〜5.18年の歴史を脅かすもの(中編)〜


満月の夜だった。
人間が狼になる瞬間・・・というわけではないが、ここに一人の男が盛のついた「狼」ならぬ、「羊」になろうとしていた。
その男は滅多なことでは大声を上げることはない。いつも冷静に自らを律する事を知っている、野蛮な狼とは正反対の位置にいる心優しい青年だ。
ここは和希の部屋。夕食を終え、まったりと二人の時間を楽しむ恋人同士。
一緒にいるだけでいい、何をするわけでもなく、同じ空間で同じ空気を吸っているだけでいい。
そんな二人の熱い夜が始まろうとしていた。

惰性で付けているテレビには、流行りのお笑い甲子園なる番組が流れていた。毎度お馴染みの芸人が、毎度同じコントを演じる、毎度同じパターンの番組。
和希はあまりお笑い系は好きではなかったが、でもあえてこの番組を付けていた。
裏番組では一時間もののドラマやドキュメンタリーもやっていたが、あえて嫌いなお笑いをかけていたのだ。
理由は簡単。
いつでも消せるから。
つまり、いつでも「あれ」に持ち込めるから。
瞳が晩御飯を作ってる時から興奮を抑えつけていた和希の限界は近かった。

なのに、ベッドに並んで座り、コーヒーを飲みながら時折大笑いする瞳からはそんな雰囲気は全く感じられない。
ちらりと横目で伺ってもこちらの視線には全く気が付かず、無防備に晒した盛り上がった胸元と真っ白なうなじが余計に和希の焦燥感を煽る。
時間だけが過ぎていった。
今朝、葉月に指摘されたばかりだから、今日は遅くまで瞳を引き止めるわけには行かない。
和希は意を決した。羊だって雄と牝が一緒にいれば本能が燃え上がる事だってある。
「よし!」
軽く自分の膝を叩いた。
「え?どしたの?」
「ちょっとシャワー浴びてこようかな」
「うん、分かった。あ、あははははは・・・」
和希の言う事に興味なさげにテレビに向き直る瞳。
「あの、さ」
「ん?何?」
「一緒に・・・入らない?」
清水の舞台から完全に飛び降りた。
和希は顔が真っ赤なのを悟られないように、瞳と逆の方を見ながら言った。
「あ、私、来る前におうちで入ってきたから・・・・・・あ、はははは!わはははは!」
清水の舞台から飛び降りて大怪我をした気分だった。

マジかよ・・・・・・
しかもテレビに集中してるし・・・・・・
下心あってもいいって言ってたのに、あれ、俺の聞き間違い?

トボトボと浴室に向かう和希は肩を落としてはいたが、股間は相変わらず上を向いていた。
浴室のドアが閉まる音が聞こえると、軽く溜息をつく瞳。

凄くドキドキした・・・・
シャワー一緒にって、恥ずかし過ぎる・・・・・・
けど、なんか、ちょっといいかも
私、おうちでお風呂になんか入らなければよかった
ていうか、今から入ってみる?
いやいや、絶対無理・・・

和希同様、ベッドの上で肩を落とす瞳。恋人の、恐らく相当勇気を出した誘いに答えてあげなかった事への後悔で、気持ちが少しだけ沈む。
間もなく浴室のドアが開く音がした。

あ、先生上がってきた
ん?・・・・・・やだ、先生なんで無言なの?
何?この「間」は・・・・
ドキドキして振り返れない
先生、何してるの?
どこ?
・・・・・・あ

バスタオルを腰に巻いた和希は、ベッドの上の瞳の後ろに座ると、無言でテレビを消した。
微動だにしない瞳の後姿。
和希は両手を瞳の肩に回し、抱き締めた。
勃起したペニスが彼女の背中に当たる。でももう二人とも逃げない。
瞳は無言で後ろから回された和希の腕を掴むと、その腕にチュッとキスをした。
「瞳、好きだよ」
耳元で彼が囁いてきた。
「私も、先生」
振り返った瞳の頬は興奮でピンク色に染まっていた。
ぷっくりとした艶艶の唇が半開きになった時、和希はそっと口付け、そしてもう一度離れて見つめ合う。
「先生、大好き・・・・」
今度は本能のまま、唇を重ねにいった。
厚みのある瞳の唇を唇で挟み込み、申し訳なさそうにチロチロと顔を出す舌を吸い込み、絡める。瞳の甘い香りが鼻から、口から、和希の体内に入り込み、一体となる。
この瞬間から、二人はこの上ない多幸感に包まれていた。

瞳をベッドに横たえ、Tシャツを脱がせる。
瞳らしい、白い清楚なブラジャー、そこにはみ出そうな程きつく押し込められた乳房が露わになり、二人の緊張はマックスに向かう。
ジーンズを脱がせる時は彼女が若干腰を浮かせて協力してくれた。
同じように白いパンツだが、横の部分が紐になっていてムッチリとした腰の肉に食い込んでいた。
瞳は頭を少しだけ起こすと、彼女の美しい髪の毛を束ねていた花飾りのあるリボンを解く。そして軽く首を振ると、シーツ一面にサラサラの黒髪が広がった。
もう一度、ベッドの上で抱き合いながらキスをした。
和希は不器用ながらも、キスをしつつ、両手を瞳の背中に回してブラのホックを外した。
最初の頃は見ながらでも外すのに苦労したホック。今では「それなり」に手際良く外す事が出来るようになった。ただ、いつも少し手が震えるのが煩わしい。
窮屈に押し込められた乳房は、まさにボヨンッ!と言わんばかりにブラから飛び出した。
お椀型の大きな胸は、寝ていても殆ど形を変えず、艶のあるピンクの乳輪の上に、ピンと勃起した乳首が乗っている。
瞳は恥ずかしさで顔を背けていたが、以前のように両手で胸を隠すような事はしない。
両脚をモジモジと擦り合わせながら、和希の視線に耐えていた。
胸から腹にかけて中心を走る薄っすらとした縦線は、長年水泳で鍛えられてきた証そのもの。
和希の無骨な掌が瞳の乳房に伸び、そしてそれをゆっくりと揉みほぐす 。
男の大きな手でさえも全く収まり切らず、指と指の間からはみ出す乳房。
堪らず乳首にキス、コリっとした感触を味わうようにしゃぶる。
「ん・・・・あ、ああ・・・・・・」
悩ましげな瞳の声を聞き、和希の興奮は高まる一方。

可愛い・・・瞳、可愛すぎる・・・・

眩暈がしそうな程興奮した和希の愛撫は少しづつ激しさを増してった。
乳首を吸いたて、余った乳首は人差し指と親指でコリコリと刺激し、それを交互に休みなく続ける。
「あ・・・先生・・・・ちょっと、痛い・・・・・・」
和希はハッとして口を離し、謝った。
「いいの、先生・・・・それよりも、私だけ・・・・・・先生、ずるいよ・・・・」
和希は立ち膝になると、腰に巻いていたバスタオルを取った。股間が涼しくなる。
この瞬間、彼はいつも恥ずかしさで顔から火が出そうになる。愛する彼女を裸にしておきながら。

ああ、先生、凄い・・・・・・・

お腹に張り付く程に勃起したペニスに嫌でも目がいってしまう。
赤黒くて、異様な形をした男性のシンボルは、何度見ても慣れる事はなかった。
脳内からジワジワと液体が溢れてくるのを感じながら、彼女は彼のペニスから目が離せない。
和希は瞳のパンツに手を掛けて、ゆっくり下ろした。
これも以前のように拒む事はしない。
全裸で横たわる瞳。
Fカップの胸から腰、お尻に掛けての緩やかで淫靡なラインを見ながら和希は喉を鳴らした。

「あんまり、見ないで・・・・」

瞳はそう呟くのがやっとだった。
カーテンを閉めた薄暗い部屋の中は、逆に瞳の身体の丘や谷、窪みを殊更強調するように、陰影をもってその妖艶さを表現していた。
見ているだけで射精してしまいそうな程の興奮状態にある和希。

二週間ぶりだからって、なんでこんなに緊張してんだよ

和希は異様なまでの興奮状態に戸惑っていた。
それもそのはず、瞳は少女から大人へと向かう途中の18歳。
高校を卒業して和希に抱かれる回数も増え、色々な年代の人達との交流も増えて、どんどん綺麗になっていくまさにその過程にあったのだから。
大げさな話ではなく、二週間前の瞳よりも、今の瞳の方が断然女として魅力的になっていたのだ。

和希は瞳の足首からふくらはぎ、と順に撫で上げていった。
ムチっとしていて、全てを跳ね返すような弾力に富んだ肌を撫で回した。
無骨な男の手で内腿に触れられ、瞳はゾクゾクするような感覚に身を悶えさせて必死に耐えていたけれど、どうしても恥ずかしい声が出てしまう。
彼女は両手でシーツを握りしめながら、顔を横にして目を瞑った。
彼の手が内腿からあそこ周辺を優しく撫で回す。
「あ、あ、先生・・・・」
股間がざわめくような感覚に、もう声を抑える事は出来なかった。
和希は少しづつ両手に力を入れて脚を開くように促してくる。
瞳は抗う事もせず、顔を俯かせたまま脚を少しづつ開いた。
愛する人の前で一糸まとわぬ姿になるだけでも恥ずかしいのだが、最近では脚を開いて大事な部分を曝け出す事が出来るようになった。
死にたくなる程の羞恥心は以前と変わらないものの、それよりも性的な快感が上回ってきていたのを認めざるを得なかった。
そう、大好きな彼に大事な部分を曝け出す事だけで、彼女は性的な興奮を感じていたのだ。

凄え・・・・・・
思わずゴクリと喉が鳴る。

和希こそ、瞳のあそこを見慣れるという事は無かった。
恥ずかしそうに膝を立てて軽いM字開脚する程度では、瞳のヴァギナは小陰唇が微かにはみ出るだけで、ほぼ綺麗な縦筋のみ。
和希が少し力を込めて彼女の股を広げると、小陰唇から中の綺麗なピンク色の肉襞が見え始める。
そこは既に濡れて光り輝いていた。
世界中で彼しか見ることの許されない彼女の大事な部分。
その事実を認識する瞬間に、目の前の女が自分の命よりも大切な存在であると再確認できる。
更に力を入れて両脚を広げさせると、皺の殆ど見当たらないアナルまでもが視界に入ってくる。恥丘の陰毛はこじんまりとしてどちらかというと薄い方だが、やや黒く色づいた長めの「産毛」がアナルの近くまで微かに残る様は、綺麗に整った顔や真っ白で瑞々しい身体との対比なのか、どうしようもないほどに卑猥な様相を呈していた。
瞳の柔らかでスベスベの太ももに両手を添えて、舌先を敏感な部分へ伸ばしてゆく。
包皮から半分顔を出したクリトリスに触れた瞬間、瞳の腰が跳ねる。
「んあっ!・・・」
和希は舌でクリトリスを優しく刺激しながら人差し指を膣口へ挿し入れ、ゆっくりと前後にスライドさせていた。
温かい、というよりも熱いくらいの瞳の中の感触を楽しみながら、まだまだ狭い膣の中を解すように愛撫した。
「あっ、あっ、あっ、あっ・・・そこ・・・あっ!あつ!」
舌を伸ばしつつ目線をあげると、両手でシーツを強く強く握り締め、眉間に皺を寄せて喘ぐ彼女の顔が見えた。
普段は絶対に聞くことの出来ない悩ましげな彼女の声を聞き、彼は我慢することをいとも簡単に放棄してしまった。もう限界だった。

「瞳・・・いいね?」
彼女は彼の方に向き直ると、小さく頷いた。
ベッドの下からゴムを取り出す和希を、うっとりとした表情で見つめる瞳。
本当は、本当はもう少し愛撫して欲しかった・・・でも、恐いくらいに起立した彼のペニスに彼が必死になってゴムを被せているのを見ていると、これから始まるセックスという行為に期待せざるを得なかった。

だめ・・・
触れてみたいって、思ってしまう
私、いやらしいのかな・・・先生のから、目が離せない
凄くエッチな気分になってしまう
あれが・・・これから私の中に入ってくるって考えるだけで・・・・

子宮の奥が疼いた。
力強い彼のペニスで貫いて欲しい、彼と一つになりたい、女としての本能が彼女の全身を支配する。
ヴァギナはこれ以上ない位に潤い、体温も上がった気がする。
彼の全てを受け入れる準備が出来上がっていた彼女の身体に、暴力的なまでに勃起した彼のペニスが侵入してきた。

くる・・・きてる・・・
ああ、私の中に、彼の身体が、入ってきている・・・

彼が入ってくる瞬間は、彼女が自分が女である事を誇りに思う瞬間でもあった。
ズッチャ、ズッチャという水音が彼女の脳を次第に麻痺させていく。
愛する男と一つになっている事を実感し、この人の事を全部包み込みたいという気持ちになる。
目の前の割れた胸筋の間に汗が滲み始めていた。
彼の顔の表情も辛そう。
自分と一体となり、その事だけに集中している彼を見て、今この時は彼の全てを自分が受け入れているという満足感に酔いしれ、幸せな気持ちになっていった。

ゆっくりピストンされるにつれて彼女の膣の中の感覚が少しづつ麻痺してゆくとともに、膣口入ってすぐの上の方を突かれる感覚が鈍い快感となって彼女の下半身を支配し始めていた。
彼と彼女の陰毛が擦れ合い、彼の恥骨が彼女のクリトリスを圧迫し、彼の亀頭が彼女の膣の中の敏感な部分を断続的に突き続ける。もう、彼女は声を我慢することをとっくに諦めていた。
「あっ、あっ、あっ、いい、あっ、あっ、あっ、・・・」
「ひ、瞳!瞳っ!」
彼の腰の動きが激しくなり、パンパンと肌のぶつかる音が部屋中に響き渡ると、最後の一突きで彼は会心の射精した。
同時に和希の背中に回された瞳の両手に力が篭っていった・・・・・


時計の針は11時を回ろうとしていた。
洋服を着て、手櫛で整えた長い髪を一本に結って鏡を覗き込む瞳。その後ろからパジャマを着た和希が優しく抱きついてきた。
「本当はもっと一緒にいたいんだけどさ・・・」
「うん、私も」
両手で和希の手を包み込むようにして、鏡の中の和希と視線を絡める。
「あんま心配かけられないし」
「そだね」
和希の腕の中でくるりと向きを変えて抱き合い、口づけをする。
瞳の柔らかい身体を全身で包み込み、再び股間が熱くなり始めるのを感じながら、和希は瞳を送り出した。
「また今度、ゆっくりしような」
「うん、おやすみなさい」
「おやすみ」
ドアを閉める寸前で思い出したようにもう一度ドアを開け、熱い眼差しで和希に言った。
「愛してる、先生」
「俺も、だよ」

家まで1分もかからない距離を、さっきまでの余韻に浸るようにゆっくりと時間をかけて歩く瞳。
和希に抱かれた後はいつも強い幸福感に包まれ、しかもそれが暫く続く為、表情がどうしたって緩んでしまう。気持ちがどんどん飛躍して、彼との結婚やその後の将来を思い描いたり、二人の子供を授かった時の彼の笑顔を想像してしまったり・・・
彼とのセックスの後は毎回盛大な妄想大会に頭を支配されてしまうのだ。
そして、それがなによりも楽しくて仕方なかった。

彼女にとって彼とのセックスは、肉体的な満足度を精神的な満足度が圧倒的に上回っていた。だから愛撫から挿入、射精まで15分程度のものでも関係なかったのだ。
瞳はセックスという行為で女の歓びを知ることにあまり興味が沸かなかった。当初は知ろうという気すらも起きなかった。
それ程までに純粋に和希を想う気持ちが強かったのだ。

勿論、最近では和希のペニスを見るだけでゾクゾクするような快感を得られたり、触れたいと思ったり、以前とは比べ物にならないくらいエッチな妄想するようにはなったが、瞳にとってはそれが逆に彼に引かれないか?と寧ろ心配の種になるような事だった。
つまり、彼女にとっては今のセックスが丁度よく、充分幸福なものだったのだ。

部屋についた瞳は、いつものように彼の事を想い、そして彼と夢の中でもう一度会いたいと願いながら、セミダブルの大きなベッドに潜り込んだ。




1週間後の週末、瞳と麻衣、そして岬とその友人の4人が飲んでいたのは都内某所の居酒屋。
面識がある4人は最初から皆饒舌で、お酒も以前よりもハイペース、既に瞳と岬の友人は出来上がっていた。
それを隣でぼんやり見つめる岬と麻衣。
「大丈夫かしら・・・」
「この二人?大丈夫でしょ。具合が悪くなるようならアレだけど、このテンションは結構いける口なんじゃないの?」
「ここまで酔った瞳はあんま見たことないなぁ」
「そもそも飲みになんてそんなに行ってないんでしょ?」
「まあそうですけど・・・でも岬先輩、彼の事、大丈夫ですよね?」
「ああ、こいつには言ってあるから大丈夫。単なる友達として盛り上がってるだけだよ」
「ならいいんですけど・・・・・・じゃあ岬先輩ももっと飲も?」
麻衣に注がれたワインに口を付けたただけでテーブルに置き、返す刀で麻衣にも波々と注いだ。

今日はあまり酔うわけにはいかないんだよな・・・俺にも考えがあるからさ
皆には協力者になってもらわないと
取り敢えず、瞳ちゃんの携番教えてもらっただけでも飲んだ甲斐があったけど
・・・それにしてもやっぱ瞳ちゃん、酒弱いな
兎に角、今は潰れる寸前までは飲んでもらわなきゃ。その後は・・・どうしよっかな
まず、こいつと麻衣には早々に帰ってもらって・・・・・・

「なんか岬先輩ずる〜い。全然酔ってなーい」
目が座った麻衣に責められる岬。飲み始めてから3時間が経っていた。
「いやいや、酔ってるってー」
麻衣に合わせて無理矢理だらしのない笑顔を作った岬が隣を見ると、友人と瞳は既にマッタリモード。このままだとそろそろ帰ると言い出しそうな雰囲気でもあった。
岬は「パンっ」と一度手を叩いた。
「よ〜し!俺の部屋で二次会だ〜」
この時、既に岬の頭の中ではプランが出来上がっていた。
「お〜し、行くぞ〜」
乗り気なのは岬の友人だけ。瞳は酔いながらも神妙な表情。麻衣は複雑というか、やや不満げに口を尖らせていた。
「先輩の部屋に後で呼ばれたらどうしようかと思ってたのに」
誰にも聞こえないように麻衣がボソッと呟いた。
本意ではない。高梨がいるのだから。だけど知らず知らずに身体が欲求していた。
今回の店を決めたのは岬。都内某所のこの場所は、実は岬のアパートとすぐ目と鼻の先程の距離。
麻衣は岬から場所を聞かされた時、飲み会のあとは岬の部屋で二人きりになっちゃうのかな・・・と勝手に妄想していた。岬に恋焦がれる19歳の女の子にとっては当たり前の発想かもしれない。
思いつめたような麻衣の表情を見て、岬はすぐに悟った。
「麻衣ちゃん、分かってるって。ちゃんと考えてるからさ、兎に角4人で店を出て皆で俺の部屋に行こうよ」
それを聞いて麻衣は恥ずかし気もなく満面の笑顔を見せると、隣の瞳の腕に強引に自分の腕を絡めて外に連れ出してしまった。
一人ではないにせよ、和希以外の男の部屋に行くことに躊躇する瞳を、麻衣は道すがら説得しながら歩いた。
「私たちもいるんだから大丈夫だって」
「うん・・・」
「瞳だけ帰っちゃたら、逆に私が困る」
笑いながら言う麻衣を見て、瞳は自分が行かない事で場を白けさせるわけにも行かないと思い、覚悟を決めた。
元より、既にかなり酔いの回った頭では、それ以上の思考が不可能という事もあったのだが。
こうして瞳は人生初の「和希以外の男の部屋へ行く」事になった。

店を出て五分、岬のアパートの前に瞳は来た。
それはまさに「アパート」で、岬の洗練された外見とは少し結びつかない、と思った。
部屋の中も、広いけどどこか生活感のない寂しげな空間。
「何か変?」
まじまじと部屋の中を見渡す瞳に声を掛ける岬。
「いえ、そんな事はないんですけど・・・・・・ちょっと意外で」
「意外?」
「あ、はい・・・・」
「オンボロだから?」
「あ、いえ、そんな・・・・」
肩を竦める瞳にワインを注いだグラスを差し出す麻衣。

余計なものあんま置いてないんだな
凄く小綺麗な感じだけど、先生の部屋に比べてあっさりし過ぎというか・・・・・あ、先生の部屋は私が色々としてるもんね・・・・・・
本来男の人の部屋ってこんなもんなのかな

初めての「他の男」の部屋に興味が尽きなかったが、酒の量が増えるに連れ、次第にどうでも良くなっていった。

「瞳、大丈夫?」
心配してくれる麻衣の声も遠くに聞こえる。
慣れない場所で少し興奮していたのかもしれない。家まで駅一つの距離感も瞳の心を大きくしたのかもしれない。
彼女は視界の中で微笑む麻衣の顔を薄っすらと認識しながら、ついに眠ってしまったのだった。



終電まであと一時間。
テーブルで潰れている瞳と岬の友人を横目に、麻衣は色々と諦めていた。もう今日は何事もなく終わるんだな・・・
寂しそうに苦笑いする麻衣に岬が声を掛けた。
「麻衣ちゃん、駅まで送るよ」
ゆっくり立ち上がる麻衣。
目の前の岬を上目使いで見上げる。
岬は軽く溜息をつくとチュッとキスをしてくれた。
「今日はごめんな」
首を横に振る麻衣。
「でもこの二人、どうするんですか?」
「男は放って置いてもいいけど、瞳ちゃんはタクシー呼んで送るよ。近いみたいだし」

二人は手を繋いで駅までの道をゆっくり歩いた。
「麻衣ちゃん、人前であんまくっつかない方がいいんじゃない?高梨君と付き合ってんだろ?」
その言葉には反応せず、代わりに繋いだ手に力を込める麻衣。
「岬先輩、瞳の事なんだけど・・・・」
麻衣が心配そうに見上げると、岬は無表情に言った。
「心配すんなって。あいつは完全に瞳ちゃんの事は諦めてるから」
「そうじゃない」
「は?じゃあ何?」
立ち止まって麻衣の顔を覗き込むと、目をウルウルさせて物を言いたげにしていた。
岬はすぐに感ずいた。
「麻衣ちゃん、もしかして嫉妬とか?何か変な事心配してる?」
視線を斜め下に落とすと、真一文字に口を結ぶ麻衣。
「そんな事心配すんなよ。麻衣ちゃんの友達に手なんか出さねえよ」
「だって・・・岬先輩の部屋に女の子がいるって考えただけで、私・・・・」
泣きそうになる麻衣。
「てか、お前には高梨君がいるだろ?」
本格的に俯く麻衣。
岬の言ってる事は至極当たり前の事。でもそれをこの人の前では認めたくなかった。
岬はニヤつきながら腰を屈め、麻衣の耳元で囁いた。
「そんなに心配なら鎮めてくれよ」
岬はキョトンとする麻衣の手を強引に引き、路地の奥へと連れていった。

狭いビルの狭間。ネオンの灯りがボンヤリと二人を照らす。
男の前でしゃがみ込んで懸命に顔を前後に振る女。
男は上から女を見下し、頭を撫でながら射精へ向けて意識を集中していった。
「ゴムないからこのまま口に出すぞ」
女はスライドのスピードを上げた。
それを見て岬は以前から考えていた事を麻衣に言った。
「お前さ・・・ピル飲めよ」
動きを止めて岬を見上げる麻衣。
「こんな時、便利だろ?」
射精前のガチガチに勃起したペニスを口から離すと、涎が口端から垂れるのを拭い、しかしドロドロになったベニスを扱くのは忘れない。
「ピル?」
「そう。俺の為に・・・・な?」
その瞬間、麻衣は下腹部の奥がジワッと痺れるのを感じた。
岬先輩の為に・・・
この人の為だけに・・・
この人に求められているの?私・・・・
この時、彼女の中にはステディな彼氏の存在は微塵もなかった。
ゆっくりと首を縦に振り、だらしなく大口を開けるとパンパンに張り詰めた巨大な亀頭を口に含み、舌をカリ首にまとわりつかせていった。


視界から消えるまで彼の背中を見送った後、ホームのベンチに腰を下ろして携帯を眺めていた。
開いたアドレス帳には高梨の名前。
岬によって中途半端に昂ぶらされてしまった彼女の身体を鎮める方法は一つしかなかった。
いつもならわざわざ鎮めるまでもなく、我慢する事が出来たのだが、酔いの力と、つい先程心から愛する男に必要とされた事実が彼女の淫欲をざわつかせていたのだ。
ただ、それを高梨に求める事に対する猛烈な罪悪感が彼女を辛うじて理性的にしていた。
終電の時が迫る中、別れたばかりの岬からメールが入った。
「さっきは有難う。本当は麻衣と朝まで抱き合いたかった。ごめんな」
それを読むや否や、すぐに電話の通話ボタンを押す麻衣。
コール一回で、やや興奮気味に応対する声が聞こえた。

「これから行ってもいい?・・・高梨君の部屋に・・・・・」

岬の精液の香りを微かに鼻腔に感じながら、高梨に甘える彼女の下着は既にぐっしょりと濡れていた。


岬は帰り道でタクシーを拾い、部屋で潰れていた友人を起こすと強引に後部席に押し込んだ。友人に謝りつつ、五千円札を握らせた。
去りゆくタクシー、岬は夜空を仰ぎ、溢れる笑みを我慢する事が出来なかった。
彼のプランは着々と遂行されていった。

部屋に戻るとテーブルに突っ伏して寝息をたてる瞳がいた。
彼女と二人きりの部屋。
前をはだけた夏物のカーディガンからのぞく張り詰めた胸元は、彼の決心をより強固なものにした。
瞳に声を掛ける。無反応。
瞳の肩を軽く揺さぶる。やはり無反応。

「爆睡じゃん」

ゆっくりと肩を抱く。柔らかい感触となんとも言えない。甘い香りが鼻を擽る。

近くで見ると、やっぱ凄いいい女だな・・・・このまま襲っても気付かないんじゃないか?
まあ、そんなのは俺の美学に合わねえし
てか、どっちにしろ、俺がこれからやろうとしてる事、褒められたもんじゃないけどな

岬はゆっくりと瞳を抱き上げると、ベッドの上に横たえた。
寝息をたてる彼女の全身を舐めるように見つめた。
完璧なルックスと身体。
今なら好きに出来る。
酔ってたり、さっき麻衣に抜いて貰わなかったら危なかったかも
岬は唾を飲んだ。




潜在的な「違和感」なのだろうか。薄暗い部屋の中で急に目が覚めた。と同時に、微かな頭痛。

あれ?・・・・なんだろう・・・・

意識はまだ完全に覚醒していない。
でも、明らかにいつもと違う。

ん?・・・・・・この部屋・・・・・・え?
どこ?

陽がまだ登り切らない部屋の中では時間軸がはっきりしない。
ぼんやりと目を凝らしてみる。

あ・・・・ここ、岬さんの部屋?・・・・だっけ?
ん?まだ飲んでる途中?
でも、麻衣は?あれ?

急速に意識が戻り始めた。
身体を半分起こし、周りを眺めると・・・・なんと隣に寝息をたてる岬がいた。
バネ仕掛けのようにその場から飛び起きる瞳。

なんで?
なんで岬さんが隣に?
麻衣とか、皆どこ?

ベッドの揺れで目を覚ました岬が、足元に立ち尽くす瞳に向かって目を擦りながら言う。
「あ、早いね、瞳ちゃん・・・・」
「皆は?麻衣は?」
オロオロする瞳に岬は眠そうに答えた。
「まだ5時前だよ?早過ぎるよ・・・・」
再び眠りに付こうとする岬をただならぬ眼差しで見つめる瞳。
「・・・・どしたの?瞳ちゃん」
「あの・・・・麻衣は?」
「とっくに帰ったよ。え?何を言ってるの?」
「・・・・・・・・・・」
岬は眉間に皺を寄せてこちらを見つめてくる。
その表情は、信じられない、と言わんばかりに疑念に満ち溢れていた。
「嘘だろ?」
「すいません・・・・・・」
そう答えるしか出来なかった。
「どこから覚えてないの?」
「どこからって・・・・この部屋で飲んでる時、から・・・・?」
「まじかよ・・・・・・」
頭を掻きながらベッドの上で項垂れる岬を見て、訳がわからないなりに何故か申し訳ない気持ちにもなった。
「それ以降の事、一切覚えてないの?」
「はい・・・・」
「ほんの少しも?」
「・・・・・・はい」
暗い部屋の中で沈黙が訪れた。
気まずい。
絶対におかしいよ、このシチュエーション。
自分に言い聞かせ、冷静さを取り戻そうにも気は焦るばかり。
まだ頭の整理がつかないでいると、岬は立ち上がり、ゆっくりこちらへ向かってきた。

何?
え?何が?
え?あ、なんで?

岬は瞳の肩に手を置くとキスをしてきた。軽い、軽いキスを。
稲妻が脳天から爪先へ一気に駆け抜ける程のショックだった。
金縛りに合ったように身体は固まって動かない。
何も考えられないし、ここがどこなのかも、自分が何なのかさえも、一瞬で全く分からなくなってしまった。
完全に気が動転していた。
「俺に・・・・・・チャンスくれるって話も?」

チャンス?・・・・何の事?
私?私が何か言ったの?
いや、なんで今キスしたの?なんで?

彼が冷えたお茶を私に差し出してくれたけど、受け取る事も出来ない。
茫然と立ち尽くす私に向かって彼が話し始めた。
「全部説明しなきゃダメ?昨夜の事」
「・・・・・・」
「ダメそうだね・・・・・・」
溜息をついて話し出す。

彼が言うにはこういう事らしい。
私を送ろうとタクシーを呼んだのに、私は帰りたがらなかったと。いや、正確には彼に抱き付いて離れなかったと。
・・・・・・そんなのあり得ない・・・・・・・・・・
あるわけない・・・・・・
・・・・・・・嘘付いてる、この人

私は無意識のうちに彼を睨んだ。
私には愛する人がいる。一生を共にしたい人がいる。
そんな事をするはずがない。

「嘘つき。いい加減な事言わないで」

思わず出てしまった言葉に、彼は凄く寂しそうな表情をした。

「覚えてないなら、俺、もう一度言うけど・・・・・・好きなんだよ、瞳ちゃんの事」

暗くても分かる、彼の眼差しが真っ直ぐ私に向いている事が。私の瞳に突き刺さり脳を貫く、彼の力強い意思に溢れた眼差しが。
何故か膝が震えた。
口の中が乾く。飲み物が欲しい。でも目の前の冷たいお茶に手が出ない。
やっぱり身体が動かない・・・・

「瞳ちゃんに彼氏がいる事も知っている。でも抑えきれなかった。だから昨晩勇気出して告ったんだよ、俺・・・・・・・・だけどそれを全然覚えてないなんて・・・・」

酷く落ち込んだ彼を見て、なんでだろう、胸がざわめいた。
私、悪い事したの?
いや、おかしいよ、こんなの。
ダメダメ、騙されちゃダメ。

「そしたら瞳ちゃん、俺にもチャンスあるかも、って言ってくれたんだよ?」

ほら、やっぱり。この人、嘘付いてる。
私がそんな事を言うわけない。
チャンスなんかあるわけないのに。
本当、馬鹿げてる。

「いい加減にしてください」
「いい加減な気持ちで言ったんじゃない」

語気を強める彼の言葉に思わずビクッとなってしまった。
何言ってるの?この人。そういう意味じゃなくて・・・・・・なんでムキになってるの?
強く出られた事で何故か少しだけ心に余裕が出来た。狼狽する彼を見て少しだけ上から目線?なのかな・・・・

「あんなに強く抱き合ったのに、それも覚えてないんだろ?」

いや・・・・ちょっと、それ・・・・シャレにならない
セクハラ?だよね
冗談でも許せない
いくら麻衣の先輩だからって、言っていい事と悪い事がある

知らず知らずに一歩歩み寄り、右手を振り上げていた。
でも降ろそうとしたその右手をいとも簡単に彼に掴まれてしまった。

「信じられないならもう一度抱いてやる」

私は必死に彼の手を振り払い、両手で彼の胸を突き放した。

「あんな事があったのに、それも全く覚えてないの?」

今度は泣きそうな表情で呟く彼。
覚えてないんじゃなくて、そんな事無かっただけ。
私は騙されない。

「瞳ちゃんの背中に、証を残したんだよ、俺達が愛し合った証を」

思わず背中に手を伸ばしてしまった。

「瞳ちゃんは覚えてなくても、俺の中にははっきりと瞳ちゃんの全てが刻み込まれている」

嘘、でしょ?
なんでそんな真剣な顔で嘘を言うの?
そんなに私の事からかって楽しい?
身体がまた震え出した。
抑えようと思っても、奥歯が軽く触れ合う位に震えが止まらない。

「たった一晩だけど、俺達は愛し合ったんだ・・・・確実に瞳ちゃんは俺の腕の中だった・・・・・・背中のホクロ、俺は知ってるよ」

全身から力が抜け、その場にへたり込んでしまった。
血液が頭から一気に下がっていくのが分かった。


その後のこと、あまりよく覚えていない。
ただバッグを振り回して部屋を飛び出したのを何となく覚えてるだけ。
気が付くと、私は線路沿いの道を歩いていた。
人通りはないけれど、東の空は明るくなり始めていた。

先生ともっとエッチな事してみたい、そんな事を考えていたからだ・・・・・・
きっとバチが当たったんだ・・・
全部私が悪いんだ・・・

和希の事を頭から振り払おうとした。今のこの状態の自分が、大切な人の事を一瞬でも思い浮かべる事は、それは彼の事を汚す事になると思ったから。
大学の授業の事を考えた。
お父さんの仕事の事を考えた。
あとは・・・あとは・・・・・・・・・だめ・・・・・・思いつかない

どうやったって彼の事を考えざるを得なかった。
この時、彼との関わりを持たない世界が彼女には殆どなかったことを改めて思い知らされた。それ程までに彼女の人生にとって彼の存在は大きかったのだ。彼女の人生そのものと言える程に。

「先生、先生ぇ・・・・・・・私・・・私」

涙がとめどなく溢れてきた。
視界が滲み、真っ直ぐに歩いていられない。

一駅15分位の距離を30分以上かけて歩いた。
自宅が、和希の部屋が近づくにつれ、足取りは重くなる。
瞳は思わず手前の交差点を曲がり、住宅街の中を彷徨った。
10分程だろうか、自宅を中心に円を描くようにフラフラと歩き回ると、昔遊んだ「すずらん公園」の前に来た。
近くを通ることはよくあったが、公園の中に入るのは小学校を卒業して以来だ。
タコ型の小さな滑り台、二脚のブランコと砂場、そして直径1メートル強のコンクリート製の大きな土管状の円筒が横たわっているだけの簡単な作りの公園だった。
瞳が幼稚園に上がる前に走り回っていた公園、当時は広く感じたこの公園も、今では住宅街の中で辛うじてその存在を忘れ去れらない程度の、狭く、古びた、なんてことはない公園になっていた。

先生と始めて会ったのも、考えたらここなんだよな・・・・
懐かしいな・・・・

母親に叱られたとき、妹や近所の友達と喧嘩したとき、泣きたくなったときはいつもこの公園に一人で来た。そして土管の中で泣いていると、大抵はランドセルを背負ったその男の子が慰めに来てくれた。
当時の和希は同級生の中でも身体が大きい方で、小さな瞳は子供心に頼りがいのある「お兄ちゃん」だと思っていた。こんな「お兄ちゃん」がいて欲しいとも思っていた。

そう言えば・・・

当時は全速力で駆け抜ける事のできた土管の中に、大人になった瞳は這い蹲るようにして潜り込んだ。
壁についた埃を掌で拭いながら目を凝らすと、微かな傷を見つけることが出来た。
相合傘の下に平仮名で「ひとみ」と「おにいちゃん」の文字。
忘れかけていた記憶。
瞳の初恋はここから始まり、そして今に繋がっていた。

まだあったんだ・・・・・

窮屈な土管の中で身体を折り曲げながら、瞳は声を上げて泣いた。

先生に言わなきゃ
ちゃんと言わなきゃ・・・・・

携帯のメール着信音が聞こえない程に、瞳は咽び泣いていた。




21:20 : 投稿作品 : comments (15) : trackbacks (0)
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Comments

続きが楽しみ

あとちょいと疑問が
>テーブルで潰れている瞳と岬の友人を横目に、瞳は色々と諦めていた。
これって状況から考えると”麻衣は色々と諦めていた。”の間違い?
...2013/06/29 09:48 PM
続きがはやくよみたい
...2013/06/30 12:18 AM
すみません。仰る通りです。
今のところ、三人の女の子への思い入れが同じ位なので間違えてしまいました。
作者...2013/06/30 12:21 AM
続きまってますうう
 ...2013/06/30 01:06 AM
この作品けっこう期待してます
続きよろしくお願いします
...2013/06/30 08:23 AM
後半、目が覚めた瞳の服装に関して言及してないのっておかしい気が。
こういう状況に陥った女性って、まず自分の衣服を確認すると思うんですが。
衣服の乱れがあるかどうかで岬の言っていることが本当か分かると思うし。
岬は瞳を騙するつもりなら、瞳の服は脱がしておくべきだったのではないかと。
背中に証を云々っていうなら、そうしておかないと違和感が。
記憶が無いほど酔っていた瞳が、ヤったあとしっかり服を着ていたらおかしいんじゃなかろうか?
...2013/06/30 12:06 PM
瞳の事後の服装については確かにちょっと悩みました。
私の中では、岬は用意周到な人間とのキャラ設定があり、今回のような賭けに出て、万が一にでも瞳の反応が思わしくなかった場合に「本当は一切手を出してません」的な逃げも用意する必要があるとの考えがありました。その試金石が実はキスだったんですけど。

でもそんなのは書き手が頭の中で考えて一人で妄想、納得してるだけで、読み手になんら伝わらなければ混乱させるだけで意味ないですよね。
今後はもっとシンプルに考えますね。
作者...2013/06/30 01:16 PM
エロが本当に良い。
...2013/06/30 08:33 PM
今回は未遂で動揺させておいて後編でいよいよ岬に寝取られるのか
...2013/06/30 10:31 PM
この辺りで一話プロローグ見るのが一番興奮する
...2013/07/01 01:05 AM
男側がすでに複数の女に気を持ってる時点で軽い話にしか見えない やはりntrは純愛じゃないと
...2013/07/01 10:33 PM
>男側がすでに複数の女に気を持ってる

そんな描写あったっけ?
寝取り側(岬)が複数の女に手を出してるのって別に珍しくも無いし、
寝取られ側(和希)は恋人(瞳)一筋のような

まさか寝取り側も本気で女を愛さないとntrじゃないってか?
...2013/07/02 12:32 AM
超期待!!!ありがとございます。
...2013/07/03 12:32 AM
プロローグでさんざん他の男に抱かれたあと、

そんな私でも、心に決めた愛するあの人、高村和希の事を考えると、否応なしに心が温かくなる

ってあるんだけど・・・・・・

愛ってなんですか
...2013/07/03 07:29 AM
こういうじっくり系読めるとこないよね
ntrもなんだかんだまだ狭い趣味だし
投稿作品増えてくんねぇかな
...2013/07/04 02:05 AM

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