『土曜日』

再生。
ノイズ。
それが消えると、ハリネズミのような短い金髪がアップで写る。
「これで、OK?」
その男の容姿は全てがネズミを連想させる。
体躯。顔つき。
その全てが卑しそうな印象を与える。
カメラが正常に動作をしているかを確認すると、
その男はにやりと下卑た笑顔を浮かべ、
まるでTVのレポーターのように、
画面に向けて話し出した。
「どうも。えー、私佐倉といいます。この前はどうも。
 とある友人から聞きました。転校生なんだってね。君」
画面を通じて、佐倉は僕に話しかけてくる。
佐倉は照れくさそうに頬を掻くと、言葉を続ける。
「えー。まぁ。なんだ。この前は俺さ、ちょっと飛んじゃってたからさ、
 君の行動ウケてたんだけど、ほら、一晩冷静になったらさ、
 結構むかついてきちゃって。先輩とかもほら。
 普段優しいのに、こんな鬼のような形相になっちゃって」

同時に画面が揺れて視界が半回転する。
見覚えのある、汚い部屋。
あのアパートの一室だった。

「いや別に俺は怒ってねーよ。ただ可愛い後輩の敵討ちだし」
スキンヘッドの男が笑いながら、カメラに向かってそう言った。
男は無造作に敷かれた布団の下端に膝をついていた。
その先に寝転ぶ人影に、今にも覆い被ろうとするように。
カメラからの映像が徐々に、その布団を上から写すかのように移動していく。
布団の上には、薄桃色のワンピースの上に、
白いカーディガンを羽織った木葉が横たわっていた。
その顔をアップで映す。
学校の木葉とは違い、薄っすらと化粧が乗っている。
その猫のような瞳がうっすらと開く。
と、同時に佐倉の声。
「お、委員長お目覚め?」

カメラはまた佐倉のネズミ顔をアップで映す。
「いやぁさっき彼女を街中で見つけましてね?
 声掛けたらあからさまにビビられてさぁ。
 傷つくじゃん? そういうの。元同級生なのに。
 それで話があるって路地裏に連れ込んで、
 これ使って拉致ってきちゃいました」
映像は佐倉のカメラを持っていないほうの手を映す。
そこには、火花を散らすスタンガンが見えた。
「委員長もさ。信じちゃ駄目だよね。
 この間のこと謝りたい、なんて俺の言葉信じちゃって。
 それとも、なんか俺に対して負い目でもあんの?
 っておお。鬼塚さん早いっすね」

再度布団の様子を映す。
鬼塚と呼ばれたスキンヘッドが、木葉のジーンズを下ろしていた。
木葉は意識はあるようだが、身体はだらりと弛緩しきっているように見える。
両腕はだらりと左右に広がり、自分で持ち上げることも出来ないようだ。
木葉はなんとか首を横に振ると、悲しそうな眼差しをカメラの方へ向ける。
「さ……くら……君…………なん、で……」
まるで寝言のような弱々しい声で呟く。
佐倉はそれを鼻で笑い、鬼塚はその声が聞こえていないかのように
するすると木葉のジーンズを脱がせた。
儚いほどに細く、白い脚が露になった。
すらりとした透き通るような肌の太ももの付け根には、
ワンピースが捲くられて、水色の下着がちらりと見える。
そのコントラストは、少女の可憐さと女性の色気を同居させ、
えもいわれぬ背徳感を演出していた。、
「この子超美脚じゃん」
鬼塚が感心するように漏らす。
「本当っすね。スタイルは良いって高一の時から皆言ってましたけど」

「モデルみてーだな。身長はまぁ普通だけど」
そう言いながら、鬼塚はワンピースの上から木葉の上半身を
腰の辺りからなぞるように撫でていく。
木葉は半分朦朧としたような表情を浮かべながらも、
嫌悪感を露にして下唇を噛む。
「ほら、腰もめっちゃ細い。お、胸も結構あんな」
「まじっすか」
佐倉は先ほど見せびらかしたスタンガンを放り投げると、
空いた手で木葉の胸を鷲掴みにした。
「な? 仰向けで寝ててこれだけ揉めたら結構なもんだろ」
「Cは堅いっすね」
「Dあるんじゃね?」
鬼塚は笑いながら、水色のショーツを下げていく。
「好きっすね。上半身だけ服着せたままなの」
縛られているわけでもないのに、
木葉は何の抵抗も出来ない。
時折、下半身がもじもじと揺れる程度だ。

「毛ぇ薄いなこの子」
ショーツは足首で掛かったところで止められた。
だらりと伸びた木葉の両足はやはり美しかった。
「ほいご開帳」
鬼塚に太ももを広げるように持ち上げられる。
木葉の陰部がアップで映し出された。
「いいねー。清純派だね委員長ー。全然びらびら無いじゃん」
佐倉が笑う声が聞こえる。
「もしかして処女かぁ?」
両手で陰唇を左右に広げながら鬼塚がそう口にする。
奥の方までピンク色の膣が鮮やかに映る。
「どうでしょう。学校に彼氏居たとかは聞いたことないっすけど」

「まぁ挿入れりゃわかるけど」
いつの間にか鬼塚が陰茎を取り出していた。
それなりに迫力のある、反りあがった亀頭が特徴的だった。
「クスリ使っちゃいます?」
「別にいいよ勿体ねー。それ焚いてるし」
その言葉に呼応するように、カメラが薄く煙を上げている小瓶を映す。
あの時、嗅いだ匂いの元だろうか。
「これも結構きますよね。あ、委員長大丈夫だよ。
 別に中毒性とかないし。これは。ふわぁってなるだけだから」
「あとこれも使ってみるか」
鬼塚は、手元にあった小瓶を手に取ると、
その中身を取り出す。
どろりとした透明の粘液が鬼塚の手に落ちた。
「なんすかそれ?」
「媚薬ローション的な?」
「そんなん効果あるんすか?」
「さぁ? まぁものは試しだろ」

鬼塚はそれを木葉の陰部に塗りたくる。
触感はあるのか、木葉はびくりと腰を小さく振るわせた。
「お、冷たかった?」
そう言いながら、鬼塚は木葉の上に覆いかぶさる。
木葉は、今までになく、抵抗の色を示すが、
それでも僅かに両腕を持ち上げるのがまだ精一杯だった。
鬼塚の肩に添えられた彼女の小さな両手は、
何の力も入っていないようで、難なく鬼塚は、
「じゃ、頂きます」
と挿入を果たした。
当たり前のように、生で挿入した。
その瞬間、木葉は、「んん」と嫌悪感を乗せて口にした。
そして顔を映されたくないのかなんとか首を振るが、
佐倉の手がすぐにそれを戻した。

鬼塚は腰をぐい、と前に詰めると
木葉の手がぎゅっと握られた。
「お、キツイキツイ。でも処女ではないな」
「なんだよ委員長ー。いつの間に誰とやってたんだよ」
けらけら笑いながら佐倉は、
鬼塚に犯される木葉を撮り続ける。
鬼塚が腰を振る度に、塗られたローションがぐちゅぐちゅと音を立てる。
木葉は抵抗が出来ないなら、せめて一矢報いようと思ったのか、
じっと目を閉じて、唇を噛むような表情をしている。
まるで人形を犯しているかのよう。
「木葉ちゃんだっけ? 経験少ないんじゃね?
 マジきつマン。ゆっくり慣らしてやるからな」
鬼塚はその言葉どおり、ゆっくりと、
木葉の中をかき混ぜるような動きを見せる。

部屋には目に見えるほど、何かの煙が漂っていた。
そしてぐちゅぐちゅと、ローションが擦れる音。
「どう? そろそろ良くなってきたっしょ?」
木葉はシカト。
しかしその言葉を実証してしまうかのように、
先ほどから、「んっ……」と吐息が漏れ始めている。
身体も徐々に自由を取り戻してきたようで、
やたらと上半真を捻ったりと忙しない。
その様子を見て、鬼塚は木葉の両膝を抱え込み、
自分と木葉の腰がぴったり密着するほどに、
奥まで挿入した。
「いっ……や」
拒絶の言葉も虚しく、鬼塚は先ほどまでの穏やかなものとは打って変わって、
木葉の奥を激しく突き上げるようなピストンを始める。

安アパートの床は、ぎしぎしと軋み音を立てる。
「んっ、っや、あっ……ん」」
意図もせず、だらしない声が自らの口から漏れていることに恥じたのか、
木葉はまだ痺れが残っている両手で自分の顔を覆った。
「やだ、やめて……こんな、やだ……はぁ……はぁ」
佐倉はその両手を無理やりどかして木葉の表情を撮る。
それからは、犯されている悲痛ではなく、
自分の現状が理解できない、という困惑の色が強い。
鬼塚が腰を振る度に、
「あっ……あっ……」と切ない声が漏れている。
「良いだろ? どうせならお互い気持ち良くなろうぜ」
鬼塚が木葉を見下ろし、腰を振りながらそう言う。
木葉は瞳に力を込めて睨み返した。
「くぅっ……」
両手を胸の前で組み、ひたすら耐える。
こんな男たちに、自分の甘い声を聞かせたくない。
そんな強い意志が感じられた。

「いいねぇその目。そうでなくっちゃ」
鬼塚はピストンを強める。
「ううっ、くっ……」
木葉は目と口をぎゅっと閉じる。
そんな彼女の顔に、佐倉の顔が寄った。
木葉は異変に気づき目を開ける。
キスされている。
押し返すほどの抵抗は出来ない。
首を振って逃げようとするが、無駄に終わる。
佐倉に顎を掴まれ、強引に唇を重ねられる。
「無理やりキスとか、お前もひでーなー」
ピストンを続けながら鬼塚がそう言う。
「だってこいつむかつくんすもん」
媚びるような口調ではなく、素の低い声。

「俺の時は見捨てやがった癖によ。
 なぁ? お前も俺が苛められてんの笑ってたんだろ?
 馬鹿にしてたんだろ?」
言葉にはしなかったが、
「なんで俺の時は助けてくれなかったんだよ?」
という恨みがましい感情をストレートに彼女にぶつけた。
木葉はその時、初めて涙を流した。
佐倉の顔を見て、その後、まるで悔いるかのように、
罰を受け入れるかのように、目を摘むって涙を流した。
「あーあ。泣いちゃったじゃん。ほーら木葉ちゃん大丈夫だよ。
 お兄さんがちゃんと気持ちよくしてあげるからねー」
まるで子供をあやすような口調。
そしてさらに強まるピストン。
佐倉はそれから口を噤んでいた。

木葉は必死に両手で口を押さえている。
その下からは、「んーっ!んーっ!」とくぐくもった声が漏れていた。
「お、そろそろイキそうだな」
木葉の背中が反り、抱えられた両足の爪先がきゅっと伸びた。
その瞬間、木葉は電流を流されたかのように、大きく痙攣した。
仰向きで横たわり、両手で口を押さえたまま、
ぐっと前かがみに上半身を起こしながら震えた。
「おー。良い締め付け」
ピストンを中断した鬼塚は、痙攣する木葉の膣を楽しむように笑顔を浮かべる。
木葉の両足が、ぴく、ぴくっと小刻みに揺れている間、
佐倉に向かって「おい。例のお客を呼んで来いよ」と声を掛けた。
「わかりました」
携帯を手に取り部屋を出て行く前に、
佐倉はカメラを二人の真横に設置していった。

部屋の扉の開閉音。
まだ絶頂の余韻の痙攣が残る木葉のワンピースを脱がすと、
自身も上着を脱いだ鬼塚は、
残るブラも取りながら、こう言った。
「あいつ苛められてからインポになっちゃったらしくてさ。
 だからあいつにはやられないから安心しなよ。
 まぁこれから一人相手してもらうけど」
木葉の形の良い乳房が露になる。
真横から見たら小さな丘のようだ。
そして木葉の上半身に覆いかぶさり、
お互い裸の身体を密着させると、
鬼塚は再びゆっくりとピストンを再開させる。

木葉は目を瞑る。
そこに優しくフレンチキスを繰り返す鬼塚。
木葉はもう抵抗しない。
受け入れるわけでもない。
ただ、耐えようとしている。
「木葉ちゃんって、経験人数どんなもんなん?」
答えない。
鬼塚は口端を吊り上げて、ピストンを早める。
木葉は声は上げなかったが、二度目の絶頂はすぐ訪れた。
「ああぁっ」
背中を反らせながら、たまらず声を出していた。
「ねぇ? 経験人数は?」
そう言いながら、余韻に浸らす暇もなくピストンを続ける。

「いやっ、だめっ、あっあっあっ、だめっ、そんな」
「教えてくれたら止めてあげる」
「やめ、て……おかしく、な…………はぁっ、はぁっ、んっ
 あっ、あっ、あっ、だめっ、だめっ、だ、めっ」
木葉はさらにそのまま絶頂を迎えた。
細い顎を大きく上に突き出す。
もう両手は口を押さえている余裕はない。
両手両足を虚空を足掻くかのようにひくひくさせている。
小さな口は限界まで開けられて、酸欠の魚のようだった。
「何人?」
木葉は躊躇を見せるが、彼女の右手は、
力なく人差し指だけを立てた。
「一人?」
収まらない荒い息遣いのなか、無言で頷く。

「どんな奴?」
ふぅ、ふぅ、と呼吸を荒げながら、
鬼塚に対して憎悪を隠そうとしない目つきで睨む。
鬼塚は上半身を起こすと、彼女の細い腰をしっかり掴み、
がしがしと音を立てて彼女の奥を突きたてた。
「あ、ひっ、いっ、あっ、だめ、わか、わかっ、た、からっ」
しかし鬼塚はその降参を聞き入れず、
にやにやと狼狽する木葉を見下ろしながら、
ひたすら奥を攻め立てた。
「あっ、だめっ、だめっ、あっ、あっ、あっ、ああああっ」
その瞬間、木葉の腰だけが爆ぜたように浮き上がった。
まるでブリッジしようとして失敗したかのよう。
木葉はがくんと腰を突き上げ、「ひっ、ひっ、いっ、ぃ」
と声にならない声を上げた。
しばらく腰は浮いたまま、がくがくと揺れていた。

「どんな人?」
木葉は許しを乞うように、「だ、大学生」と答えた。
「いつ?」
「こ、高二」
「初めてはどこだった?」
「彼の、アパート」
「何回くらいエッチした?」
「わ、わか……ない」と途切れ途切れに答えながらも、
首を傾げて片手の指を全部開いて鬼塚に見せていた。
「そんだけ? 今も付き合ってんの?」
黙って首を左右に振る。
「いつ別れたの?」
「……高三に、あがる直前」
「今は? フリー?」
ゆっくりとピストンを再開させる。
「あんっ、あっ、は、はい」
鬼塚はにやにやと質問しながら腰をゆっくり動かす。
木葉はもう涙こそ流していないものの、
辛そうな顔で横に視線をずらしている。

「今好きな人とかいんの?」
返答に躊躇を見せる木葉に、鬼塚はわざとらしく大げさに、
彼女の両足を抱え込み、腰を一旦引く。
「ひっ、い、やだっ、だめっ、い、います! いる、から」
「なんて名前?」
「……拓哉君」
僕の嫌いな名前を、彼女は呼んだ。
国民的人気アイドルと同じ名前。
僕はその名前が嫌いだった。
でも木葉は、その名前を憶えていてくれた。
鬼塚はそれ以上追求しなかった。
この前部屋に乱入した見た僕が、
その拓哉君だとは夢にも思わなかっただろう。

「拓哉君とはもうやったの?」と笑いながら突く。
射精も近いようだ。
ピストンはより激しくなった。
彼女はもう一度涙を零しながら、首を横に振っていた。
それでも射精間近のピストンでは、
「あっ!あっ!だめっ!いくっ!だめっ!あっあっあ!」
と自ら絶頂を相手に教えるほどによがらされていた。
鬼塚は木葉の身体に精液を飛び散らかせた。
彼女はそれを胸や腹で受け取る度に、
「あっ、あっ」と熱い声を漏らしていた。
ぴくぴくと小刻みに絶頂を続ける木葉をよそに、
鬼塚は「ふぅ」と立ち上がると、
「じゃ、綺麗にしてよ。フェラくらいしたことあるっしょ?」
彼女はゆっくりと首を横に振る。
「マジで? じゃあ教えるからさ」と無理やり立たせる。
もう抵抗は無駄だと悟ったのか、それとも気力もないのか、
木葉はふらつきながらも、仁王立ちする鬼塚の前に跪いた。

「そうそう、まずは綺麗にして」
「周りから舐めて」
「しゃぶって。そう。ゆっくりでいいよ。吸ってみて」
「玉もゆっくり舐めて。そう。そんで優しく口に含んで」
控えめな水音が、鬼塚のそんな声の合間に聞こえてくる。
映像には、鬼塚に手を置かれる木葉の後頭部がゆっくりと動いていているのと、
綺麗な木葉の背中だけがうっすら汗ばんでいるのを映しだしていた。
そのうち佐倉が帰ってきた。
「おかえり」
「鬼塚さん。もう来てもらってます」
「そうか。じゃあちょっと待ってもらえ」
鬼塚はそう言うと、フェラさせていた木葉から隠れる。
木葉はその場に腰を下ろしたまま、呆然としているようだった。

「じゃ、ちょっとじっとしててね」
鬼塚は木葉に目隠しをすると、さらにアイポッドに繋いだイヤホンを着けさせた。
流石に木葉も抵抗しようとしたが、佐倉が一度横から思いっきり木葉の肩を蹴った。
逆恨みという憎しみがこもった蹴りだった。
木葉はそれで大人しくなってしまった。
「じゃ、入ってきていいよ」
佐倉に促されて部屋に入ってきたのは、加藤だった。
部屋に入ると、その異様な匂いに顔をしかめる。
そして裸の木葉を見て、見るからにそわそわしだした。
「じゃ、前払いでお願いね」
と佐倉が手を出すと、木葉を凝視しながら、
万札を何枚か佐倉に手渡した。
木葉は何が起こっているのかわからない。
何も見えないし、聞こえない。

加藤は「あの、二人きりに、は」と自信無さげに尋ねる。
鬼塚は「いきなりは無理だね。二回戦以降ならいいよ」と答えた。
加藤は逡巡したが、あまりの興奮に痛むのか、
自らの胸を鷲掴みにすると、何かを決意したように服を脱ぎだした。
まさに大男といった筋骨隆々とした裸体。
そしてそれに見合う、男根だった。
長さはそれほどないが、とにかく太い。
鬼塚と佐倉も腹をかかえて笑っていた。
「お前。すげえなそれ」
「君はあれか? 初めてかい?」
気恥ずかしそうに頷く。
「よしじゃあ俺に任せろ」
鬼塚がそう言うと、不安そうに座っている木葉を優しく押し倒した。
覚えのある手の感触に、多少は安堵しているようで、
特に抵抗なく横たわる。

加藤の目に、一矢まとわぬ木葉の身体が映る。
細く、長い手足。
思いっきり抱きしめられたら折れそうな腰。
そして動く度にぷるんと揺れる形の良い乳房。
透き通るような白い肌。
怯えと、性的興奮が混じる紅潮した頬。
初めての、そして人前の性行為だというのに、
加藤の下腹部は、へそにつきそうなくらい反りあがっていた。
鬼塚は寝そべった木葉にM字開脚をさせると、
その脚の間に座れと誘導する。
加藤は恐る恐る、そこに座る。
そして自らその巨大な亀頭を、木葉の膣に押し当てる。
「よしそうだ。もうほぐれてるから、一気にいけ」
木葉はびくんと身体を折った。
先ほどまでとは違う、自分の中に入ってくる巨大な塊。
加藤は鬼塚と同様、ゴムをつけずに、そのまま腰を押し出した。

その瞬間、木葉の口から「ひっ!やっ!……なっ、に、これ」という声が漏れた。
それは鬼塚と佐倉の嘲笑を誘った。
加藤の巨大な陰茎は、なんなく木葉の中に全て埋まった。
結合部を横から覗いた鬼塚は、
「あーあ。これすぐがばがばになっちまうぞ。折角良いきつマンだったのに」
と苦笑いを浮かべた。
加藤は恍惚の表情を浮かべたまま動かない。
「どうよ? 初おまんこは」
「あ、ああ、すごい、です」
「どう?
「暖かくて、柔らかくて、なんか……ぐにぐに、してます」
「よし少年。あとは好きなように動け」
鬼塚が、加藤の背中を叩く。
ゆっくりと腰が動き出す。
その度に、木葉の口からは、「あぁ」と
快楽とも苦痛とも取れる声が漏れる。

大きな図体が、不器用にゆさゆさと揺れると、
木葉の華奢な身体は大きく翻弄された。
視覚と聴覚を奪われて、嗅覚と触覚を媚薬に支配されたを木葉は、
もはや快感に抗う術が無かった。
「ああっ、ああっ、んっ、はぁっ」
目の前で惚れた女が喘いでいる。
自分が喘がせている。
そんな興奮に駆られてか、加藤の高揚感は最高潮に達していたようだ。
「もう、だめ。出そう」
「おいおい早すぎだろ」と笑う鬼塚とは対照的に、
佐倉は冷たい表情で、「そのまま出しちまえ」と口にした。

「ううう」
まるで粗相をしてしまった小さな子供のような、
低いうなり声を上げて加藤は動きを止めた。
その恋心と劣情を奥底で放出し続ける加藤を
木葉は目と耳を塞がれたまま受け入れざるをえなかった。
中出しされたことを理解しているのかどうかすらわからない。
とにかく彼女の程よく発育した胸は、
荒い呼吸と共に上下動して微かに揺れる。
「な、なんか、このまま、まだ、できそう」
木葉と繋がりながら、加藤は細い目を開けてそう言った。
「マジかよ」と二人が笑う。
「少年良いこと教えてやる。挿入れたまんまで良い。
 その割れ目のとこに豆みたいなのあるだろ。
 その子のは大きいから分かり易いよな?」
「おお、本当だ。委員長よく見たらクリでけぇ」

映像が、中出しを果たした、その結合部へとアップされる。
木葉の形の良い陰部が、加藤の太い陰茎に押し広げられている。
そのグロテスクな肉塊は、まだ射精しているのか、どく、どく、と、
木葉の中に埋まりながら鼓動を伝えている。
そしてそのすぐ上には、薄い陰毛から大きなクリトリスが顔を覗かせていた。
「ここをこうしてやるんだよ」
佐倉がそれを指で摘む。
「ひぁっ」
びくっ、と木葉の上半身が浮いた。
「挿入しながら、親指でこう擦ってやれ」と実践して教えられると、
加藤は教えられたとおりに、その無骨な指の腹で、
勃起しきった木葉のクリトリスをなぞった。
「んっ、あっ」
木葉の甘い声に興奮したのか、加藤は再び腰を動かしだす。
「じゃあまた後で」
そう言って、佐倉と鬼塚は部屋から出て行った。

カメラは布団のすぐ横に置かれていった。
映像は二人を横から映し出している。
加藤はクリトリスをゆっくりなぞりながら、
腰をまだ慣れていないように動かす。
それが丁度良かったのか、木葉の声がより高くなった。
イヤホンから流れているであろう大音量の音楽は、
彼女自身の声量を把握出来なくしていた。
自分がどれほどのはしたない嬌声を上げているのかわからないのだ。
「あっ、あっ、あっ、やだっ、やだっ、ああ、ああっ!」
加藤の腰は少しづつリズミカルに動いていく。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
クリトリスを弄りながら、胸を揉み、その桃色の乳首を指で挟む。
そして顔を近づけて、吸い付くように舐めた。
「ああっ、だめっ、あっ、ん、あああぁ」

完全に木葉の上に覆いかぶさる。
むさぼりつくように、彼女の唇を奪った。
木葉はやはりイヤイヤするように首を左右に振ったが、
あまり意味はなく、加藤の分厚い唇は、
何度も何度もその小さな唇と触れ合い、そして押し付けあった。
キスを拒絶しながらも、木葉の身体はもう加藤に順応していた。
「ああっ、すごい……おっきぃ……あっあっあっ、すごっ、あぁんっ」
想い人から、吐息が交わるほどの目の前でそんな事を切なく囁かれた加藤は、
何かが壊れたかのように腰を振る。
「あっ!あっ!あっ!だめっ!こんなの!あっ!あっ!」
ぐじゅ、ぐじゅ、と二人の結合部からは、
加藤の精液と、木葉の愛液が交わる音が鳴り響いている。
「好きだっ!木葉さん!好きだっ!」
声が届かないことを良いことに、加藤は動物のように腰を振りながら、
その想いを伝える。

「あんっ、あんっ、すごいっ、だめっ、だめっ、もう、あああぁっ」
「木葉さん!好きだ!愛してる!」
加藤はまるでしゃぶりつくかのように、
木葉の唇をむさぼりながら、愛を連呼した。
「ああ、もう、イクっ、イクっ、ああああっ、もうだめっ」
「木葉さん……木葉さん……」
二人は同時に果てた。
木葉は大きく痙攣して、下から加藤の身体を抱きしめた。
加藤は腰を木葉に密着させ、また彼女の奥で種子を放出した。
木葉はイク時、顎を仰け反らせて、口を大きく開ける。
加藤はその時、舌を滑り込ませた。
木葉は、それに抗えなかった。
一度侵入を許した加藤の舌を、受け入れるように自らのそれと絡ませた。
二人は肌を肌を密着させて抱き合いながら、
舌を絡ませ、種付けを続ける。
加藤の舌とも知らず、その快感に抗えなかった木葉は、
くちゅ、くちゅ、と音を鳴らして絡ませながら、
「……あつ、い」と自身の奥深くで精子を感じていた。

その時誰かの携帯が鳴っていた。
とあるバンドの曲だった。
いつかメールで聞いた、木葉の好きな曲だった。
時間からして、きっと僕の電話だったのだろう。
加藤はそれを気にする様子もなく、
ひたすら木葉の身体を、全身くまなく使って楽しんでいた。
足を絡ませ、性器で繋がり、手を繋ぎ、胸同士を密着させて、
お互いの唇と舌を愛撫しあっていた。
そのBGMとして、僕からの着信音が鳴り続けていた。
加藤が木葉と繋がったまま、彼女の口に、
唾液を落としているところで突然画面は暗転した。



僕は気がつけば、外を歩いていた。
いつの間にか目の前に迫った大きな建物を見上げる。
木葉が入院している病院だった。
記憶が飛んでいる。
一枚目のDVDを見終わった後で、
残りのDVDも含めて、
あの封筒に入っていたものを全て壊した後、
近所の川に投げ捨てに走りにいったところまでは憶えている。
僕は木葉が居る病室を見上げる。
何ができるというのか。
しかし僕の足は、自然と前に進む。
面会時間が過ぎているかどうかなど考える余裕などない。
何が人間観察力には自信がある、だ。
一番大切な人が、どんな気持ちで笑顔を浮かべていたか。
それすらわかっていなかった自分に腹が立つ。

病室の前にまで来て、足が止まる。
臆したわけではない。
僕に何ができる? もう一度胸に問いかける。
答えはない。
ではどうしたい?
今は、とにかく彼女の傍に居たい。
そして、守りたい。
好きでいたい。
その気持ちだけを、確認する。
いつもの卑屈な僕は、どこかへ消えていた。
ノックして、病室に入る。
木葉はぼうっと病室の外を眺めていた。
驚いた様子も無く、僕の方を振り返る。

「さっき、窓の外から見えてたよ。どうしたの? 忘れ物?」
何事も無かったかのように飄々と話す。
僕は何も答えられない。
木葉の表情が、とても優しげな微笑を浮かべていたから。
どうしてそんな顔が出来る。
僕は、それが辛かった。
一体僕はどんな表情で木葉を無言で見つめていたのだろうか。
彼女は全てを悟ったように、寂しそうに笑った。
「……君は、本当わかりやすいね」
そう言って、視線を窓の外に向ける。
静かな夜だった。
「こういう時、どういう顔したらいいんだろうね」と彼女は呟く。
「僕が教えてほしいくらいだよ」
ガラスに映る彼女の顔が少し綻んだ。
「僕、って一人称だったんだ」
「普段は虚勢張ってるからな」
「何それ。変なの」

彼女は僕を一瞥すると、また視線を窓の外へ逃がした。
その横顔に、一言だけ掛ける。
「なぁ、その怪我は、あいつらにやられたのか?」
「……違うよ」
「じゃあ」
「言っておくけど、自殺なんかじゃないよ。
 これは本当に転んだだけ。
 これは本当に本当。
 自殺なんてするくらいなら、道連れにしてやるって感じだし。
 ただ本当に、足踏み外しちゃっただけ。
 でもね、転げ落ちてる時、このまま死んでもいいかな、
 って結構本気で思っちゃった」
そう呟く木葉の横顔は、冗談が混じっているようには見えなかった。
「けが人じゃなかったら殴ってる」
「君が他人にそこまで肩入れできる人とは思ってなかったな」
「お前だけだよ」

僕のその言葉に、驚いたように目を見開いて振り返る。
「珍しいこともあるもんだね」
「木葉だってたまには自販機の釣り銭漁るくらいはするだろ」
「そんな事しないよ。ていうか、初めてだね。
 名前で呼んでくれたの。ずるくない?
 私も君のこと名前で呼んで良い?」
「明日からならいい」
「何よそれ」
「明日の朝一にまたここに来て、お前に告白するから。僕。
 それ以降なら名前で呼んでくれ」
木葉は目をまん丸にしている。
口もぽかんと開いていた。
その驚愕の表情は、徐々に泣き笑いの様相に変わっていく。
「私、色々汚れちゃったんだけど」
「別に良い。ていうか僕のがよほど汚れてる。
 お前授業中に犬の糞投げつけられたことあるか?」

木葉は黙って首を横に振る。
への字にした口は、歯を食いしばっているように見える。
両目の目じりから、ぽろりと涙が流れた。
「僕は今怒っている。名前を出すのも憚れるあの屑野郎達だけじゃない。
 木葉。お前にもだ。あんだけ図々しく僕に頼ってきたんだ。
 これからも、ずっと僕に頼れ。僕は絶対にお前を裏切らない。
 守り続ける。転校もしない。親と縁を切ってもこの街に残る。
 だから、ずっと僕の傍にいろ」
彼女の目からは、もう止めようもないほど涙が洪水のように溢れる。
嗚咽を漏らしながら、「はい」と彼女は頷いた。
それが収まると、「あのさ、一つ我侭言って良い?」
「一つとか舐めてんのか。これから一生言い続けろ」
木葉はようやく笑う。
「あのさ、告白なんだけどさ、明日の朝じゃなくて、今は駄目?」
「それは駄目だ」
「我侭言って良いって言ったじゃん」
「聞くだけはきいてやるよ」
彼女はくすくすと笑う。
「じゃあ私からして良い?」
「それも駄目だ」僕は椅子から立ち上がりながら言葉を続ける。、
「10年後に思い出すと死にたくなるほどの熱い告白するから待ってろ。
 一晩寝ないで考えてくるから」

「そっか。それじゃ、仕方ないか」とおどけるように、残念そうな笑顔を浮かべた。
「それじゃあな。さっさと寝ろよ」
「うん。明日。楽しみにしてるから」
「ああ任せろ」
僕は背中越しにそう返事をすると病室を出た。
今はまだ、この想いを伝えることは出来ない。
先にやらなきゃいけないことがある。
「さぁ忙しい夜になりそうだ」
上半身を軽くストレッチしながら病院の廊下を歩く。
窓の外から見える月夜には、うっすらと雲が掛かり始めていた。
それを見てにやりと口はしが持ち上がる。
闇討ちなんて久しぶりだ。
中学以来だろうか。
あの時のように怒りにまかせてやってしまったら不味い。
少年院にでも入れられたら木葉の傍に居られなくなる。
まぁヤク中の売人で強姦魔なんだ。
どうとでもなるだろう。

携帯が震えている。
木葉からのメールだ。
『君となら、私きっと頑張れる。ありがとう』
それを読むと、お守り代わりに携帯を胸ポケットに入れる。
「とりあえず、角材拾いに行くか」
頭の中の天使と悪魔が、同時にそう提案してきてくれた。



終わり





おまけ



『日曜日』

昼間の街中。
佐倉はよりにもよって拓也と待ち合わせをした場所に木葉を呼び出す。
噴水の近くの木にもたれながら、
右手に持っていたカメラで自分の顔をアップにして、
画面を見ながら口を開いた。
「はい。どうも。佐倉です。
 昨日の分は突然消えちゃっててごめん。
 バッテリー切れでした。
 でもあの後すぐに俺と先輩が入ってきて、
 それで終わりだったからまぁいいっしょ。
 あ、違うか。あの後加藤のをフェラさせたんだった。
 勿論目と耳は塞いだままな。
 俺が言うのもなんだけど、あいつヘタレすぎだよな。
 なんであいつが苛められなかったわけ?
 まぁ良い金づるになってくれたからいいけど。
 あ、ちなみに口の中に出させて、そのまま加藤の精子飲ませました。
 委員長相当難儀してたけどね。あいつの馬鹿みたいに太いから」

「そんで加藤は帰して、目隠しとイヤホン取ってあげたんだけど、
 委員長は若干ぼーっとしてたね。
 そこまできまってる感じじゃなかったけど、
 まぁローションの効果もあって、イキまくってたみたいだから、
 単純に疲れてたってのもあったかもしんない。
 そんであとは普通に帰しました。
 こっちも鬼じゃないんでね。監禁とかしないっすよ。
 楽しく皆で遊びたいだけなんで。
 一応、皆で楽しくセックスしただけって感じだから。
 ほら、これ証拠ね」
佐倉は一枚のポラロイド写真を画面にアップで映す。
全裸の木葉が、M字開脚で床に座り、ピースサインをしている。
もう片方の手で必死に目元を隠そうとしているが、隠しきれていない。
いかにも無理やり、そういうポーズをやらせた、
というのがありありと伝わってくる。
陰部からは、白い精液がどろりと床に垂れ落ちていた。

「そんで、もし誰かにチクったりしちゃったら、
 このビデオとか写真とか、皆に配っちゃおうって言ったら、
 若干朦朧としてた委員長も流石に顔真っ青にしてたね。
 ほら委員長んとこ母子家庭じゃん?
 お母さんには心配掛けたくないでしょ? つって。
 あとあの転校生にもむかついてるんだよねー、
 どうするやっちゃう? みたいな事言ってたら、
 委員長も顔真っ青にしてたね。
 三連休の間だけ遊んでくれたら、全部捨てるからさー、つって。
 まぁ信じてるとは思わないけど、でもどうしようもないよねー。
 従うしかないっしょー、みたいなノリを期待?
 お、来た来た」
そしてカメラを上げると、こちらに向かってくる木葉が見える。
何故か学校の制服を着ている。
不安に怯えているところなど見せてやるものか、
というわかり易いやせ我慢をしている表情だった。
前日のショックも抜けきっていないだろう。
しかし木葉は、あくまで気丈に振舞おうとしていた。

「ちゃんとリクエスト通り制服じゃん。それじゃ、行こうか委員長」
カメラは、並んで歩く木葉の横顔を映す。
「……やめてよそれ」
「なんで? いいじゃん。記念記念」
数分ほど歩く。
佐倉は軽口を叩いていたが、木葉はその全てを無視していた。
「委員長まで無視するんだ。そういえばあの時もそうだったね」
それは恨み言ではなく、木葉をからかうような口調だった。
木葉は辛そうに下唇を噛み、歩きながら俯いた。
「私、無視は、してない」
搾り出すような弱弱しい声。
「そうだっけ?」
「そこまで酷いことされてたって、知らなかったから」
「知ってたら助けてくれたん?」
佐倉の口調には、徐々に怒気が孕んでくる。
「当然だよ」
その時ばかりは、木葉の表情から不安や恐怖が消えていた。
真顔で、強い意志をこめた瞳でそう答えた。
彼女のその即答に対して、
「うぜえ」という佐倉の呟きをカメラが拾った。

連れられた先は、どこかの駐車場だった。
「とりあえずここでいいか。本当の目的地はまた別だけど」
二人は大きなライトバンが停めてある陰に移動する。
車と塀に囲まれていて、日光が照らしてはいるものの、
人目にはつかないだろうという場所だった。
木葉は所在無さげに、眉をしかめてきょろきょろ人目を気にしている。
「じゃあ、スカート捲り上げてよ」
無言で口元を歪ませて佐倉を上目遣いでみる。
「さっさとやれって。人くるぞ」
木葉は恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めると、
両目をきつく瞑って、両手でスカートの裾を持ち上げていった。
白く細い太ももが徐々に露になっていき、
そして白い下着が見える。

「いいねー。清純派だねー。じゃ、その下着も脱ごっか」
木葉は驚いたように目を見開くが、
佐倉の手元に視線をやると、
忌々しそうな表情で視線を斜め下に向ける。
同時にバチバチっ! と火花が散る音がした。
あのスタンガンだろう。
「あんまさー、面倒な抵抗とかやめてくれる?
 ささっとやって、ちゃっちゃっと終わった方がさ、
 委員長も良いっしょ?
 どうせなら楽しむって勢いでさ」
彼女は地面を睨み付けたまま、下着に指を掛けると、
まるで怒りをぶつけるように一気に脱ぎ去った。
「そうそう。個人的にはもうちょっと焦らして欲しかったけど。
 はい。じゃあそれ没収ね。後で返すから」

木葉はまるで拳を突き出すようにそれを佐倉に渡す。
「そんな怒らないでしょ委員長。俺繊細なんだからさー。
 じゃあもっかいスカートめくろっか。
 そうそう。おおいいね。委員長毛薄いよねー。割れ目見えてんじゃん」
佐倉の手が彼女の股間に伸びる。
一瞬びくっと微かに身体を揺らすが、
それ以降は微動だにしない。
頬は紅潮したままだが、表情は平静を装っている。
恥ずかしがって相手を喜ばせたら負けだ、と言わんばかりだ。
「いくつのちんこ挿入させたんだっけ? ここ?」
そう笑いながら、彼女の陰部を摩りながら問う。
「一人だって言ったじゃん」
不機嫌そうにつぶやく。
「いやいや三人でしょ。鬼塚さんと、あとゲストと」
その言葉に、彼女は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。
「誰か知りたい? あのでっかいちんこ?」
「……別に」

木葉は加藤のことを薄っすらと感ずいてるようだった。
相手が誰かわからないようにされたのは、
それが自分の知り合いだからではないだろうか? と推測したのだろう。
あの状態でも、加藤の巨大な体躯は感じ取れたに違いない。
何より、加藤の想いを木葉自身も知っていたのかもしれない。
「あ、そう。まぁいいや。じゃあ後ろ向いて。
 そんで壁について。そう。じゃあスカートまくるねー。
 ほらケツもっとこっちに向けろ」
いわゆる立ちバックの体勢にさせる。
木葉の小さなお尻と、ぷっくりと盛り上がるような綺麗な陰茎がアップになる。
佐倉はごそごそと何かを手元で作業をすると、
木葉の股間に片手をやる。
その手のひらや指先には、あのローションと思われるものがたっぷりと塗られていた。
それを木葉の陰部にたっぷりと塗っていく。

その指が、彼女のアナルに向かう。
「委員長はケツ穴も綺麗だね。皺が数えるほどしかないよ」
そう良いながら、木葉のアナルを撫でるようにローションを塗る。
「やっ」
そんな声を出して、びくりと腰を浮かした。
丹念にアナル周辺にもローションを塗ると、
手のひらを上にして、中指を立てると、
その小さな穴に入れていく。
「ちょっと、え? やめ」
木葉は振り向こうとするが、
「またビリビリってされたいの?
 そのまま黙ってケツ突き出しとけ」
という佐倉の冷たい声で怯えるように静止した。
「ほら。全部入ったよ。どう?」
佐倉の中指は、根元まで木葉のアナルに挿入されていた。
木葉はもじもじと腰を微かに左右に振る。
「や、だ……きもちわるい」

佐倉は笑うと、指をゆっくり出し入れしたり、
中をかき混ぜるように円を描く。
「じゃあ次は、と」
指を出すと、持参していたのかビー玉を取り出すと、
それを、木葉のアナルに押し当てる。
まるで自販機に硬貨を入れるかのように、
その玉は、気軽に彼女のアナルへと転がり込んでいった。
「んっ」
彼女のそんな声も無視して、佐倉は二個目、三個目と、
次々にビー玉を彼女のアナルへ入れていく。
「委員長もさー。知ってんでしょ? 俺がどういうことされてたか。
 そんで裏で笑ってたんっしょ?」
そう言いながら、四個、五個とビー玉を入れる。
彼女のアナルは、ぬるりとそれらを飲み込んでいった
六個目のそれを受け入れた細い腰は、
嫌悪感に打ちひしがれるように小刻みに揺れている。

佐倉はそのまま彼女の手を引いて、街中を歩かせた。
木葉はずっと俯きがちで、常に下着を着けていない
スカートの中身を気にするかのような歩き方だった。
「こんなところでビー玉落とすなよ」
そうからかう佐倉の言葉に、彼女の表情に屈辱の色が強まる。
唇を噛んで、ただひたすら前を睨んで歩いていた。
途中から、木葉はやたらと足元を気にするように歩く。
もじもじと、何か下半身がむず痒いかのような挙動。
佐倉はそれを確認すると「ローション効いてきた?」と尋ねる。
木葉はシカトしたが、佐倉は元の駐車場へと連れて行き、
そしてまた自らスカートを捲くるように支持する。
彼女はより一層、悔しそうな表情を浮かべながらも支持通り、
握り拳を固めながらも、スカートの裾を持ち上げた。
彼女の陰部からは、明らかにローションではない液体が、
だらだらとその白い太ももを伝って膝まで垂れていた。

その股間に手を伸ばす。
佐倉の指が触れると、木葉は腰を引いて、
「あっ」と甘い声を出した。
「そのままスカート持ってろよ」と言い愛撫を続ける。
くちゅくちゅと卑猥な音が、日中の駐車場に響き渡る。
「委員長、マジでクリでかいよねー。つまみやすいわ」
そう言うと同時に「っくぅ」という辛そうな声と同時に、
木葉は上半身を前屈みに倒す。
「やっぱこんだけでかいと感じやすいの?」
「やっ、んっ、あっ」
「前の彼氏に言われなかった? 『木葉ちゃんデカクリだねー』って。
 ほら、もう前から見ても陰毛突き破ってはっきりわかんじゃん。
 めっちゃ勃起してる。すげーな」
「やだっ、あっ、あっ」

「やばい、俺勃起してきたかも。委員長、確かめてみて」
木葉はスカートから手を離すと、恐る恐る佐倉の股間を撫でる。
「どう?」
「……硬い、けど」
「ズボンから出してみて」
木葉は言われた通り、ファスナーから佐倉の勃起した陰茎を取り出す。
はっきり言って、短小のそれが飛び出た。
人差し指大といったところだろうか。
しかし佐倉は感動したように
「すげ。超久しぶり」と声を漏らした。
「そのまま扱いて」
彼女の小さな手が、佐倉の陰茎をさするように動く。
二人は立ったまま、お互いの陰部を手で愛撫しあっている。
特に木葉の股間から聞こえるくちゅくちゅといった水音は、
次第に大きくなり、そして太ももに垂れる愛液も量を増していった。

そんな折、佐倉が唇を寄せる。
木葉は一度小さく首を引いたが、抵抗あえなく二人の唇は重なる。
二度三度、ついばむようなキスをすると、
「舌出せ」という佐倉の言葉に一瞬躊躇しながらも、
彼女は目を瞑り、口を開けてピンク色の舌を出す。
その恥辱にまみれた表情は、どこか発情した雌にも見えた。
二人は舌を絡めながらキスをして、お互いを愛撫した。
くちゅくちゅという音が、木葉の上と下の口から同時に聞こえる。
「そこに腰下ろせ。うんこ座りだよ」
木葉は黙って従う。
「鬼塚さんに教えられたとおりやってみろ」
怒りを込めた目つきで佐倉を一度睨むように見上げると、
目の前に差し出された亀頭に一度キスをして、
尿道口をぺろぺろと何度か舐めると、
その小さな佐倉を陰茎を咥える。

ゆっくりと音を鳴らして首を前後させる。
時折片手で佐倉の睾丸を撫でるように揉むと、
口から離し、ちゅ、ちゅ、と亀頭にキスをして、
裏筋を下から舐め上げるようにすると、
また咥え、首を前後に振った。
佐倉はすぐに木葉の口の中で果てた。
「まだ飲むなよ。ほら、口開けろ」
言われた通り、佐倉を見上げたまま口を開けると、
彼女の口内は佐倉の白濁液で満たされていた。
それを映すと、「よし飲め」という言葉と共に、
木葉の喉がごくりと音を鳴らす。
「うぅ」とその苦味に顔をしかめていると、
「それでどうするんだっけ?」と佐倉の声に、
まだ尿道から垂れ下がる精液を舌で受け取ると、
亀頭の先だけをキスするように咥え、
そして音を鳴らして吸い、そしてその周辺を綺麗にするように舐めた。

佐倉はしばらく陰茎を舐めさせると、
彼女の背後に回るとスカートを捲くり、
「ほら、さっさと産めよ」と笑った
「早くしないと誰か来るぞ」
その言葉に彼女の背中がびくりと震える。
その瞬間、ぽとりと彼女のアナルからビー玉が一つ零れ落ちる。
それはころころと地面を転がる。
一つ、また一つと、彼女のアナルからぽとぽとビー玉が落ちる。
全てを吐き出すと、彼女のアナルはひくひくと蠢いていた。
彼女のすすり泣く声が聞こえる。
その様子を見て佐倉は興奮したのか、
荒い息遣いが聞こえる。
佐倉はおもむろにズボンとパンツを脱ぐ。
彼の陰茎は、数年間のインポテンツの時間を取り戻すかのように、
再びその硬さを復活させていた。

佐倉はまだ鼻をすすっている彼女を無理やり立たせると、
また立ちバックの格好をさせた。
「さ、先に俺で慣れさしといた方がいいよな」
とまるで誰かに言い訳するかのように独り言を呟くと、
その人差し指大の陰茎を、彼女のアナルに押し当てる。
「力抜いとけよ」
「ちょ、ちょっと……や、だ」
その声を無視して、佐倉は強引に彼女のアナルを突き刺す。
にゅる、と音を鳴らして、佐倉の小さな肉塊は、
木葉のアナルの中へと飲み込まれていった。
「う、わ。まじやばい。おい力抜け。マジでちんこちぎれそう」
そう言いながらも、ゆっくりと腰を動かす。
にゅ、にゅ、と音を立てて、木葉の小さなアナルは、
抜き差しする佐倉の陰茎を、追いかけるかのように形を帰る。

「うっ、うっ、うっ」
なんとも言えない声で呻く木葉。
佐倉は一度腰を止めて、そのまま手を前に回し、木葉のクリトリスを弄る。
「おらイケ! イケ! ケツ犯されながらイケ!」
「あっあっだめっ、それ、だめ」
びく、と腰が震える。
「いった」
佐倉の苦痛を伴う声が聞こえ、一旦陰茎を抜く。
「どんだけ締め付けんだよ」
そう文句をつける佐倉の声など届いていないかのように、
木葉の身体は「はっ、あっ、あぁ」という声と共に、
びくびくと痙攣を繰り返す。
先ほどまで佐倉に犯されていたアナルは、
まるで呼吸をしているかのように、
ひくひくと小さく開閉していた。

「どうだよケツ穴処女でイカされた気分は」
そう笑いながら、再び挿入する。
感情をぶつけるような激しいピストン。
「うっ、あっ、あっ、あっ」
「あーだめだ。そろそろイキそうだわ。
 どっちがいい? まんこか、ケツ穴か」
「ううっ、うっ、つっ」
「どっちが良いって聞いてんだよ。妊娠してーのか?」
「んっ、やっ、うぅ……お、お尻のが、いい」
「ちげーよ」
木葉の何か耳打ちする佐倉。
彼女は小さく首を振り、「そんなの、やだぁ」
「あー、じゃあ妊娠させるわ」と陰茎を抜く。
「や、だ」
「じゃあ言え」
数秒の躊躇。
木葉はアナルをひくつかせながら、
「木葉の、ケツ穴に、佐倉君の精液下さい」
と涙交じりの声で嘆願した。

佐倉は再びアナルに挿入すると、
優越感からの極度の興奮からかその瞬間果てた。
腸の奥で射精される感覚に、
「やだ……やだ……」と呟く木葉。
佐倉はしばらく木葉のアナルの中で余韻を楽しむと、
スカートを捲くりあげて、立ちバックの体勢のままの木葉の腰を映す。
うっすら腫れ上がり、ぴくぴく動くアナルから、
どろりと白い精液が垂れ落ちる。
その感覚による嫌悪感に耐え切れなかったのか、
木葉はその場にしゃがみ込む。
その小さな臀部からは暫くの間、どろどろと精液が地面に糸を引くように垂れ流れていった。



場面は飛んで、とある町外れにある廃墟の一室。
普段佐倉達の溜まり場になっているところだが、
今日は人気が無い。
いかにも打ち捨てられた部屋といった様子のコンクリートの部屋。
そこは元々病室だったのか仮眠室だったのか。
ともかくベッドが一つ置いてあり、
それは度々鬼塚達の『遊び』に使われている場所だった。
しかし今はその主は居ない。
取り巻きの下っぱと、その元同級生が二人。

木葉は壁に手をついて、先ほど佐倉に犯されたように、
腰を突き出して立っていた。
今は制服のスカートが重力に従って垂れているからわからないが、
その下はノーパンである。
木葉は観念したように無表情だ。
少しでも早く、終わらせてほしい。
そんな諦観の念が伺える。
その突き出された腰を見入る佐倉と、彼の大事なお客様。
前日の目隠しや耳を塞いだのは彼のリクエストだった。
しかし一度彼女と身体を交わらせた彼は、
もっと彼女と深く繋がりたいと感じた。
加藤は佐倉に金を払うと、そのスカートを捲くりあげた。

木葉はやはり昨日の相手が加藤だったと感づいていたようで、
廃墟にやってきたその同級生の顔を見ても、
特になんの反応も示さなかった。
恥辱も、恐怖も、憤怒も、もう何も彼らに示したくはない。
ただ無感情にやり過ごそう。
それこそが、自分に出来る唯一の抵抗だと思った。
加藤はそれを、自分を受け入れてくれたと勘違いした。
捲くりあげたスカートの中身を、
加藤は愛しそうに撫でる。
特に今日の目当てである、彼女の性器ではない穴。
『木葉の処女をやるよ』という佐倉の言葉に乗らないわけにはいかなかった。
実際にはもう彼女のアナル処女は佐倉が奪ってしまったが、
佐倉はそれを黙っていた。
木葉はそんな事情を知らないが、
知っていたとしてもわざわざそんな申告をするわけがない。

加藤は腰を下ろすと、一目散に彼女のアナルに顔を近づけて舐めた。
それを見て佐倉は、
(こいつが来るまで洗っといて良かった)と安堵しながらも、
(まだ奥から精子出てこねーだろーな)と同時に不安も覚えた。
加藤の舌が自らの肛門を撫でる度に木葉は声を出しそうになる。
それは嫌悪感による悲鳴のはずだったのに、
いつの間にか自分の声が荒くなっているのに気づく。
加藤の指が、彼女のアナルのなかをまさぐる。
自分の指が根元まで、好きな女の子の肛門に入るの見て、
加藤は言いがたい背徳感に襲われ、恍惚の表情を浮かべた。
木葉はただ歯を食いしばって、その屈辱に耐える。
加藤はおもむろに立ち上がると、かちゃかちゃと音を立ててズボンとパンツを一気に脱いだ。
その陰茎は、すでにびきびきと音を立てるように勃起していた。
それを一瞬横目で見てしまった木葉は、その行動を後悔した。
(あんなの、入るわけない)
もう何も感じまいという決意が脆くも崩れる。
膣ですら息苦しいほどの圧迫感があったのに、
と昨日の加藤とのセックスを思い返す。
いや、あれはセックスなんかじゃない、と彼女は思い直した。

佐倉に渡されたローションを自ら塗ると、
それをアナルに押し当てる。
彼女は無意識にお尻に力を込めてしまう。
加藤は中々挿入できずに焦る様子。
「おい力抜けよ。このままだったらバチっといっちゃうぜ」
佐倉がスタンガンを鳴らしながらそう言った。
彼女は仕方なく、加藤を受け入れるよう努力する。
ぐぐ、と自分を大きく押し広げて入ってくる感覚。
佐倉のそれとは明確に違う圧倒的な存在感。
加藤が立ちバックで彼女のアナルを犯す。
木葉はそのあまりの圧迫感に声が出せない。
ばん、ばん、ばん、と腰を叩きつける音が廃墟に響く。
彼女はただ、歯を食いしばるだけ。
自分を目一杯押し広げるその雄の肉塊の感覚に、
彼女は自分を支配されてしまったと敗北感を覚える。

いつの間にか、彼女の口からは声が出ていた。
身体の奥から突き上げられ、生理的反応で押しだされる声。
しかしその声には、微かに甘い吐息が混じりだす。
「ひっ、ひっ、ひっ、あっ、ひっ、あっ」
太ももに垂れ続ける愛液にも腹が立つ。
全部、きっとあのローションの所為なんだ、
と彼女は自分を慰めるように言い訳を心の中で呟いた。
「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ」
木葉の口からは、犬のような荒い息遣いが漏れ始め、
足腰ががくがくと震えだしている。
「こ、木葉さん。ベッド、行こう」
加藤がそう言いながら木葉を離す。
じゅぽ、と音を立てて、彼女のアナルから陰茎が取り出される。
その拡張されたアナルの入り口は、
くぱぁと音を立てるからのように広がり、
ピンク色の腸壁がはっきりとわかるほどだった。

加藤は木葉の手を引くと、ベッドの上に優しく押し倒すと、
仰向けに寝かせた木葉のクリトリスを口に含む。
それは破裂しそうなほど勃起していた。
不器用ながらも舌で転がすと、
木葉は身をよじり、「ああぁんっ!」と悶えた。
加藤はそのまま続ける。
「ああぁ、はぁっ、んっ、ああ、だめ、それ、だめ、なの、あああ」
木葉は腰を浮かせ、首を反らしながら、
加藤の頭に両手を置く。
加藤はそれを両手で握り、そしてそれぞれ左右に置いた。
「だめっ、だめっ、だめっ……やだっいっちゃうっ!」
飛び跳ねるように腰を浮かす。
加藤は満足したように顔を上げると、
木葉の上に覆いかぶさっていく。
両手は握ったまま、絶頂の余韻に浸る木葉に顔を近づける。
唇が合わさり、そして加藤が舌を入れようとすると、
彼女の口はそれを受け入れるように小さく開いた。
くちゅくちゅと音を鳴らして舌を絡める。

片手を離して、それを自分の陰茎に誘導すると、
木葉はその亀頭を、愛撫するかのようにそっと撫でる。
唾液を交換するようなキスを続けると、
木葉の片手は、その巨大な陰茎を包み込み、
そしてゆっくりと扱きだした。
舌を絡ませながら、「好きだ……」と言葉を挟む加藤に、
木葉の瞳は嫌悪感を隠せなかったが、
彼の舌を受け入れることと、その逞しい陰茎を撫でることは止められなかった。
「後ろ向いて」という加藤の言葉にも素直に応じる。
四つんばいになり、腰を向ける。
加藤は再度、その巨大な亀頭を木葉のアナルに押し付ける。
今度は難なく入った。
木葉の細い腰をがっちりと掴み、
パンッパンッパンッと音を鳴らして犯す。

「あっ、あっ、あっ、ああっ、もう、はぁっ、あん」
木葉は額をベッドに押し付け、
勝手にもれ出る甘い声を消そうとする。
佐倉が強引に彼女の顔を上げる。
そして唇を近づけると、彼女は目を瞑り、そして受け入れた。
クンニで絶頂させられたうえ、後ろから力強い陰茎で貫かれた彼女は、
肉欲に没頭する、というよりは、もう雄に支配された雌になっていた。
加藤の熱く硬い肉塊を直腸で感じながらも、
佐倉と下品なほどに、舌を絡ませる。
佐倉が口を離すと、それを追うように、
自分の方から舌を突き出していた。
佐倉はすぐにズボンとパンツを下ろす。
彼女は何も言われずに、それを自ら咥えにいった。

「木葉さん! 好きだ! 好きだ!」
後ろから自分を貫く男の声が聞こえる。
嫌悪感しかわかない。
しかし自分を支配するその雄の身体に、
心ではなく身体が悦んでしまっている。
その気持ちに応えるように、彼女のアナルは彼の陰茎を締め付け、
そして佐倉に対しても、まるで媚を売るかのように必死に口で奉仕を続ける。
丁寧に尿道、裏筋、睾丸にくちづけし、そして舐めた。
佐倉は絶頂を予感したのか、一度離れた。
口から離れる男性を、寂しいと思ってしまう自分に愕然とする。

加藤が自分の中で大きく張り詰めたのがわかった。
その直後、奥底で熱いものを感じる。
ピストンが止まる。
加藤は木葉の背中に覆いかぶさり、
乳房を優しく揉みしだきながら、
「俺が、木葉さんの、最初の男だ」と呟いていた。
怒りがこみ上げるほどの嫌悪感を抱きながらも、
彼女はいまだ自分の中で続いている、加藤の射精で軽くイキそうになる。
それと同時に佐倉が自分で扱き、
そして木葉の顔に出した。
一通り受け止めると、彼女は自ら、
佐倉の陰茎に顔を近づけ、慰めるよう亀頭にキスをした。
咥えた佐倉の陰茎から、尿道に残ってる精液を吸いながら、
まだ自分の中でびくびくと震える加藤の肉塊と、
まさぐるその手で、木葉はもう一度果てた。




『月曜日』

3連休最後の日。
夕暮れが街を染めている。
鬼塚ともう一人の先輩、山田に頼まれた買い物を済まし、
アパートへと戻る途中、加藤とすれ違う。
「よぉ。もう満足したのかよ」
「う、うん。まぁ」
何が「まぁ」だ。
昨日なんて陽が落ちるまでずっとケツに突っ込んでよがらせてた上、
アナル舐めまでさせてた癖に。
「またお金用意できたら、いつでもご利用してよ」
加藤は顔を曇らす。
「あ、あの、一応、今日までじゃ、なかったの?」
「はぁ? こんな良い玩具手放すわけねーだろ
 でも先輩達が飽きてきたから、そのうち捨てるだろうけど。
 あ、でも山田さんは今日は初めてだから、まだ飽きないだろうけど」

「山田さんって、あの金髪の?」
「そう、サーファーっぽい人」
「……あんまり、酷いことは、やめてあげなよ」
なに言ってたんだこいつ?
風俗行って説教するタイプだな。
相手するのも馬鹿馬鹿しい。
自分じゃどうしたって想いを伝えられない相手だからって、
俺からの提案に二言返事で飛びついてきたくせに、
一体どの口が言うのか。
自分は悪人じゃないとでも思いたいのだろうか。
そう思いながらも、こんな糞野郎の童貞デカチンで、
がばがばに広げられた委員長のアナルを思い出すと、
加藤へのむかつきなど忘れてしまう。
良い様だ。

部屋に戻ると、
「あんっ、あんっ、あんっ、あっ、だめっ、また」
全裸で鬼塚さんの上に跨り、腰を振らされている委員長が目に入る。
「そうそう。もっと前後に振ってみな」
両手の指を絡めて繋いでいる。
「やだ、恥ずかしい……あ、これ、あっあっあっ!」
「これ? これ良い?」
「あっ!あっ!だめっ!あっ、それっ、すごっ!」
木葉は鬼塚の上半身に倒れこむ。
鬼塚がその顎に手を添えると、
示し合わせたように、唇を重ねる。
鬼塚が舌を出すと、木葉も自ら舌を出していく。
彼女の形の良い乳房が、鬼塚の胸で潰れて形を変えている。
「唾頂戴」
鬼塚がそう言うと、木葉は口をもごもごさせ、唾液をつう、と垂らした。
逆に鬼塚から舌に唾液を乗せて口の外に出すと、
木葉はそれを甘噛みするように口に含み、そして喉を鳴らしていた。
両手を繋ぎ、くちゅくちゅと音を鳴らして唾液を交換するその姿は恋人にすら見える。

佐倉は興味なさそうに部屋の片隅に買い物袋を下ろすと、
「お疲れさん」と声が掛かる。
振り返ると長い金髪と浅黒い肌の男が全裸でペットボトルを飲んでいた。
そのまま視線を、鬼塚さんに抱きつくように跨っている、
佐倉は木葉の下半身を一瞥すると、
「山田さんもお疲れさんです。作業終わったみたいですね」
と返事をした。
「ああさっき皆で休憩してたからな。
 流石にやりながらは無理だったわ」
そう得意げに口にする山田は勃起していた。
「なんかまだ元気みたいっすけど」
「ああ復活しちゃったよ。木葉ちゃーん。
 もっかい使わせてね。このオナホール」

鬼塚に上半身を預けたまま騎乗位で繋がっている木葉の腰に、
山田は後ろからアナルに挿入した。
「うっ、くっ、ああああぁ」
膣とアナルに同時に挿入され、熱い吐息が漏れる。
蕩けきった表情の木葉とは対照的に、
山田は呆れるように
「流石にこっちはもう緩いね。あの馬鹿でかい奴のせいだな」
「まんこはまだきついぞ」
下から鬼塚がそう笑う。
「まじで? 代わってよ」
「後でやりゃいいだろ」
「まぁいいけど。木葉ちゃーん。お尻締めれる?
 お、そうそう。もっときゅ、ってしてみて。
 お、いいねいいね」
「俺の方も締まるんだけど」
ゲラゲラと二人は笑うと、どちらからともなくピストンを開始する。

「あっ!あっ!あっ!これだめっ!す、っごい!ああっ!ああっ!ああっ!」
佐倉は笑いながら
「どっちのがでかい? ねぇねぇ?」と尋ねた。
鬼塚と山田は答えを聞くためにピストンを中断する。
はぁはぁと荒い呼吸を整えると、
「お尻、に、入ってる方」と切れ切れに答えた。
「え〜ショックだなぁ。じゃあキスが上手いほうは?」
と鬼塚が聞くと、木葉はちゅ、っと鬼塚についばむようにキスをした。
二人がピストンを再開すると、
「ああっ!あんっ!あんっ!ああぁすごいっ!こんな、あん!あんっ!」
と切ない声を上げる木葉を見て、
佐倉は「ざまぁみろ」と心の中で呟いた。
「ああいきそ」
「俺も」
「ああ、いい!いい!イク!いっちゃう!イク!ああああっイクイクイク!」

木葉が二人の男に貫かれながら大きく身体を弾かせる。
「ああああああっ!」
男二人に挟まれながら、彼女は大きく「はぁ、はぁ」と肩を上下させ余韻に浸る。
彼女を貫いたまま、鬼塚が「どっちのが精子出てる?」と尋ねると、
「はぁ、ん、あ……わかん、ない」と答え、そして自ら鬼塚にキスをした。
まずは山田が離れ、そして鬼塚が離れる。
ぐったりと横になる木葉を、山田が有無を言わさず抱えあげる。
幼児に小便をさせる時のように、後ろから膝裏を抱きかかえ、
中空でM字開脚をさせた。
木葉はこの期に及んで、恥ずかしそうに顔を歪めて顔を逸らす。
鬼塚は佐倉に笑いかけた。
「そういやお前が居ないとき、加藤君にこの子のおしっこしてる所見させてやったぜ。
 もちろん追加料金もらったけど。めっちゃはぁはぁしながら見ててキモかった」
「そんな事よりさ、俺の作品どうよ」
木葉の細い膝裏を持ち上げながら、山田は二人に見せびらかすように、
彼女の腰辺りを強調するように前に持ち出した。

恥辱に染まり、唇をかみ締める表情。
程よい大きさと形の乳房は、いまだ収まらない絶頂の余韻に上下するよう動く。
くびれたお腹に細い腰。
抱えられた白く長い手足。
薄い陰毛の奥から顔を出す、勃起しきった大きいクリトリス。
膣とアナルからは、同時に精液が垂れてきた。
その上下に並ぶ二つの穴を中心に、
左右対称に、天使の羽が模されたタトゥーが入っていた。
「最高っす」
佐倉はそう口にすると、抱きかかえられた木葉に近づき、
そして唇を重ねた。
木葉はゆっくりと目を瞑り、それを受け入れた。
何かを思い出しかのように、涙がその瞳から零れる。

陽が沈む。
木葉は、淡々と、無表情で服を着る。
「またいつでも遊びにきなよ」
山田がそう言いながら後ろから抱きつき、
顔を横に向けさせキスをする。
木葉は抵抗しない。
言いなりのように、唇を甘く擦り合わせ、しばらく舌を絡ませる。
そして鬱陶しそうに離れると、
「今日までって約束です。もう来ません」
とだけ冷たく言い残し、部屋を出て行った。
閉じた扉を見ながら
「まぁ嫌でもまた来てもらうけどな」と三人は笑った。
「でも足ふらふらだったな。大丈夫かねあれ。送ってってやれば?」
と山田が冗談交じりに佐倉に提案する。
佐倉は「嫌ですよ面倒くさい」と苦笑いを浮かべると、
先ほどまでこの部屋で犯され続けていた木葉の姿を思い浮かべ、
「ざまぁみろ」と一人小さく呟いた。


おわり

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Comments

おお新作待ってたw
 ...2013/02/11 01:11 AM


ただ寝取られはヒロインがノータリンじゃないと成り立たない法則が顕著に出過ぎてるような気が…………
...2013/02/11 01:13 AM
心洗われる様な良い話だった
 ...2013/02/11 01:18 AM
ぽっちゃりクンがこの後がんばったんだろうなぁ・・・

ま、でも

1:不良共+元いじめられっ子ついでに加藤を半殺しでハッピーEND
2:あっさり返り討ちでBAD
3:不良半殺しにするも、ぽっちゃり逮捕、待ってる的発言するも加藤その他に落とされBAD
4:不良共は倒すも、実は出回っていたDVDで脅されBAD
5:母親が知る所となり・・・色々あってBAD

とかゲームならありそう
...2013/02/11 01:48 AM
新作来たああああああずっと待ってました!
...2013/02/11 02:11 AM
やっぱこの人の作品はええわ・・・エロ描写も悪くなかった
でもやっぱりわがままを言うと、この先が知りたいな
主人公の奮闘の様子と、過去作のような分岐エンドとかも組み合わせて読んでみたい
...2013/02/11 02:29 AM
ノーマークだったけど前作っていつのヤツ?
...2013/02/11 02:38 AM
待ってました
魔法ものは長編になりそうなのでじわじわ落とされていくのを楽しみにしてます
...2013/02/11 03:24 AM
文体がエロ向きで良し
描写も丁寧 敗北感にさいなまれる
...2013/02/11 03:30 AM
復帰うれしいいいいいいいいいいいいいいいい

マイペースでいいんでがんばってえええええええええ

巨乳最高^^
...2013/02/11 04:33 AM
復帰乙です。

読んでる途中なのですが文章途中での改行と、括弧内での改行・一字下げがちょっと気になりました。
行跨ぎを縛るよりも、自由に書いて適宜改行する方が読みやすいし見栄えも良いと思います。

感想はまた。
...2013/02/11 05:04 AM
前編はつまらなかったのですっ飛ばした
後編はよかったね
...2013/02/11 05:50 AM
おお、また書いてくれたのか!すごい嬉しい
今でも過去作には時々お世話になってるw
...2013/02/11 06:01 AM
>ノーマークだったけど前作っていつのヤツ?
右の投稿作品ってカテゴリにある小説すべて
この人の作品で今まで何十回お世話になったことか。

正直、今回は輪姦とレイプで一時快楽に流されてるだけって感じだったのが残念。
今までの作品だとヒロインが間男に完全に惚れちゃってたからそういう展開のほう個人的には好きだ
...2013/02/11 10:33 AM
復帰キタ――(゚∀゚)――!!
ちょくちょくサイト確認して待ってたよ
...2013/02/11 11:14 AM
>右の投稿作品ってカテゴリにある小説すべて

ヲヲ、楽しみが増えた。これから読みふける。
...2013/02/11 02:45 PM
米欄を見るに、このブログに来る人は以前に比べて増えてるんだなぁ、と。
良い事です。うひひ。
...2013/02/11 05:02 PM
鬼塚で笑うわ!
...2013/02/11 07:37 PM
もう少し前編にボリュームを…!
...2013/02/12 02:46 AM
もう見れないのかなと思ってた
お疲れ様&次作にも期待
...2013/02/12 03:43 AM
日曜日から月曜日にかけてもっとねっとり詳しくやって欲しかった
...2013/02/12 04:06 AM
良かった!待ったかいがあった!
俺的には「葉桜舞い散る…」に次ぐ出来だったと思う
ただ惜しむらくは、委員長には処女であって欲しかった
そして誰かが書いていたように、後日談が知りたいな
数カ月後、主人公とのデートのあと、委員長が向かったのは自宅ではなく、例の安アパート。部屋にはいると待ち受けていた鬼塚が委員長を抱きしめ、ディープキスに…
などと妄想がわいてくる
boby...2013/02/12 11:50 AM
葉桜〜はほんと最高だった
ぶっちゃけもっとがっつり長編書いていいのよ
...2013/02/12 02:56 PM
葉桜は後半のヒロイン視点が見たいよ
...2013/02/12 09:37 PM
>委員長には処女で
いや、俺は今回みたいなのも好きだなぁ
うっかり処女とかだと委員長の精神的ショック大きすぎる気がするし、何か終わった後も悶々残る物があって……
……NTRに目覚めた処女厨は得だなまったくw
...2013/02/12 10:26 PM
ヒロインから陰茎が出て来る誤字アッー!

それ以外はとても良かった。次も期待しちゃう
...2013/02/13 12:29 AM
復帰きたああああああああああああああ

できれば長編で色物なしがいいが
この際なんでもいい!
次回も期待
...2013/02/13 01:50 AM
この話シリーズ化したら?
...2013/02/13 12:58 PM
長さ的にもちょうどいい
過程が見たい人は前編から見ればいいし
長いと思う人は後編から見ればいい
珍しく気の強いヒロインじゃなかったのも新鮮

一年ぶりでも腕は衰えていないようだな!次も期待しております
...2013/02/13 01:50 PM
この人はNTRわかってるな。
後日談もきになる。
...2013/02/14 07:33 AM
タトゥーは施術箇所が綺麗になるまで1週間はかかるもので
出血もあるから軟膏塗ったりで性行為は無理だし綺麗にも見えないから
さすがにやりすぎ感あったかも

でもタトゥーは主人公もまだ知らない秘密ってことで
発覚からそれ以後続く時間に暗い予感がしてクるものがある

3連休縛りじゃなければ堕ち方もタトゥーももっと説得力でたからそこが残念

デートすっぽかしを機に疎遠になって数ヶ月後発覚でも良かったんだろうけど
すっぽかしから病室のシーンを入れたくて3連休が舞台に固定されちゃったんだろうね
冬休み初日にスタートして陵辱後即山田さんとこいってタトゥー入れ
料金はこの子自身ですとか言って山田さん仲間入り
1週間後に呼び出して残り1週間堕として
ラストは仕上げにピアッシングって流れもあったかなとも思う

乳首の痛みのせいで落ち着かない木葉の様子が気になり…とか

うーん人様の作品を研究すると色々アイデアでて助かるなあ
...2013/02/18 09:57 AM
様々な感想ありがとうございました。
唐突ですが、ブログを作りました。
魔法少女ものは今までのとはあまりにも毛色が違うし、なによりエロよりもストーリーがメインだと個人的に思ってるうえに、長すぎるのでこっちで適時投下していきます。
向こうのブログにも書きましたが、短編は引き続きこちらでも投稿していく所存です。
http://blog.livedoor.jp/ben1983/

文体に関しての感想ですが、その辺は自分も気にしています。
とりあえずは今のままで行こうと思ってますが、今後考えていきます。
タトゥーは単純に知りませんでした(笑)
作者です...2013/02/20 10:41 PM
早速魔法少女読んでみた。結構長くなりそうな話っぽい
てか明後日発売のルネの魔法少女に少し導入似てて笑ったw
でも一番テンション上がったのが葉桜の師範が出てきたことと幼馴染の話があったことかなw
これから魔法少女もどうなるのか楽しみ
...2013/02/20 11:16 PM
魔法少女読ませていただきました

七雄君の活躍に期待ですねw

番外編は敗北系なのかなw楽しみですww
...2013/02/20 11:26 PM
この堕ち切らないかつ切ない感じ良いっすわ
今までで一番好き
...2013/02/28 01:18 AM
超やばかった・・・すごく良いです('∇^d) ナイス☆!!
おまる。...2013/03/12 11:04 AM
よかた。抜けた。あとは後半の最初がもうちょーっとネチネチ書いてあるとうれしい。しかし腹八分目がいいともいうし、うん、マジ満足。
...2013/03/13 02:33 AM
昨日、初めて読みました。いいですね〜。すばらしい。久々にたちました。
...2013/03/18 10:50 AM
いやぁ、確かにいいですね。久しぶりにいいもの見ました。
やはり、妻ものではなく、彼女ものが大作になりますね。
タトゥーもよかった。うん。もう少し、そこの描写がほしかったですね。最後まで完落ちしないようにしたらもっと興奮できたかも。
...2013/04/23 08:58 PM

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