた。
「すげえ、モロに中出ししてるよ」
「ギャラリーがいる中で普通にイッてるじゃねえか。ホントにインランだな」
「俺、正直言って、ちょっとガッカリしたな。天道って清純派じゃなかったんだ」
「あーあ、俺もヤリてえ」
 二人の遅滞を凝視していた空手部員たちが口々に熱いため息を漏らす。
 沙夜は何も言い返さなかった。いや、もはや彼らのことなど眼中になかった。
 龍次から与えられる快楽だけが、彼女を支配するすべてなのだから──


        *




180 名前:凌辱学舎9  ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/07(日) 00:16:25 ID:1h2UIC8J

 絶頂を迎えた沙夜を、涼は呆然と見下ろしていた。
「君がこんなにエッチな女の子だったなんて……」
 大きなショックを吐き出すように、呻く。
 沙夜が処女でないことは、彼女からの告白で知っていた。彼女の責任ではない。野良犬にかまれ
たようなもの。事故なのだ──理性では分かっていた。
 分かっていたつもりだった。
 だがこうして他の男とセックスするところを目の当たりにするのは、やはりショックだった。お
まけに彼女は、犯されながらも絶頂を極め、あまつさえ自分から膣内射精までリクエストしたのだ。
「はあ、はあ、はあ……」
 沙夜は荒い息を吐き出し、地面に横たわっている。だらしなく開いた両脚の付け根は、龍次の吐
き出した体液で真っ白に染まっていた。ピンク色の秘口からは、後から後から精液が垂れ落ちてく
る。
(本当に中出ししちゃったんだ……沙夜ちゃんは、やっぱり淫乱な女の子なのか)
 涼の心が激しく揺れる。
 たとえ体を汚されても、心は清らかなままだと思っていた。
 だが、自分の考えは違っていたのかもしれない。天道沙夜は、自分が思い描いていたような少女
ではないのかもしれない。
「そうよ、涼」
 まるで彼の心を読んだかのように、楓が囁きかける。
「これで分かったでしょう? 天道沙夜は大勢の人間に見られながら、好きでもない男にレイプさ
れるのが大好きな変態女よ。あなたにはふさわしくない淫乱な牝豚なの。
 あなたに、本当にふさわしいのは──」
 楓と涼の視線がからみあう。
「沙夜は思いっきり楽しんだんだから、次は涼の番ね」
 ポニーテールの美少女が妖艶に笑った。
「楓ちゃん……」
 もはや──涼の理性は完全に麻痺していた。正常な思考などとっくの昔にクラッシュしていた。
 涼は楓の顔に吸い寄せられるように、ぷるん、とした唇にキスをした。遠慮がちに唇を割って舌
を差し入れると、彼女は情熱的に舌を吸い返してきた。
「ん、う……む」
 柔らかく心地よい感触が涼の唇を覆っている。夢中になってキスを交わした後で、楓の引き締っ
た肢体を押し倒した。
「さ、来て、涼」
 楓がうながすと、涼は緊張した手つきで彼女の股間を左右に広げた。


181 名前:凌辱学舎9  ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/07(日) 00:17:08 ID:1h2UIC8J

「震えてるね、涼」
「僕……初めてだから」
「あたしがあなたの初めての女になれるのね。嬉しい」
 楓の顔がほころぶ。
「その……楓ちゃんは?」
「あたしは──」
 楓の顔が一瞬ゆがんだ。
「い、一度だけ……」
「そうだ、俺がこいつにブチこんでやった」
 龍次が背後から勝ち誇った。
 涼の頭がカッと灼熱する。
 沙夜といい、楓といい、この男がすべてを踏みにじった。清らかな花をことごとく摘み取ってい
く悪魔──
「待って、涼。今は、あたしのことだけを見て」
 楓が必死の表情で彼にすがりついた。
「あなたにバージンあげられなくて……ごめんなさい」
 潤んだ瞳で語りかける。どきり、とするほど可愛らしい仕草だった。
 そうだ、今さら処女にこだわってもしょうがない。
 涼は硬くなったペニスを右手でつかみ、潤んだ泉にあてがった。
 すでに男の挿入を許したことのある肉の花弁はすっかりほころび、左右に口を開いている。彼女
にのしかかるようにして腰を落とすと、張り詰めた先端が膣の入り口を丸く押し開いた。
「んっ!」
 楓のスレンダーな肢体がわずかに仰け反った。
 涼は体重をぶつけるようにして腰を押し進める。熱い粘膜を割り開いて、ずるずる、とペニスが
没入し、やがて柔らかな壁に突き当たった。
 根元まで入った涼のモノが彼女の子宮にまで到達した。
(ああ、なんて気持ちいいんだ)
 若々しい果肉が肉棒を暖かく包みこみ、締め付ける。
 狭い秘孔をえぐるようにして、涼はピストンを始めた。
 目の前で沙夜が他の男に犯される、という異常な体験を乗り越えたせいか、初体験の割に精神的
な余裕があった。
 ただ真っすぐに突くだけでなく、腰を微妙に左右させたり、緩急をつけると彼女の反応が変わっ
た。
「あん……」
 閉じていた唇が小さく開き、吐息交じりの声を漏らす。


182 名前:凌辱学舎9  ◆CSwCzse3V2 投稿日:2007/01/07(日) 00:17:47 ID:1h2UIC8J

「うう、締まるっ……僕のを締め付けてくるっ」
 涼は歓喜の声を上げた。痺れるような快感がペニスの根元から腰の中心へと抜けていく。
「楓ちゃん……楓ちゃん!」
 涼は彼女の名前を連呼しながら、楓にのしかかった。理性が吹き飛びそうなほど興奮している。
円を描くように腰を振りながら、彼女の尻を抱きかかえた。ペニスが奥まで突き刺さり、より深く
楓と繋がることができた。
「あぁっ、はぁぁっ……」
 彼女の吐息が熱く湿り気を帯びて、涼の耳朶をくすぐった。ペニスに伝わる感触が変わり、柔ら
かいものが絡みついた。興奮からか、楓の粘膜が男のモノを搾り取るようにぜん動する。
「突いてッ……もっと強く、深く!」
 呼吸が乱れ、白い女体を若鮎のように踊らせる。涼は暴れる裸身を押さえ付けて、さらにピスト
ンを浴びせかけた。腰の振り方を激しくすると、楓は絶叫とともに背中に回した手に力を込めた。
「駄目、あたし、イキそう!」
「ぼ、僕もだよ、楓ちゃん……」
「イクっ……お願い、一緒に! 一緒にぃ!」
「うおおおおおっ」
 涼は咆哮とともにラストスパートに入る。
 瞬間、
「あッ、イクゥ!」
 楓の背中がぐいと反り返り、全身が硬直した。相手がイキやすくなっていたとはいえ、涼は生ま
れて初めて自分の手で女性を絶頂へと導いたのだ。狭い膣内が収縮し、肉襞が涼の分身を締め上げ
る。
 背筋が硬直し、ペニスを深々と彼女の膣に打ち込んだ状態ですべての動きを止めた。
「うう、く」
 涼は目を閉じてうなると、熱い奔流を楓の体の奥底に注ぎ込んだ。ナマの精液を思う存分、彼女
の膣内に放出する。
「ふう」
 体を離したとたん、虚脱感が全身に染みわたった。
 少し萎えたペニスは、涼の発射した精液と楓の愛液にまみれて白く濁っていた。涼は満足感とと
もに楓の下腹部を見下ろす。丸い腹が小さく上下していた。押し広げられたままの両脚の付け根に
は、彼の精液で白く染まった泉が見える。
 セックスの余韻に浸る楓を見ながら、涼はいつまでも立ち尽くしていた。


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